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SOME!Chapter1 #2
mark1old
朝、否。真夜中と表現すべきであろう時間帯。未だ午前3時の頃合いだ。
ゾーイはトケイソウの処理をすっかり忘れていたのを突然思いだし飛び起きたのだった。
そしてカールが見つけた特徴的な白色のトケイソウを見て、生物学者であるゾーイは興味を覚え、ソイツだけとっておいた。
…それも焼却処分しておけばよかったものを。
─時は過ぎ午前6時後半頃。
ゾーイはそれまでずっと起きていた。その特徴的なトケイソウの観察が故に。
そして、ゾーイは気がついてしまった。
既にお天道様が昇っていてもいい時間帯。駄菓子菓子、空や周囲の暗さは一向に晴れず、真夜中のまま。特に空は雲で覆われているワケでもないし、空気は汚いので星が見えるわけではない。
流石に異常を覚えたゾーイは寝室に戻りカールを無理やり叩き起こし、寝起きで機嫌の悪いカールを気にせず腕を引っ張って外の様子を見せた。
C「ウェ…?今って…何時…?」
Z「A.M.6:50」
C「…天気は…?」
Z「Sunny」
C「…」
状況を把握したのだろうか。先ほどまで重たく半開きであったカールの眼は嘘のようにきっぱり開いた。その表情から察するに、信じられないと言いたげである。
C「とにかく、外がどうなってるか確認しようよ!確かに硝子戸だけれども僕でも靄がかかってよくわらないし」
Z「そうするくァ~、あ待ってその前にあのt」
C「優先度が違~う!!!」
こんな異常状態でも味方がいるとわかった瞬間とても冷静になってしまうのがゾーイの短所である。
というわけでいつものマイペースで外にのほほんと出ていった、が…
やはりとんでもない事態に陥っていた。
周囲は真っ暗な空に大部分が崩壊した色のないビル街。そんな場に緑等1ミリたりともなかった筈がそのど真ん中にこのどれだけ空気読むのが苦手か計り知れない建物がドカーンと現れている…と書きおこしておこう。
Z「…ねぇカール」
C「ん?なに?」
Z「トケイソウは全部で五つだよね。方角はどうだったか覚えてる?」
C「あー…確か、北、東と西、南東と南西だった気がする」
Z「よし書きおこそう」
C「えっ、何するの?」
ともかくゾーイらは室内に戻り、植物園を○と見立て、トケイソウが見つかったのは園外であったのでその○の周りに・という記号でトケイソウを書き入れていった。
Z「うっし、カール。なんか思い付く?」
C「ん~…あ、ちょっと線で繋いでみてよ!」
Z「おー、こうか。…結…界???」
線で繋ぐと見事に五芒星が浮かび上がってくる。…それも植物園を大体覆っているから結界に見えてくる。
そこでゾーイは考えた。
トケイソウの花言葉は神聖的なものだ。そこに結界がくるとすれば…いわゆる神隠しか?と。
そう何かを考えているとふいに何か偉く硝子が割れた音、ガシャーン!!!と聞こえた。
C「っ!危
次にはカールの声を残して、ゾーイの意識はなくなっていた。