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蠟忌と翠扇
第五
天国のお話。ある所に小人族の大王が居たとさ。
「ふわぁぁぁ〜」
情けない|欠伸《あくび》が響く。周りの文官などは呆れた顔で通り過ぎて行くが気にしない。後ろから首根っこを捕まえる大柄な人影が出て来る。
「|蠟忌《ろうき》、おはよー」
呑気な声で首根っこを掴まれている少年が言う。
「、、、、あのな、|翠扇《すいおう》、一応大王なんだから威厳とか、なんかもうちょっと無いのかよ。」
呆れが極限に表されている顔を見上げる。
「この見た目で取り繕えると思うか?蠟忌。」
心から言っている、確かに翠扇は小柄で顔が少女のような顔だ。どんな服を着ても髪が長いせいもあり美少女にしか見えない。本当は男なのに。蠟忌はさっきの顔のままゆっくりと翠扇を降ろす。
「とりあえず欠伸はやめろ、いいな?」
低くなった声で言われる。
「、、、、はあい。」
翠扇はこう言うしかなかった。
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「、、、、おい」
蠟忌が声を掛けると、饅頭を咥えた翠扇が振り返る。身長が30㎝ほど何故か高くなっている。
「ん?どした?」
十秒ほど沈黙が流れる。地味に気まずい雰囲気。
「、、、、なに厚底してんだ。」
笑いを堪えた声で言う。その声を聞いて翠扇は少しムッとした声で言う。珍しい声だ。
「、、、、なんか悪いー?ちびで悪かったねー?」
翠扇笑顔で言っているが怒りが露わだった。そのうち蠟忌は大爆笑し始める。
「いや、、、、だって、その、30㎝厚底で身長盛る大王なんてお前ぐらいしか居ねえだろ、、、、あっははは!」
そして翠扇の中でぷちん、と何かが切れた。
「このっ、、、、!不敬宰相ーっ!」
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そして次の日、蠟忌はタンコブを作って会議に出ていた。
二作目作ってみました〜!一作目から来てくれた人ありがとう!まだ一作目読んでいない人は是非!見にきてくれてありがとうございます♪