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知りたい。
"外の世界を見てみたい"
それが私の心からの願いでした。
私は、幼い頃からこのビンの中で過ごしています。母の記憶はありません。
でも、寂しくないです。なぜなら、ここには私よりはるかに"大きな人"がいるからです。その"大きな人"は女の子です。かわいい、女の子です。
その子はいつも私に話しかけます。
「今日は夕日がきれいだった」と。
「綺麗な花を見つけた」と。
「転んでしまったけど、好きな人が心配してくれた」と。
無邪気に、でもときどき乙女な笑顔を見せるこの子はとてもかわいいです。
「私のかわいいかわいい"ヨウセイ"さん」
あるとき、"大きな女の子"は言いました。
"ヨウセイ"とはなんでしょう?
"大きな女の子"は自分は"ニンゲン"なのだと言います。私は"ニンゲン"ではないのでしょうか?
わかりません。私は、何も知らない。
私も彼女と話したい。でも私の口は動かそうとしても動かない。
彼女と共に歩きたい。でも私の足は固まったまま、動かない。
外の世界を見てみたい。でもこのビンから出ることはできない。
私は、何もできない。知りたいのに、ここから動けなくては知ることもできない。
私は何者なのでしょう?"ヨウセイ"とは何?
"ニンゲン"とは何?
知りたい。知りたいのに………。
ああ、私は彼女と"対等"になりたい。