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第五話 ようやく気づいたこと
今回はまぁ、超絶簡単な自己紹介っていう感じですかね〜
**第五話 ようやく気づいたこと**
パーティー結成から数日。
《明星の旅路》は少しずつ王都で名前を知られ始めていた。
もちろん。
良い意味だけではない。
⚔️「腹減った!」
🪄📚
🏹「聞いてる?」
🪓「聞いてないな」
相変わらずだった。
**ギルド**
昼。
依頼を終えた四人は食堂にいた。
⚔️「順調だな!」
🏹「怪我も少ないしね」
🪓「無茶はしてるがな」
⚔️「え」
🪓「お前のことだ」
当然だった。
その時。
隣の席から声が聞こえる。
🍺「あの連中か」
🍺「最近噂の」
🍺「ちぐはぐなパーティー」
ノアが反応する。
⚔️「ちぐはぐ?」
🍺「そうだ」
ベテラン冒険者は笑った。
🍺「勇者」
🍺「魔法使い」
🍺「戦士」
🍺「神官」
🍺「役職は完璧だ」
🍺「だが」
🍺「連携はまだまだだな」
図星だった。
ノアも。
レオも。
ユイトも。
何も言い返せない。
帰り道
⚔️「悔しいな」
🏹「まぁ本当のことだし」
🪓「事実だ」
🪄「そうだね」
まだ四人は出会って間もない。
戦える。
でも。
信頼し切れているわけではない。
息が合うわけでもない。
しばらく沈黙が続く。
すると。
⚔️「なぁ」
🏹「ん?」
⚔️「俺達さ」
少し珍しく。
真面目な顔だった。
⚔️「お互いのこと知らなくないか?」
全員止まる。
🪓「......確かに」
🏹「言われてみれば」
🪄「?」
⚔️「好きなものとか」
⚔️「嫌いなものとか」
⚔️「なんで冒険者やってるとか」
⚔️「全然知らない」
確かにそうだった。
パーティーなのに。
お互いのことをほとんど知らない。
**自己紹介その二**
四人はベンチへ座った。
⚔️「よし!」
⚔️「改めて自己紹介だ!」
🏹「今さら?」
🪓「今さらだな」
🪄「本」
⚔️「読むな!」
**ノア**
⚔️「まず俺!」
元気よく手を挙げる。
⚔️「好きなものは肉!」
🪓「知ってる」
🏹「知ってる」
🪄「知ってる」
⚔️「強くなりたい!」
🏹「うん」
⚔️「人助けしたい!」
🪓「分かる」
⚔️「だから勇者になった!」
単純だった。
でも。
嘘のない言葉だった。
**レオ**
🪓「次は俺か」
🪓「好きなものは酒」
⚔️「知ってる」
🪓「昼寝」
🏹「知ってる」
🪓「平和」
少しだけ。
みんなが静かになる。
🪓「争いは嫌いだ」
🪓「だから守る」
短かった。
でもレオらしい言葉だった。
**ユイト**
🏹「僕か」
🏹「好きなのは本かな」
🪄✨
反応した。
🏹「薬草も好き」
🏹「人を助けるのも好き」
少し迷う。
🏹「仲間が笑ってると安心する」
レオが少し笑った。
ノアもうなずく。
キナコも黙って聞いていた。
**キナコ**
そして。
全員の視線が集まる。
🪄「……」
⚔️「キナコ!」
🏹「順番だよ」
🪓「諦めろ」
キナコは少し考える。
空を見る。
🪄「本が好き」
全員
「知ってる」
🪄「星も好き」
🪄「魔法も好き」
そこまではいつも通り。
しかし。
少しだけ沈黙する。
🪄「母さんも好きだった」
全員が黙った。
キナコは滅多に自分の話をしない。
🪄「母さんが教えてくれたから」
🪄「本も」
🪄「魔法も」
🪄「好きになった」
笑う。
少しだけ寂しそうな笑顔だった。
🪄「だから大事」
ノアは何も言わなかった。
レオも。
ユイトも。
ただ聞いていた。
**帰り道**
夕日が差す。
四人で歩く。
⚔️「なんかさ」
🏹「ん?」
⚔️「ちょっと仲良くなった気がする」
🪓「気のせいじゃないな」
🏹「そうだね」
キナコも少し考える。
そして。
🪄「そうかも」
初めて会った時なら。
絶対に言わなかった言葉だった。
夕日が四人を照らす。
まだ完璧じゃない。
まだ最強でもない。
それでも。
少しずつ。
本当に少しずつ。
《明星の旅路》は仲間になっていく。
いや〜、長い・・・
長い長い。すごく長いですこと。疲れちゃいますわ〜。
え〜、ユイト推しかもしれないと言っていた方がいるので次回はユイトの過去回にしようかと思ってます。