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のみ10
「なあ、 。」「なんだ?」「画霊区陽黙は虚無になれると思うか?」「さてな、でも、形を変えた虚無が来てるのは間違いないな。」「ああ、やっぱそうか。それじゃあ
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焚き火が暗闇を照らし、パチパチと音を立て、燃えている。待ち伏せしているのだ。真紅の思いを。
間「水さん、真紅の思いってなんですか?」水「真紅の思いはな、特定の感情が一度に一気に高まった時に顕現するんだ。」目「それってつまり、見えてないだけで誰でも顕現する可能性があるってことか?」水「その通りだ。」目「特定の感情ってなんだ?」水「それは判明していない。真紅の思いに一度顕現すると、その状態の真紅の思いを殺害するまでは人間の姿ではないらしいからな。」目「クソじゃねえか…」勝「昼乃さん…」目「…勝久、言いたくないなら言わなくても良い。昼乃さんとは誰だ?あの胡散臭い野郎の言ってたことからして楠木家の誰からしいが…」勝「…昔、私には姉がいたんです。姉が楠木昼乃という名前で、様々な物語を執筆してきました。特徴的な言い回しが人気になり、かなり売れていました…ですが、執筆する時、いつも必ず誰かから電話がかかってきたんです。落ち着いた感じの男性の声が聞こえました。」目「誰だ?」勝「名前を明かすことはありませんでしたが、いつも私が出る度に」目「おい、誰だ。」
ガサッ。
勝「…続けていいですか?」木「ああ、いい。」勝「私が出る度に、まるで私が出るのをわかっているかのように向こうが最初に言ってくるんです、『昼乃さんに変わってくれるかい?』って…」目「鳴り止んだ…威嚇で止まるのかよ…」水「勝久、その電話の人物の口癖はなんだ?」勝「口癖…確か…」
勝「『さて?』でしたね…回答をよく濁してましたよ…」
水「なっ…」木「おい、電話番号は覚えていたりするか?」勝「確か…」
木「…今電話するか?」間「確かにそうだなぁ、というかここじゃ電話繋がるかもわからな」
(電話の音)
遠「…すまない、私のだ。」木「遠藤、相手は?」遠「胡散臭い野郎だ。」木「…出ろ」
「ハロー!ウェルカムトゥーイディオットワールド!クソが!胡散臭い野郎とか散々言ってくれましたね。」水「…そういうテンションじゃない。」「おや、そうかい?悪かったね。ところで、あのスナイパーはどこだい?」木「なんか気分が悪いらしいから家で休んでるよ…お前、さてはテレパシーで変なことしたか?」「テレパシーは精神攻撃のためにあるんじゃないよ。」木「一応精神攻撃はできる可能性があるだろ。…まあいい、とりあえずなんで電話してきた。」「さっき、昼乃によく電話してた奴の話してたよね…?」勝「…え?」「ああ、図星だな?」勝「昼乃…呼び捨て…親しいのか?」「`さて?`どうだろうね。」水「お前さ、隠してるだろ。」「根拠は?」目「それは例の電話相手の口癖だ。」「もしかしたら偶然かもしれなくないか?答えを聞く前に考える努力はしたのかい?」目「図星だな。」「…ハハっ。」
「`ハハハハハッハハハハハハハハハッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッハハハッハハハハハッハハハハッハハハッハハッハハハハハハハハ!`いいねえ!やっぱり君は私の期待を裏切らない!探偵は勘が良い!教えてあげようか?そいつの名前を。」目「まあ…知りたい…」「あ、探偵さんだけに言っとくよ。」
目「っ…」
見てみると、目怒さんは顔が青ざめていた。異常なほどに。
木「…大丈夫か?」目「ハッ…やってくれるじゃねえか、クソ野郎が…」「口外禁止だよ。教えたら…`地下室`にでも置いとくかな。」水「地下…し…つ…?おい、お前!それはどういうことだ!!」「ああ!やっぱりお前ならわかるか!覚えてるだろ?悠久の苦しみ!一般住宅の地下室にあったあれだよ!」水「やめろ…それだけはやめろ…」「ただの脅し文句さ、0%冗談。」