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大樹は横たわる
約1100文字。
20260625_ジャーナリング(グレーというでかい当たり前)
約三か月CBTをやってみてわかった傾向と解釈。
~春~
①通常人間とは「当たり前がでかすぎる問題」を抱えている。その問題に気づかせないように、無意識に選択的注目を常時発動しがち。だからこそ物事に集中できるし、|休憩《QK》できるし、テキトーに生きてOKとなる。
②でも、そんなにテキトーに生きていいのかなと思うことがあるからこそ、「今・ここ」から逃げ、先読みの誤りや先回りして不安になってしまいがち。
③不安がふつふつとしてくると「漠然とした不安」に成長する。これが土壌なのである。ふかふかならぬ、ふわふわである。
⓸その土壌に妄想の種が付着する。妄想が芽吹き、気づいては摘む。
「〇〇って何だろう? あ、これこそが妄想だ。つまり、どういうこと?」
~夏~
⑤妄想と格闘する過程で、いくつもの解釈やアイデアが生まれる。
「つまり、ということは、フィクションだ」と、文章を書いてすっきりする。
⑥他人との線引きが甘いと分かれば「今できることをする」。
それ以外はバッサリ切り離していこうとする。しかし、自分一人で抱え込むクセがある人は、それをするとさらに追い込まれる可能性がある。色々なことに手を付けて、理想像をでっかくしてきた反動なのかもしれない。でも、それでも……
「それでも今できることをする。そのためには「今・ここ」に!」
~秋~
⑦当たり前だった義務(べき)を取り払い、身体をなでなでして、自分を慰める。
⑧生きづらいは今後ゆっくり時間をかければいいけれど、「生き苦しい考え方・情報」からは線を引く!
セルフケア(好きなもの・気晴らし)を整理する。
※妄想を処理するために、言葉以外の行動で作品を作る。思い詰めていたら、その作品を見て、スクラッチをして、新たな解釈を得ていた。好転反応が出たり、過去の記憶を思い起こしてカタルシスを得た。
⑨理想像は、自分の設けた「一日の頑張り上限」を無視してくる。それは自分の存在を否定するためでも自己批判をするためでもない。情報の影響力を帯びて一時的に情報感受性が高くなるから。
理想像を形成していた影響を切り、抱え込んだ実体験を言葉にし、他人の極端な表現を手放し、積読本を整理し、妄想の大樹を刈り取る。それで部屋を掃除しながらグレーの大地に着地する。
~冬~
⑩グレーにいるから安心できるのであり、グレーゾーンだから多様なものが生まれていいのだってなる。一つの事実に対して多様な解釈が生まれ出るように。自分ひとりがあって多様なものに囲まれている。
眺めよう。するとひとつの事実が横たわっていた。
⑪「当たり前がでかすぎる」とは、それだけ自分は頑張ったんだ、という事実。そこに張り付いた多くの解釈を枯れ葉として落とす。
ひとまず落ち着かせ、心の土台を掃除する。それが経験の土づくりに貢献するのだ。そして自分を保持する守るために、αを手放す選びなおす。
そして、一か月が過ぎようとしている。
【用語】
・選択的注目:
認知のゆがみの一種。良いこともたくさん起こっているのに、ささいなネガティブなことに注意が向くこと。達成感を感じられなくなる。
・|休憩《QK》
たいていの人間は休憩してないよね、Quick Knockだよね、を意味する皮肉。
嘘です。言葉遊びです。
・テキトー
カタカナ表記にすると意味が飛ぶ。好みの問題。
・先読みの誤り:
認知のゆがみの一種。根拠もないのにネガティブな結果になると思い込む。感情的決めつけ、結論の飛躍、恣意的推論などの派生がある。未来のことは誰も分からない。
・先回り(して)不安になる:
認知のゆがみの一種。同様のものだが、こちらはネガティブな妄想ばかりが浮かぶ。何を考えた所で自己対処しない。何も起こっていないことが多い。先回り不安と名詞化するより、「先回り-α」または「-先回り」と考えるとウマ味。
・べき
認知のゆがみの一種。主に責任感が強い人がなる。自分を守ろうとして、自分を縛っている。
・理想像
「べき」で構成された自分の取り囲む重装鎧。ネット情報や他人の決めつけられた言葉から身を守るために自然と出来上がったもの。理想像を薄くしようとするときに好転反応が出てくる。
・α
記号的価値観の総称。
「自分とは何か」と考えるときにだけ発生する幻想。そんな自分など現実のどこを探しても存在しないため自分が行方不明になるのだが、「自分+α」「自分-α」などは理解しやすい。
α=妄想の種であり、αを「±α」たらしめるのもまた、妄想である。しかし、枯れ大樹を横たわせれば、人生を|道導《みちび》く「|事実《しるべ》」に成る。