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A.I.G.I.1. - 00 アイギス
相棒が決まった翌日。
俺たちは今日も、治安特別防衛省本部にやってきていた。
悠「こんにちは〜!」
舞雪「こんにちは。今日は皆さんにしていただきたいことがあります。」
菜々「え、な、なんですか?」
舞雪「それは…。初任務です。皆さんには、私たちの宿敵である『A.I.G.I.1. - 00』…。通称、アイギスの配下を倒して行って欲しいのです。」
やけに機械的な名前だな。AIか何かが関係しているのか…?
縁「あ、あれ…?すみません!そちらのアイギス?って宿敵、私のお父様が作った自立型AIアンドロイドなんですけど…。」
龍太「…え?」
萌奈「縁ちゃん、それはいったい…」
千歳「めんどくさいことになりそうだねぇ…。」
縁の発言に、みんな騒いでいる。
宿敵が、縁のお父さん作のアンドロイド…?
一体どういうことだ。
悠「すみません、これは一体どういうことなんですか…?」
みんなの視線が舞雪に集まる。
舞雪は不敵な笑みを崩さないまま静かに口を開いた。
舞雪「あら、白鷺財閥のお嬢様というのは、縁さんでしたか。そうです、アイギスは…。縁さん、あなたのお父様である厳太郎さんが製作に取り組みました、アンドロイドです。」
縁「ちょっと待ってください!アイギスは、国民の暮らしを改善するという目的で製作されたとメイドから聞きましたわ!なんでそれが私たちの宿敵なんです!?」
信じられない、という顔で、縁が声を張りあげる。
その顔は青ざめていて、それが目的ではないのなら、一体何のために作られたのか解らないという表情をしていた。
舞雪「みなさん、落ち着いてよく聞いてください。確かに、アイギスは元々、一般市民の生活を援助し、誰にでも優しい街を作るために作られました。ですが、厳太郎さんは最初からその気ではなかったのです。」
悠「え、は…?」
菜々「それって…その気じゃなかったって…。どういうこと…?」
千歳「これは〜…ちょっと簡単に笑える話じゃなくなってきたねぇ…。」
みんなが口々に驚きの声をあげる。
その間も、縁の顔色は悪くなり、目には涙が溜まり続ける。
縁「舞雪さん、続きをお願いします…。」
舞雪「わかりました。アイギスの目的は先ほど言ったもの。ですが、本来の目的は…。人間を支配し、厳太郎さんの思い浮かべる『楽園』を作るため。アイギスは、人間に指示されなくても自分で考えて行動することができます。それを利用して、AIだけの世界を創らせようとしているのです。」
萌奈「そ、そんなことしてたの?やばい、いつもの口調がでない…。」
あの萌奈が普通の喋り方になるほどの衝撃。
悠「…なら、俺たちがアイギスを倒す。厳太郎さんには悪いけど、そんな世界にさせないため。」
紗季「…そうね。ほら、縁。前向いて。」
縁「え、ええ…。そう、よね。お父様の本心は知ってしまったけれど、このまま黙って見ているわけにはいかないもの…。」
龍太「そうと決まればさ、早速行こうぜ。舞雪さん、初任務ってどこなんだ?」
舞雪「初任務は、この周辺にある森の奥にいるアンデットの討伐任務です。初級ですが、一応アンデットなので命の保証はできません。」
萌奈「わかりました!」
悠「じゃあ、みんな行くか!」
紗季「そうね。さっさと準備しちゃいましょう。」
龍太「ありがとうございました!よし、行くぞ!」
千歳「明日もよろしくね〜。」
__舞雪「………アイギス…。あなたは…。」__