編集者:名も無き旅人
社畜の主人公がゴブリンに転生し、どうせならと最強を目指す物語です。R15は保険で入れてます。
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目次
ゴブリン転生 プロローグ
初投稿です。
R15は念のための保険なのであまり関係ありません。
風光明媚とはまさにこのことを言うのであろう。
俺は今、ハワイへ一人旅に来ている。
なぜ1人なのか?簡単に言えば、人間関係に疲れたからだ。
都会の会社に勤める俺は上司と部下の板挟みに疲れた。所謂中間管理職だ。
来年からは昇進できるからと頑張っているが、疲れるものは疲れる、そんな時に綺麗な自然を眺めると疲れが泡のように消えていき、最高の気分になれる。
高台から一望できる島全体、そしてそれを取り囲む海は俺を人間関係から守ってくれているようだ。
***
ブーンブーン
緊急のサイレン
赤い点滅と共に目を覚ます。
なにが起きているのだろうか?
俺は確かハワイ旅行の後に飛行機に乗り、眠っていたはず…
すると機内放送が流れ出した。
『緊急!緊急!この飛行機は墜落します!』
は?飛行機が落ちることなどあるのであろうか?
俺はなんとも運が悪いようだ。そんなに悪いことをした自覚はないが…
取り敢えず、今は生き残ることを優先しよう。
そこまで考えを巡らせて気づく。
俺生きる必要あるのか?
親は早い頃に他界し、親友と言える存在はいない、死んでも誰も心配しないだろう。
そこら中にいる蟻の方が仲間が死んだ時に弔ってくれるだろう。
楽に逝けるなら本望だ。それでは、さらばだ。
刹那、飛行機は強く揺れ、俺は意識を手放した。
意識が遠のく瞬間、俺は何かから解放された気がした。
これは人間関係からの解放なのか、人間社会からの解放なのか、はたまた人間という器からの解放なのか、俺には知る由もなかった。
ただ、最後に意識したのは安眠につける安心感であった。
がんばった〜。
プロローグってどうしても短くなってしまう気がする…
ゴブリン転生 第一話
記念すべき第一話、がんばるぞー!
俺はゆっくりと目を覚ます。
「グガグガグッガ(助かったのか?)」
助かったのか?と言おうとして、自分の声が異形であることに気がつく。
事故で喉が潰れたのか?
もしそうならば生き残っているだろう。そして全身が動かないはず。
そこで俺は気づいた。
ここは俺の知る病院などではなく、木々が鬱蒼と茂る、森林であることに。
どう言うことだ?助かったのではないのか?
もしかすると遭難したのかもしれない。
そう思い行動しようとして気づく。
俺の肌の色が緑であった。
何だこの肌の色は?声と言い、俺はエイリアンにでもなったのか?
そこであるアニメで見た緑の二足歩行生物。
「ゴブリン」が頭に浮かぶ。
俺がストレスでどうしようもない時に見た異世界アニメ、それに登場する弱い敵キャラ。
俺はどうやら異世界のゴブリンに転生してしまったようである。
***
ゴブリンに生まれたのならば、どうせなら最強を目指してやる!と言うことで、まずは自分の能力値を確認しなければならない。
最強に至るには現状確認、凡事徹底が大事だとどこかの誰かが言っていたからな。
そして、こう言う時はご都合主義な事でステータスボードが存在するのだ。
ステータスボードと心の中で唱えれば、ステータスボードが現れるはず…
(ステータスボード!!)
ーーー
『存在』
【名前】 なし
【種族】 ミニゴブリン
【階級】 弱獣
【レベル】 1
『能力』
【魔力】0
【俊敏】3
【膂力】6
【防御】4
『技能』
【通常技能】身体強化Lv.1 投擲Lv.2
【固有技能】超成長 超回復
ーーー
おお!予想通りステータスボードが見れた。
だが、内容を見るにかなり弱いようである。
ただ、超回復と超成長は【固有技能】としてかなり強力そうだ。
おそらく転生特典というやつなのだろう。
ちなみにそれぞれの技能の詳細がこんな感じだ。
「身体強化」
一時的に全ての能力を底上げする。
上がる能力値は身体強化レベル×10。
「投擲」
何かを投げる時に威力の補正が入る。
「超成長」
あらゆる技能、技術を取得しやすくし、成長速度が上がる。世界で有するものは1人のみ。
「超回復」
身体の欠損を回復する。どんな致命傷であっても命あれば生き残ることが可能。世界で有するものは1人のみ。
やはり超回復と超成長はかなりのチートのようだ。
とはいえかなり弱いので努力が必要そうだ。
現状確認を終えた俺は技能である投擲をどう使うかを考える。
やはり、木の上から少し尖るように削った石を投げるのが手っ取り早そうだ。
もちろん、この策が使えるのは木に登れない相手のみだ。
だが、狼程度ならば容易に狩ることができるであろう。
早速俺は狼を待ち伏せすることに決めた。
次回、VS 狼
ゴブリン転生 第二話
初の会敵、名無しのミニゴブリンはどうなるのか!?
俺は小一時間、木の上で狼を待っている。
見るからに強そうな熊はたくさんいるのに、狼がなかなかいない。
そう思っていたら、ちょうど狼が現れた。
準備は万端!いざ参らん!
シュッ
風切る音と共に俺は尖った石を投げ、狼に命中させた。
狼の目に当たったようで片目が見えなくなっているようだ。
まだ、こちらには気づいていない。
もう片方の目を潰すか…
俺はもう片方の目を狙って石を投げる。
おお!これまた命中!
攻めるなら今しかない。でもどうやって倒すか?
そこでゴブリンの本能と言うべきか、思いついた。
それは…
ガブッ
狼の首に噛み付くのだ。
「ガァ…ア」
やがて狼からの生命反応は無くなった。
すると俺はお腹が空いていることに気づいた。
狼、いざ実食!
うまい!
黒毛和牛と比べると雲泥の差であるが、生でもかなり美味しい。焼いたら絶対美味いだろうが、今はまだ火起こしができないからな。
よし、ご飯も食べ終わったし、ステータスボードを確認しよう。
ーーー
『存在』
【名前】 なし
【種族】 ミニゴブリン
【階級】 弱獣
【レベル】 3
『能力』
【魔力】0
【俊敏】8
【膂力】16
【防御】7
『技能』
【通常技能】身体強化Lv.2 投擲Lv.3
【固有技能】超成長 超回復
ーーー
おお、能力値も上がっているし、技能のレベルも1づつ高くなってる!
ただ、魔力が増えてないのが不安材料だ。やはり、魔力は魔力のある種族しか持たないものなのか?
まあ、今後の進化で変わるかもしれないから気長に待とう。果報は寝て待てってな!
その後、俺は追加で狼を3体狩ることに成功した。
***
なんだこいつは?!
今俺がいる木の下にはいつもの狼よりもひと回りもふた回りも大きい狼がいる。
とは言え、木を登ることはできなそうなので、いつも通り仕留めていこうか。
俺は石を投げて、戦闘を開始した。
今回はあたりどころが悪く、擦り傷しか付かなかった。
だが、まだ狼には気づかれていない。
俺は一度に沢山の石を投げる戦法に変える。
この戦法は威力が弱くなるからあまりやってこなかったが、使うなら今しかない。
すると、運良く足に当たり四足の内の一足を奪った。
かなり俊敏性は落ちているはずだ。
しかし、狼に俺の居場所がバレてしまった。
木に登れないとは言え少し怖いからな。
そう思った瞬間、俺は地面に落ちていた。
「グガァ(何が起きた?)」
俺がいたであろう木を振り返ると、そこにあったのは、きれいに切断された切り株であった。
予約投稿日がかなり便利なことに気付いた作者でした。
ゴブリン転生 第三話
小説書くって、楽しぃーー!
何が起きたんだ?
きれいに切られた切り株から、おそらくあの狼の技能(スキル)であることは確かだ。
斬撃を飛ばすスキルか?
そう考えたところでもう一度斬撃を放ってきた。
斬撃が見える!
【通知】
通常技能「見切り」を獲得しました。
なにか頭に響いた気がしたが、今はそれどころではない。
俺は咄嗟に転がり、斬撃を避けた。
確かに避けることはできたが、打開策がない。
三十六計逃げるにしかず
撤退だ!
俺は狼がいる方向とは反対方向に全力で走る。
くそ!速い、すぐに狼に追いつかれてしまう!
【通知】
通常技能「逃走」を獲得しました。
また頭に声が響いた後、心なしか足が速くなった気がする。
しかし、狼との能力の差は歴然であり、すぐに追いつかれてしまう。
「グアッ」
ズドーーン
後ろから狼に引っかかれてしまい、派手に吹っ飛ばされた。
しかし、その先には狼の入れない小さな洞窟があり、そこに逃げ込んだ。
しばらくすると狼は諦めたのかどこかへ行ってしまった。
***
くそ!狼だからと油断していた!
俺は弱い…
くそ!くそ!くそぉ!
どれほど時間が経ったのだろうか?
背中の傷がひどく痛む。
よし!暗くしてるのは性に合わない!切り替えよう。
今回の失敗を反省するのは大事だが、いつまでもくよくよはしてられない!
決めた!
コツコツと慎重に強くなろう。そして、あの狼を倒してやる!
***
俺はその後も小さな洞窟を拠点に、狼を中心に狩りを続けた。
あの後俺は一度もあの大きな狼(大狼と名付けよう)とは出会っていない。
だが、いつか追い抜いてやる!
そんな日々が続いたある日、俺の頭の中に声が響いた。
【通知】
Lv.20になりました。進化が可能です。
進化?つまり強くなれるってことか?
まあこれ以上やっても強くなれる気がしないし、進化してみよう。
ちなみに進化先とか見れるのか?
【進化先】
・ゴブリン
・ハイミニゴブリン
おお!俺の意思を読んで進化先が出てきた。
ゴブリンか、ハイミニゴブリンか。
ゴブリンはミニゴブリンから成体になるってことだと思う。
ハイミニゴブリンはミニゴブリンのまま、上位種になるってことだと思う。
ゴブリンだと強くなれる。だが、そこで進化打ち止めの可能性もある。ハイリスクハイリターンだ。
ハイミニゴブリンは強くなるかも何もかもわからない。
進化するならゴブリンか?
よし、決めた。
【通知】
進化先が決定しました。進化を開始します。
別に眠くなるとかはないようだ。
どうか強くなれますように。
他の人の小説を読んでいても、進化のタイミングはドキドキします。
どんな能力やスキルを得たのか…?
次回もお楽しみに!
ゴブリン転生 第四話
今日も今日とて頑張るぞー
力がみなぎってくる。
これまでの俺とは比にならないほどの強さを得た気分だ。
そんな俺は、近くにできた水たまりで見た目の確認をする。
目は赤色、肌は茶色。体の大きさはさほど変わっていない。と言うのも実はあの後俺は、ハイミニゴブリンに進化したのだ。
単純進化をしても限界は目に見えている。ならば、まだ見ぬ上位種に進化するべきだと考えたからだ。
兎にも角にも、取り敢えずはステータスの確認だ。
ーーー
『存在』
【名前】 なし
【種族】 ハイミニゴブリン
【階級】 雑獣(弱獣からUP)
【レベル】 1
『能力』
【魔力】0
【俊敏】64(8倍)→進化前の2倍
【膂力】72(約4倍)→進化前の2倍
【防御】56(8倍)→進化前の2倍
『技能』
【通常技能】身体強化Lv.4 投擲Lv.6 初級剣術Lv.1(New) 弓術Lv.1(New)
【固有技能】超成長 超回復
ーーー
おお!全てのステータスが何倍にもなっている。
さらには進化したことで剣術と弓術のスキルを獲得している。
ちなみに進化するとレベルは1に戻るようだ。
剣術と弓術のスキルを得たのはでかい!
これは特訓をするしかないのではないか?
弓は作るのは難しそうだが、実のところ剣に関しては拾っているのだ。
使うことがないと思い放置していたが、素材が良かったのか錆びてはいなかった。
どんな特訓をするかだが、これに関しては完全に独学だ。
ステップ1.構え
昔見た剣道かのテレビで構えを紹介していた気がする。
確か中段構えがベストで、具体的には拳をへその前に置いて、右足を前に出し、爪先立ちをする。
その時に重要なのが上虚下実だ。
上虚下実とは、操り人形のように糸で体を吊るされてるイメージでまっすぐな姿勢。そして肩から力を抜いた腕を垂らし、肘は軽く曲げる。うろ覚えだが、こんな感じだった気がする。
実践あるのみ!脱力と入力を使い分け、ちょうど丹田のあたりに重心を構える。そうすることで下半身は重く、上半身は軽いという武術においてベストな体勢ができる。
こんな感じか?
【通知】
通常技能「初級剣術Lv.1」が「初級剣術Lv.2」になりました。
うお?!構えだけでレベルアップって…やっぱり固有技能(ユニークスキル)超成長が関わってるのか?
それはさておき、次は素振りだ。
ステップ2 素振り
呼吸を整え、肩の力を抜きながら腕を上げる。剣道も意外とシステマ風なところがあるようだ。
その後、剣の重力に任せつつ、円を描くようにストンと落とす。もちろん体重をかけるのも忘れない。止める瞬間は剣が飛ばないようにしっかりと拳を握る。
シュッシュッ
まだまだ剣の風切る音は荒い。
いい音はもっと迫力がある…気がする。
この作業を何回も繰り返す。
「1…2…3………100」
取り敢えずは100回でやめだ。これを毎日続ければ剣術も身につくはずだ。
【通知】
通常技能「初級剣術Lv.2」が「初級剣術Lv.3」になりました。
通常技能「初級剣術Lv.3」が「初級剣術Lv.4」になりました。
進化からの特訓フェーズ!
どんどん強くなる主人公のリベンジマッチはいつになるか?!