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ゴブリン転生 第一話
名も無き旅人
記念すべき第一話、がんばるぞー!
俺はゆっくりと目を覚ます。
「グガグガグッガ(助かったのか?)」
助かったのか?と言おうとして、自分の声が異形であることに気がつく。
事故で喉が潰れたのか?
もしそうならば生き残っているだろう。そして全身が動かないはず。
そこで俺は気づいた。
ここは俺の知る病院などではなく、木々が鬱蒼と茂る、森林であることに。
どう言うことだ?助かったのではないのか?
もしかすると遭難したのかもしれない。
そう思い行動しようとして気づく。
俺の肌の色が緑であった。
何だこの肌の色は?声と言い、俺はエイリアンにでもなったのか?
そこであるアニメで見た緑の二足歩行生物。
「ゴブリン」が頭に浮かぶ。
俺がストレスでどうしようもない時に見た異世界アニメ、それに登場する弱い敵キャラ。
俺はどうやら異世界のゴブリンに転生してしまったようである。
***
ゴブリンに生まれたのならば、どうせなら最強を目指してやる!と言うことで、まずは自分の能力値を確認しなければならない。
最強に至るには現状確認、凡事徹底が大事だとどこかの誰かが言っていたからな。
そして、こう言う時はご都合主義な事でステータスボードが存在するのだ。
ステータスボードと心の中で唱えれば、ステータスボードが現れるはず…
(ステータスボード!!)
ーーー
『存在』
【名前】 なし
【種族】 ミニゴブリン
【階級】 弱獣
【レベル】 1
『能力』
【魔力】0
【俊敏】3
【膂力】6
【防御】4
『技能』
【通常技能】身体強化Lv.1 投擲Lv.2
【固有技能】超成長 超回復
ーーー
おお!予想通りステータスボードが見れた。
だが、内容を見るにかなり弱いようである。
ただ、超回復と超成長は【固有技能】としてかなり強力そうだ。
おそらく転生特典というやつなのだろう。
ちなみにそれぞれの技能の詳細がこんな感じだ。
「身体強化」
一時的に全ての能力を底上げする。
上がる能力値は身体強化レベル×10。
「投擲」
何かを投げる時に威力の補正が入る。
「超成長」
あらゆる技能、技術を取得しやすくし、成長速度が上がる。世界で有するものは1人のみ。
「超回復」
身体の欠損を回復する。どんな致命傷であっても命あれば生き残ることが可能。世界で有するものは1人のみ。
やはり超回復と超成長はかなりのチートのようだ。
とはいえかなり弱いので努力が必要そうだ。
現状確認を終えた俺は技能である投擲をどう使うかを考える。
やはり、木の上から少し尖るように削った石を投げるのが手っ取り早そうだ。
もちろん、この策が使えるのは木に登れない相手のみだ。
だが、狼程度ならば容易に狩ることができるであろう。
早速俺は狼を待ち伏せすることに決めた。
次回、VS 狼