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僕は、俺たちは
遅くなってごめんなさい。
それから数日後、あるニュースが報道された。
「ある少年の作文が発見された」らしい。
いつもならなにもなかったのかのようにスルーするが、今回は違う。
その作文が見つかった場所が元俺の学校だからだ。
すこし気になってそのニュースを見る。
テレビでは「作文」と言われているが、とても「作文」の量の紙の枚数ではない。
それよりはるかに多く、もう「物語」ともいえるような文章だ。
詳しく見てみた。
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才能、個性、有能、無能、、世の中にはこのような人を言葉で表すような単語が数多くあるよね。でも僕、そういうの嫌いなんだ。そういう単語で世界が埋まっていっていきそうな気がするから。
この前先生に言った。そのことを。でも認めてくれなかった。
「そんなことを考えてなにがある」
って。
その言葉を聞いた瞬間、悲しいっていう言葉よりも呆れるって言葉のほうに近い感情に至った。
とれるはずのない白い雲をつかもうとしてる人を見たかんじ。
あ、桜だ。満開に咲いてる。普通の人だったらなんてこのことを表すんだろ?
きっと、「綺麗」「美しい」、、そういう類のことばであらわすんやろなぁ。
でも僕は違う。
残念だな、可哀そうやなって。儚くも感じる。
なんでだろって思ったやろ?多分ほとんどの人がそう感じるかもしれない。
一回考えてみてよ。この桜の花はもうあと1週間もしないうちに散ってゆき、緑の若葉になる。
そして秋や冬になるとだんだんその葉が散ってゆく。
所詮今だけが人に注目されていて、すぐ他のものへとターゲットがかわっていく。
そう思ってしまうと、僕には「綺麗」やら「美しい」やら、、そんな言葉では表されへん。
まあそんなことをここに書いても意味はないかもしれんけど。
なんだか僕にはみんなが思うようなかんじで物事を見つめられないんだ。なんでやろ。
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だけどあの人と出会ってからすべてが変わったんだ。名前は………伏せとくか。
特徴だけ言っとくか。金髪で、、、サファイアみたいな目しとったなー。
THE.サッカー少年ってかんじ。
アイツは僕のことを「面白い」って言ってた。
ほんとになにもできない僕と一緒にいて、隣にいてくれた。
こんなに親切にしてくれる人は初めてやったなーー。
自分のこれからの生き方、価値観とかもそこで変わったんやろなー。
アイツのために笑う。人って笑ってる顔見ると安心するらしい。
でもね、こんなに華やかな色をした生活もそう長くは続かないんだ。
だから言った、
「終わらせてほしいんだ。」
って。
アイツは案の定困惑した。そりゃ『相棒』だもんな。
あ、『相棒』ってのはネタで僕たちのコンビ名として付けたんだけど、僕は結構気に入ってる。
僕達二人につけられた、特別な名前やから。
幸せなんて一瞬だから、幸せなうちに終わっといたほうがいいんだ。
不幸なことで幸せが無くなるのが嫌だもん。
あとは、、、、あの先生やな。
よく見張りしてる奴。見た目めっちゃ怖いけど、案外話してて楽しかったなー。
唯一僕の考えを否定せんかった先生。
話してるときは気づかんかったけど、ほんとにありがたかったんだと思う。
こんな先生に出会えて良かった。
僕が今まで生きていられたのはソイツらのおかげやったかもしれんな。ありがと。
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「なっがこれ、、」
いつになったら読み終わるねんこんなもん!!
1時間もかけてようやく読み終わったので作文が書いてるページを閉じた。
こんな長い文章を読んだのはいつぶりだろうか。
とりあえず休みたいのでそこらへんに座る。
ふっと息を吐く。白い息。
もうすぐ春だというのにもかかわらず、まだまだ寒い日が続く。
この作文を書いた人はこんな寒い日に書いたんかな。それともめっちゃ暑いときだったんかな。
そんなことをぐるぐると頭の中で考える。
なんとなく外に出てたい気分だったから外に出た。
意味もなく。
どこ行こっかな。
どこでもいいかな。
とりあえずあの学校へ行ってみるか。
ついた。
辺りは暗くてよく見えないが前よりもボロくなってる気がする。当たり前か。
懐かしいなぁ〜〜
そういえばここでいろいろしたなぁ。
学校の周りをグルグルと回るとあるものを見つけた。
「タイムカプセルの木やん!」
俺たちがここに通ってたとき、二人で埋めたやつ。
いつか開けようね、っていって未だに開けられてない。
理由はただ一つ。大先生が居ないから。
「終わらせてほしいんだ。」
こう大先生が言ったとき、俺はなんて返せばよかったんかな。
どうやったら今もあの日みたいに笑いあえたかな。
俺は大先生に生きていてほしかったんかな。
あのとき俺は大先生の言葉に傷ついたけど、それでもやっぱり『相棒』だもんな。
どっちかが欠けてたらなんにもならん。
お願い、生きていてや……
生きていて……
ね…………
「シッマ。」
え…?
「だい……せん……せ…?」
「なんでここに…???」
居なくなったんとちゃうん、、、?
いや、俺は幻覚を見てるかもしれん。
そうだ。うん。
パチン
「痛ッたァ……」
え、やっぱ走馬灯??
いやでも痛いもんな、、
じりじりと痛む頬をこすりながらそう思った。
「まだ信じられんような顔してるな、、、」
いや信じられんやろ。
逆に信じるほうが怖いわ。
「あーあ、せっかく“相棒“がきてやったというのにまだ信じられへんのか。」
"相棒"?
「まあちょっと話を聞いてや。」
そう大先生は言った。
「僕が飛び降りようとしてたとき、実はこんなことがあってん。」
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「さあて、どこで飛び降りるか。」
どこで飛び降りるか探してると、いいところを見つけた。
「ここええやん!」
ピョン
「いった、、、」
え、死ねない!?!?
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「ってことがありましたーー!」
いやいやいやいやいやいやいやいや
「馬鹿か!!!」
「そうだ!!!」
そのノリて話すことなんか???
ま、いっかで終わらすんやら俺も大概馬鹿なんかもしれんけど。
「そんなことより、何して遊ぶ??」
「アーハッハッハーーー!!!!」
そんな彼ののように、また笑えるときが来ますように。
小説書くの下手になりました。
最後雑すぎでごめんなさい。