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目次
1話目とだけ言っておこう
え?題名を考えるのがだるいわけじゃないよ?
完結できるかな?
まぁ頑張る!
作者のやる気次第だね
意識が微睡みの中から段々と覚醒していく。
ぼんやりと目が冷めたことを自覚した。
ベッドの布団の中で目を閉じたまま仰向けになり枕に顔を埋める。
しばらくゴロゴロしていたがそっと目を開き、布団をゆっくりと自分の体から引き離す。
ベッドの縁に腰掛けると、まだ覚醒しきっていない状態で大きくあくびをする。
のっそりと立ち上がると、そのまま小さな棚の少し斜め上にあるフックからカーテンタッセルを取り、カーテンを開きその状態で両側を結ぶ。
そして自分の勉強机の脇にかけられた、学校用のリュックを近くの椅子の上にのせ昨晩使った勉強道具をバッグに詰め込む。
そのまま勉強机の反対側の壁に埋め込まれる形でついたクローゼットの戸を開き、制服を取り出す。
パジャマを脱ぎ捨て、シワのない綺麗なシャツを頭から被り、上の開いてあったボタンをきっちりしめる。
ネクタイを締めたらズボンも履き、ベルトで締める。
リュックを肩にかけ、部屋を出るとちょうど一つ歳が離れた妹に鉢合わせした。
見かけるなり、親の敵のような目で睨んできた。
(うわぁ。最悪じゃん。)
妹とは何年も前から織り合わせが悪く、お互い睨み合う。
幼い頃はよく遊んでいたが、段々と中が悪くなっていった。
とわいえよく喧嘩をするわけではない。
なぜならお互い口も聞かずに、無視を決め込むからだ。
だから目を合わせることさえ久々で、もう一ヶ月ぶりではないだろうか。
そんな事を考えていると、妹が口を開いた。
「馬鹿じゃないの。今日土曜。」
言われて気づいて、少しバツが悪くなる。
少しうつむき、そのまま何も言わずに一度部屋に戻る。
本当になぜこんなにも仲が悪くなったんだろう。
いや、きっときっかけなどなかったのだろう。
ただただ性格が合わなかった。
これと言って断見することわできないが何か、根本的に違う人間なのだろう。
もう一度パジャマに着替え、来てしまった制服はハンガーにかけてクローゼットにしまった。
着替える時に少し、足の太ももの外側の位置にある自分の人差し指大の傷を見た。
(そうか、もうあれから何年も経っているのか)
数年前、母親と子供たち二人で車に乗り母方の叔母の元へ行った時、自動車事故が起きてしまったのだ。
叔母の家は山の中腹あたりに位置し、事故が起きたのはそこまでの道のりの途中にある急カーブがある崖のところだった。
対向車側から来た、居眠り運転の車が、カーブを曲がっている途中でぶつかってきたのだ。
そこで全員が助かったのは奇跡だと言われていた。
(そういえば、あの時の妹が言っていたのは本当に何だったのだろうか?)
頭を振り、あの時のことを頭から振り払う。
そうして、そのまま部屋を出てリビングに向かった。
兄弟姉妹とは仲いい?
うちは最悪!
あいつまじ死ね!
2話目でも続けてかけるのはすごくない?
2日連続でかけるなんて凄ない?
リビングへ向かうと、すでに家族は席につき妹はチーズトーストを、母はそのままのトーストを食べていた。
父はすでに食べ終わっているようで、席についたままコーヒー片手に新聞を読んでいた。
今どきに新聞なんて時代遅れではないだろうか。
そんな事を考えながらキッチンへ行き、トースターからパンを一つ取ってスクランブルエッグとミニトマトがのった平皿に乗せる。
ついでに冷蔵庫から、4つの内2つがくっついているヨーグルトを半分に折り、一つ取り出した。
席に皿を持っていき、席につく。
ちなみに、トーストの上には何ものっていない。
トーストはそのままが一番うまい気がするからだ。
サクサクとした食感と内側のふわふわとした食感、それから小麦の風味が美味しいのだ。
母がよく買ってくるパン屋の食パンらしく、とても美味しい。
母はそこのパン屋の食パンしか食べないほどこのパンが気に入っている。
食パンを半分食べたところで、父は新聞を読むのをやめて玄関へ向かった。
それに母がついていき、リビングには妹と二人だけになった。
だからといって二人だけで気まずいということもないし、かと言って話すというわけでもない。
ただ二人になったそれだけだ。
妹の方をちらっと見ると、テレビをぼんやり眺めているだけだ。
こうしてみていると妹の顔は結構整っている。
不細工というよりは、どちらかと言えば端正な顔立ちをしている。
キリっとした眉に可愛らしい目付き、滑らかな鼻筋、全体的に整ったきれいな顔だ。
本当に、静かにしていれば可愛らしい。
本人には言えないが、そんな事を頭の片隅に考えていた。
すると、顔がこちらを向いた。
眉間に少しシワが寄っていてた。
不機嫌な顔もきれいだと考えていると、妹が口を開いた。
「なに。人の顔をジロジロ見て。気持ち悪い。」
どうやら顔を眺めていたことをバレたようだ。
「いや⋯⋯⋯。なんでもないよ。」
慌ててごまかすと、訝しみながらも食事を再開した。
(本当に、あの時が言っていたことは夢だったのだろうか?)
思い出すのは4年前。
事故が起こった数日後のことだった。
--- ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ---
後2、3話で終わりかな?
3話目で終わりだよ?
--- ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ---
三年前、事故後
「おそらく、君のその足の怪我は問題なく治るよ。後遺症も残らないだろう。」
「ただ、傷跡が残るだろう。」
そう言われて今は入院している。
病室は、清潔に保たれているが、生活感がなく無機質な部屋、ふかふかとは言い難いベッド、それにあまり美味しくない。
正直、入院は嫌だった。
環境のこともあるが、前に部活動中の怪我が原因で少し入院したことがあったが兎に角暇だったから、病院には少なからず苦手意識を持っていた。
まあ、足の怪我以外にも全身の打撲などで入院の必要はあったのだろうが。
他の母や妹は、軽症で入院の必要はなかったそうだ。
だから、病室にたまに家族で見舞いに来てくれる。
一応、足をけがしたために、歩くなと言われている。
家族で見舞いのついでにゲームとスマホを持ってきてもらったが、流石に何時間もやっていればやはり暇になってくる。
しばらく寝てるか、などと思いベッドの中に入った。
数分で眠気が襲ってきて、眠りに落ちた。
『すいません。いま寝てるみたいで。』
『いえ、構いません。そのままで。』
看護師と母の声だろうか?
『ちょっと、少しお兄ちゃんといてくれる?お医者さんとはなしてくるから。』
『うん。分かった』
妹のものだろう声も聞こえる。
妹が近くの椅子に座った音が聞こえ、しばらくすると形態をタップする音が聞こえた。
プルルルルル
電話の接続音らしき音が聞こえる。
『~~ ~~、~~ ~~』
携帯から少し漏れ出てきた音がかすかに聞こえるが、うまく聞き取れない。
『やあ。ごめんね。今大丈夫?』
『~~ ~~。~~ ~~。』
『今度そっちの家行っていいかな。勉強教えてって前言ってたでしょ。』
『~~ ~~!~~ ~~!?~~ ~~!~~ ~~?』
『こっちはいつでも良いよ?』
どうやら妹が友達らしき人に勉強を教えるようで、その日程を話し合っていた。
『~~ ~~、~~ ~~?』
『うん。今、病室にいる』
『~~ ~~。~~ ~~。~~ ~~?』
『まあね』
『~~ ~~。』
『本当になんでだろう?わかんないや』
『~~ ~~?』
『~~ ~~。』
『ははっ、本当にね。』
『でさ、今回の事故で思ったことがあるんだよ。』
『~~ ~~、~~ ~~?~~ ~~。』
『なわけないでしょ。冗談でも言わないでくれる?』
『私が抱いている思いが本当に嫌悪なのかってこと。』
『~~ ~~?』
『私は本当に兄を嫌ってでいるかって事。』
『?』
『私が兄に対して抱いていた思いは嫌悪じゃなかった。』
『―――~~ ~~?~~ ~~!?』
『違う違う。私は兄を~~ ~~」
それより先は聞こえなかった。
もうすでに眠りに落ちていたからだ。
でも、もしかしたら
妹とは、また―――
---
完
え?
次の話がある?
気のせいだよ
4話目で本当の終わりだよ
「今からお見舞い行くよ。準備して。」
リビングでソファでゴロゴロしていると母に言われた。
また行くのか、と少しめんどくさく思うが急いで着替えて準備した。
「父さんは、明日?」
車に乗り込みながら聞く。
「ええ、仕事で忙しいみたい。休日には、ちゃんと行くらしい。」
エンジンを掛けながら母が答えた。
車が進み出すと、スマホを見ることにし、バックからスマホを取り出す。
しばらくスマホを見ていると、母が運転している車は病院についたらしく車が止まった。
病院の中に入ると母は受け付けに生き、見舞いが可能化を聞きに行った。
スマホを見ながら待ってると、許可が取れたみたいですぐに呼ばれた。
兄の病室に行くと、兄は眠っていた。
「すいません。いま寝てるみたいで。」
案内してくれた看護師が謝罪していた。
「いえ、構いません。そのままで。」
母は看護師に答えた後、私に向き直って口を開いた。
「ちょっと、少しお兄ちゃん解いてくれる?お医者さんとはなしてくるから。」
否応なく答える。
「うん。分かった」
返事をしたら、母は看護師と一緒に何処かに行った。
暇だったので、近くの椅子に座り、スマホを見ることにした。
そういえばと友達に電話した。
プルルルルル
しばらくすると友達が電話に出てきた。
『あ、もしもし?』
「やあ。ごめんね。今大丈夫?」
『全然大丈夫だよ。家でゴロゴロしてたとこだから。』
「今度そっちの家行っていいかな。勉強教えてって前言ってたでしょ。」
『あ!ホント!?来てきて!日程はいつ頃が良いかな?』
「こっちはいつでも良いよ?」
しばらく日程についてはなしていると、ちゃんと決まり、2日後の午後になった。
『そういや、今日も見舞い?』
「うん。今、病室にいる。」
『ははっ。最悪だね。お兄ちゃん嫌いなんでしょ?』
「まあね」
『なんでそんな嫌いになったのよ。』
「本当になんでだろう?わかんないや」
本当になぜだろう。
『小さい頃は遊んでたんでしょ?』
小さかった頃は兄とよく遊んでいた記憶はある。
『なのに今じゃねぇ。』
だが今ではもう顔を見るだけで嫌いでたまらない、という気持ちが抑えられない。
「ははっ、本当にね。」
「でさ、今回の事故で思ったことがあるんだよ。」
『え、なになに?本当は愛してたとか。』
「なわけないでしょ。冗談でも言わないでくれる?」
気色悪すぎて想像しただけで悪寒がする。
「私が抱いている思いが本当に嫌悪なのかってこと。」
『どういう事?』
「私は本当に兄を嫌っているかって事。」
『?』
「私が兄に対して抱いていた思いは嫌悪じゃなかった。」
『―――え?つまりやっぱり!?』
一瞬間があき、友達はまさかというように言った。
「違う違う。私は兄を嫌悪よりも憎悪って言ったほうが近いかな?私はあいつを憎んでる。」
『⋯⋯⋯』
「事故があったときさ、カーブでそばに崖があるって言ったじゃん。」
「私その時、あいつを突き落とすことも出来たんだ。」
「私以外は意識不明だったのは知ってるよね?」
「あの時、あいつを崖下に突き落とそうとした。」
「でも無理だった。」
「もちろん怖いとかじゃないよ。」
「お母さんがあんな兄のことを好きで居たから私は突き落とさなかった。」
「あーあ。」
「母さんが兄を憎むまでいかなくとも嫌っててくれればよかったよ。」
『⋯⋯⋯』
「あっ!もうすぐお母さん来るからバイバイ。」
『⋯⋯バイバイ。』