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わんデットにいっくん社メンバー加入
わん太
わんデット秘密基地――。
巨大な円卓。
その中央の席に座っているのは、わん太だった。
包帯やlemonadeですら、その席には座らない。
なぜなら――
わん太こそ、世界侵略組織「わんデット」のリーダーだからだ。
普段は明るくふざけている。
ノリも軽い。
だが仲間集めや組織運営になると別人だった。
「今のわんデットは戦力不足!」
わん太はホワイトボードを叩く。
・戦闘員
・兵器開発担当
・科学者
・メカニック
・情報収集員
「世界侵略するには全部必要なんだよ!」
ソファで寝転ぶlemonadeが言う。
「リーダーっぽいこと言ってる。」
包帯は静かに腕を組む。
「……でも間違ってない。。。(いっくん尊い)」
わん太はニヤッと笑った。
「だろ?」
「だから俺は強いやつを集める。」
「次の格闘大会でな。」
数日後――
巨大格闘トーナメント会場。
わん太は選手としてリングへ上がる。
しかし目的は優勝だけじゃない。
“仲間探し”。
試合を勝ち進みながら、わん太は対戦相手たちを観察していた。
「うーん、悪くないけど決め手がないな。」
「侵略組織向きじゃねぇ。」
そして決勝戦。
会場の空気が変わる。
静かに現れたのは、白いジャケットを羽織った少女――ことね。
ことね
実況が叫ぶ。
「決勝戦!! わんデットのリーダー・わん太選手!! そして無敗の新星、ことね選手!!」
観客が沸き上がる。
わん太は笑う。
「へぇ……お前、かなり強そうじゃん。」
ことねは静かに構える。
「あなたもです。排除します」
ゴング。
瞬間、ことねが突っ込む。
速い。
わん太はギリギリで回避。
「うおっ!?」
反撃の炎拳。
だがことねは受け流す。
激突する拳と拳。
衝撃波でリングが揺れる。
観客席が悲鳴を上げた。
わん太は笑っていた。
「最高だなお前!」
だが――
最後に上回ったのはことねだった。
「これで終わりです。」
ファイアーキック
セービングフォース
ドゴォォッ!!
わん太がリング外へ吹き飛ばされる。
決着。
会場は大歓声に包まれる。
しかし倒れたわん太は、負けたのに楽しそうだった。
「はは……やっぱ強ぇなぁ。」
ことねが近づく。
「……大丈夫ですか?」
するとわん太は立ち上がり、笑った。
「ことね。」
「わんデットに入らないか?」
会場が静まり返る。
「え……?」
「俺は世界侵略を本気でやる。」
「そのためには、お前みたいな強い仲間が必要なんだ。」
その瞬間。
会場の巨大モニターが点灯。
そこには包帯とlemonadeの姿。
包帯は静かに言う。
「……歓迎する。」
lemonadeはジュース片手に笑う。
「わん太が認めるの珍しいよー。」
ことねは少し驚いた顔をする。
「あなたが……リーダーなんですね。」
わん太は親指を立てる。
「そーいうこと!」
「どう? 一緒に世界取らない?」
しばらく沈黙。
やがてことねは小さく笑った。
「……変な組織。(この組織が私に合わないなら裏切りまで)」
「でも、少し面白そうです。」
わん太は満面の笑みを浮かべた。
「よっしゃあ!!」
こうして――
わんデットは新たな仲間、ことねを迎え、
世界侵略への勢力をさらに拡大していくのだった――。
わんデット本部――。
新メンバーとなったことねは、驚異的な能力を見せていた。
潜入。
情報収集。
ハッキング。
変装。
どれをやらせても完璧。
敵組織の機密データすら、数時間で盗み出してくる。
lemonadeがジュースを吹きそうになる。
「いや強すぎない!?」
包帯も静かに目を細める。
「……普通じゃない。。。これならあいつの居場所も」
そして、わん太は確信した。
「ことね、お前……何者だ?」
静まり返る司令室。
ことねはしばらく黙っていたが、やがて口を開く。
「……みなさん、“いっくん教”を知っていますか?」
空気が変わる。
「いっくん教……?」
「そして、“いっくん社”。」
巨大モニターに奇妙なロゴが映し出される。
ハートマークだらけの謎企業。
『いっくん社 ❤️❤️❤️』
わん太が眉をひそめる。
「なんだこの圧の強い会社名。」
ことねは静かに語る。
「世界中に情報網を持つ超巨大組織です。」
「表向きは企業。でも裏では諜報、兵器開発、秘密工作を行っている。」
「私は、そこのトップスパイでした。」
lemonadeが目を丸くする。
「トップスパイ!?」
包帯の闘気がわずかに漏れる。
「……危険。」
だがことねは頭を下げた。
「でも今は、わんデット側です。いっくん社と同じ方向性なので」
「わん太さんの組織を見て……変わりたいと思った。」
わん太はしばらく黙る。
やがて笑った。
「なら問題なし!」
「裏切らなきゃ仲間だ!」
その瞬間――
基地の警報が鳴り響く。
『UNKNOWN SIGNAL DETECTED』
モニターに二つの影。
ひとりはニヤニヤ笑う小柄な人物。
もうひとりは、謎にハートだらけのスーツを着た男。
通信が繋がる。
「やっほー!」
みょん が手を振る。
その隣で派手なポーズを決める男。
いっくん❤️❤️❤️
「ことね😭😭😭」
「勝手に転職しないでぇぇぇ!! ❤️❤️❤️」
わん太が顔をしかめる。
「うるさっ。」
いっくん❤️❤️❤️は画面いっぱいに顔を近づけた。
「でも面白そうだから来ちゃった❤️」
みょんも笑う。
「わんデットって楽しそうだし。」
包帯が警戒する。
「……敵か?」
すると、いっくん❤️❤️❤️が突然ドヤ顔した。
「違います。」
「今日から――」
バンッ!!
背後で大量の紙吹雪が爆発。
『祝・わんデット加入!!』
「我々いっくん社、わんデットに合流しまぁぁぁす❤️❤️❤️」
沈黙。
わん太がぽつり。
「……ノリ軽っ。」
みょんは笑いながら言う。
「でも兵器開発とか情報戦なら任せて。」
「ワイ、そういうの超得意だから。核煮ミサイル作ったし ぬっこさんとmagmaミサイルも作ったしw」
その瞬間、わん太の目が輝いた。
「マジで!?」
「ちょうど科学者と開発担当欲しかったんだよ!!」
いっくん❤️❤️❤️が胸を張る。
「スーパーラブリー破壊兵器も作れます❤️」
「ネーミング不安すぎる。」
だが結果として――
トップスパイ・ことね。
情報屋のみょん。
そして謎の天才社長・いっくん❤️❤️❤️。
彼らを迎え入れたことで、わんデットは戦闘組織から“巨大悪の組織”へと進化し始めるのだった――。