私が書いた歴史ゴーストバスターズの二次創作のまとめです!その時の気分(はまり具合?)で多いカップリングがあります。
2026/7/9~ 権ほまに物凄くハマる
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目次
天照和子のけじめの付け方 その1
歴バスのネタバレたっっっっくさんあるから!!気をつけてね!!コオ和子です!多少の捏造はすみません!!
あのコオリくんに告白されてから、すでに二日が経過した。
明日からまた学校が始まる。まだ、心の整理ができていない。
しかし、仕方ないだろう!? あのコオリくんだぞ! まさか私のことが、すっ、すすすすす好きだなんて、誰も予想がつかないじゃないか!!(結構ついてる)
……しかし、そんなことを考えれば考えるほど、時間は過ぎていく。気付けば、もう17:30になってしまっていた。
私はお昼を食べてからずっと、自分の部屋にこもっている。ずっとベットの端に座っていた。
さて、明日はどうしようか。学校に行くとしても、クラスは違うわけだし、別に会わないという選択もある。
……その場合、コオリくんはどうするのだろう? 彼は優しいから、そのまま話しかけてこないかもしれない。しかし――
「私は、本当にそれでもいいのか?」
こんなの、コオリくんの優しさに甘えてるだけじゃないか。
もし、そうなったら、前みたいな友達には戻れない? 歴友活動も、もうすることができないのか?
……いや、それだけじゃない。多分私は……コオリくんが離れていくのが`怖い`のだ。
いままで、なんで目をつぶっていたんだろう。つぐみについていたウバワレ――卑弥呼様に言われたときから、わかっていたはずなのに。
「……弱いな、私は」
ギュッと膝を抱えて体育座りをする。コオリくんからもらったブレスレットが足に挟まれて胸に押し付けられた。
……そうだ、私は、これをもらったとき、嬉しいと感じてしまった。まるで、コオリくんと結婚したみたいだと思ってしまったからだ。
つまり、私は狐屋コオリのことが好き?
確かに、『かっこいいな』と思ったことはごくごくまれにあった。しかし、最近はそれがだんだんと増えていっている気がする。
……そう考えたら、意外とあるな。
ふふっ、と自然と笑みがこぼれた。なんだか、心にあったモヤモヤが晴れたみたいだ。
明日、ちゃんと話そう。面と向かって、コオリくんと。
そう心に決めて、私はリビングへと下りていった。
---
翌朝。
私はいつも通り、よい子の21:30睡眠だった。……が、いろいろと考えてしまって、結局寝たのは22:00になってしまったのだ。
いままではこんなこと、一度もなかったのに。
そして、いつもより10分ほど遅く起きた私は、身支度を完璧に済ませ、髪の毛をいつも通りの髪型に結った。
心なしか、鏡に映る自分の顔が少し赤い。……なぜだ。
……よし、行くか。
私は気合いを入れ直し、玄関から「いってきます」と声を出した。
--- 続く!! ---
読んでくれてありがとうございます!!フワ雲 愛凛です。初めての歴バス二次創作!和子の考えてることとか意外と難しかった(汗)。書いてるのめっちゃ楽しい!続きは頑張る……よ。みんな中途半端なの嫌だよね!?頑張ります!ばいくもっ!
天照和子のけじめの付け方 その2
歴バスネタバレあり!!コオ和子!!和子頑張れ~!
--- 前回のあらすじ ---
狐屋コオリに告白された天照和子。部屋で二日間ウンウン悩んでたはいいが、時間は有限でついに、コオリとしっかり話をする決意を固める!(雑でごめんよ)
……どうしようか。いざ、教室の前に来てみたはいいが、呼び出しても、里にいじられる運命が見えてしまう……。
しかも里も、「つぐみ、来るかな……??」と扉付近をチラチラチラチラ確認している。幸い、まだ私の存在に気づいていないようだが。
うむむ、これでは話すことができないではないか!!
私は天照和子、『高嶺の花(触れるなキケン)』などと言われてきてもなんとも感じなかったではないか!! なぜ、コオリくんと話すことで周りからの視線を気にしなくてはならない!!
しかし、この状況は非常にハードルが高い。
どうしようか(二回目)。……そうだ、メールで呼び出すか。
とりあえず|人気《ひとけ》のない廊下の突き当たりに移動する。スマホを取りだし、『狐屋コオリ』をタップする。
コオリくんのメールをするのは、初めてだ。だいたい、狐屋家にお邪魔させていただいてるから使う機会がなかったのだが、まさかこんなところで役に立つとは。
震える手で文字を打ち込む。何度も何度も読み返し、送信ボタンをタップする。
「コオリくん、話したいことがあるから、放課後に時間をもらってもいいか」>
送ってすぐに既読がつく。しかし、返事が来たのは一分ほどあとだ。
<「わかった」
短い。ただ一言だけだったが、それが私には信じられないくらい嬉しかった。
……これが、恋というやつか。
私は少しだけ軽くなった足取りで、自分の教室へと向かった。
---
「……天照さん? あーまーてーるーさーん?」
ハッとして意識を目の前に戻す。そこには、けげんそうに私のことを覗き込んでいる狸原無礼……違う、狸原礼がいた。
「礼くんか。どうした、私はなにかおかしな行動でもしてたか?」
「行動というか……雰囲気がおかしいです。あんた、急に`トキメキトゥインクル♥`な雰囲気出してどうしたんですか」
なぬっ? 私が里の喜ぶようなトキメキトゥインクルな雰囲気を出していただと!?
そ、そんなことないっ、断じてないぞ!!!
「和子っ、あんた、急に何なの? 狐屋くんとなんかあったわけ?」
**ギ、ギクッ!!**
礼くんの隣に立っていた有月ユリハが私の核心をつく。さすがユリハ。恐るべし!!
ユリハの言葉に礼くんが反応する。
「あ、……そーいうことですか。__若、どんな顔するでしょうか(笑)__」
「んっ? 礼くん、今何と言った?」
「なんでもないでーす。ほら、さっさと席に着いた方がいいんじゃないですか? 先生が来ますよ」
その言葉にユリハと私はしぶしぶ自分の席に向かった。
--- 続く!!! ---
多分次で最後です!さあさあ、若はどんな顔をするのでしょうか?見てくれてありがとうございます!
天照和子のけじめ付け方 その3
歴バスネタバレ注意!コオ和子!次回で終わりにしたい……
いつもなら歴史小説に浸る授業中だが、なぜか浸ることができなかった。
……もしや、私は歴女では――い、いや、この問題はもう解決したではないか! いまさら何を考えている、天照和子!
そして、やたらと早く時間が過ぎてしまった気がする。もう帰りの会だ。
ボーッとしてしまっていたが、椅子がガタガタと音と立て、我に返った。
まずい。自分から呼び出しておいて、遅れるなんて言語道断!! 失礼極まりないではないか! しっかりしろ、私!!
挨拶が終わってから私はすぐに教室を飛び出した。
---
隣のクラスのドアの前で、私はコオリくんを待ち伏せる。
よっちゃん先生の話す声が少し聞こえるが……今の私はそんなこと耳にも入らない。
呼びだしたはいいものの、何を話せばいいのだろう。
そもそも、私はトキメキトゥインクルなものに耐性がなかった。その私が、告白の返事、しかもOKというのだ。
昔の私のイメージしかない人はひっくり返るだろう。もちろん、昔の私が聞いてもそうだろう。
突然、ガタガタッと音がする。多分、帰りの会が終わったのだろう。
……まずい、妙にドキドキしてきた。
ガラッと扉が開き、出てきたのは――
「あれぇ? アミィちゃん、どうしたの?」
水谷里。多分、森つぐみと交際中……と思われる人物だ。
里は不思議そうに私のことを見てくる。うわっ、嫌な予感しかしないが、ここは言わない理由などないしな……。
「コオリくんに話すことがある。それだけだ」
「えっ、狐屋くんに!? ……ふぅん、へぇ~……」
的中。見事に嫌な予感が的中した。
「アミィちゃんっ、ちょっと顔赤くないっ!? ついにっ、ついに狐屋くんと付き合っちゃ――」
「里!! ダメだ!! ストップ!!」
危ない。間一髪だった。おおっぴらに言われてしまえば、私もコオリくんも、もう学校に来れなくなるぞ!!
「というか、私は顔なんて赤くない! 変なことを言うなっ」
「え~? でもでもっ、ほっぺのところが赤くなってるよ! 鏡見る~?」
バッと里から手鏡をひったくり、じぃっと鏡の中の自分を見る。
……ほんとだ。確かに少し……赤い……気が、しなくもない……(認めたくない……)。
すると、急に里が手鏡を取り上げた。
「未来の彼氏さんが来たみたいだからっ、私帰るね! アミィちゃん、頑張ってね~!!」
「お、おい! 里!」
まるで嵐だな、あいつは。
げんなりしていると、
「和子」
と声をかけられた。
--- 次回、最終話!! ……になればいいな…… ---
明日、また頑張ります!!(ていうか平日じゃんやだ……)
天照和子のけじめの付け方 その4
歴バスネタバレあり!!捏造!!気をつけ手ね!!!コオ和子だよ~っっっ!!!
「コオリくん……」
……なんだか、久しぶりだな。いや、実際にはそうではないのだが、なぜか久しぶりと感じてしまう。
心臓がトクトクと速くなっていく。……うむむ、今の私は、どういう顔をしているのだろうか。非常に気になるが、知りたくないという気持ちもある。
「……その、俺に用事、って、なんだ……?」
コオリくんも、緊張しているのか? いつもより言葉がぎこちない気がする。
私は少し戸惑いつつも、彼の手首を握り、少しだけ自分の方に引っ張った。
「うおっ」
「……ここじゃ話ずらいから、帰りながらでいいか……?」
「お、おうっ。わかった」
よかった。
受けてくれた、という事実に心底ほっとする。
私は手をコオリくんの手首から離し、くるりと進行方向へ向き、歩き出した。
---
……とは言ったものの。
話し出せる空気ではない。むしろ、気まずさが増しただけだった。
ちらりとコオリくんの方を見れば、あちらも気まずいのか、顔を背けている。
勇気を出せ、天照和子! 普段絶対にしないことをやる勇気を!!
「こ、コオリくん!」
私は自分でもびっくりするくらいに大きな声が出た。……なんだか、ものすごく恥ずかしくなってきたんだが。
「……なんだよ」
彼はピタリと足を止める。しかし、こちらを見ようとはしない。
「えっと、だな。せ、先日の話だが……」
「……っ、あれは……」
コオリくんが明らかに動揺する。
「わ、私は、今までそういう目でキミを見ていなかった。しかし、キミにそう言われ、ちゃんと考えたのだ。わ、私の、れ、れれれれ恋愛感情で、好きという相手は、誰か、と」
今の私はきっと真っ赤だろう。自分でそう感じられる。……正直、逃げ出したい気分だ。
だが! 私はラストサムライ、天照和子なり!
「……和子」
「コオリくん。私は、キミと同じ……よう、だ。……__私も、君が……す、好き、だ__」
蚊の鳴くような小さな声。しかし、耳がいい彼は、聞き取れてしまったらしく。
「……??」
と顔を真っ赤にさせて私のことを凝視している。
「……見つめられると、困るぞ」
「っ! わりぃっ……。和子が、まさかそういうこと言うなんて、思って、なかったから」
……だよな。正直、言った私も驚いている部分はある。後悔はないが。
「それで、どうなのだ。私はちゃんと言ったぞ」
私はじぃっとコオリくんの赤い瞳を見つめる。
コオリくんは少しの間、戸惑っていたが、
「和子」
とブレない声で名前を呼ばれた。
「コオリく――」
私が言葉を発し終える前に、それはふさがれた。物理的に、である。
物理、的に……? と、ということはつまり!!
私はコオリくんの腕の中(いつのまに!?)から脱出し、彼のことを見る。
「なっ、ななななななっ……!?!?」
「和子、前俺にしたから。仕返さねぇと気が済まなくなった」
「しっ、したっ!? わ、私がコオリくんになにを……」
ん? 待てよ。
|神鴉珠《かんがらすたま》と戦っていたとき。信長様を呼び出したとき。コオリくんに信長様を憑かせたとき。
……うん、したな。私が。
……待て。とんでもないことをやってしまったのでは……!?
「あ、あの時はすまん! あの時は必死で……」
「いや、いいんだけどよ」
コオリくんは私の方に歩みを進める。その瞳に宿る光が、さっきとは違って見えた。
「和子。俺も、和子が好きだ」
今度は、はっきりと言われた。
なぜだろう、心にあったすこしの隙間が消えていく気がする。
「……あぁ」
私はゆっくり、笑みを作った。
そうしたら、コオリくんも笑ってくれた。
今、わかった。私の結婚したい相手は――
隣で笑ってくれている、狐屋コオリだ。
……ハイッ!勝手にキsをさせた張本人!フワ雲 愛凛でーっす!終わりました!よかった!!本当に!!次からリクエストのやつ書きます!
リクエストよろしくぅ
狸原礼の日常 狐屋コオリ編
『天照和子のけじめの付け方』に関連することあります!!
https://tanpen.net/novel/series/c9698495-379f-40c2-92c6-464a799e5f04/
こっちも見てみて!
|神鴉珠《かんがらすたま》のウバワレ騒ぎ(もとい、|神鴉タマ《かんがらすたま》と天照さんの結婚騒ぎ)は本当に大変だった。
天照さんは、自分がタマに恋してる、とか勘違いしてるし、僕と若、上さまに止められてもやめようとしなかった。
神鴉珠は自分の意思でウバワレを憑かせるし、自分の当主としての責任を果たすとか言って、天照さんをナナシに食わせようとしたり。
ただ、終わった後に一つ妙なのは、若の様子が明らかにおかしいこと。
なぜか顔が急に赤くなることがあるし、部屋にこもっていることが多くなった(といっても、まだ一日しかたってないんですけど)。
まさか、天照さんのことで? ……いや、若は**バカ**で**アホ**で**ヘタレ**だから、それはないか。
しかし、字消士一族の若として、いつまでもあのままじゃ困る。
僕ははぁ~あ、と深くため息をつき、しぶしぶ若の部屋に向かった。
---
「若、入りますよ」
僕は返事も聞かずにふすまを開ける。
するとそこにいたのは――
「……礼」
机に向かってズゥウウウウウンと落ち込んでいる(いや、悩みこんでいる?)若の姿。
正直、めちゃくちゃ驚いた。若がこんな姿になるのは――結構あるけど、なにか違う雰囲気があるから。
「若、何があったんです? 様子が変です」
「……言った」
「は?」
言った? 何を。え、まさか?
「和子、に。帰り」
「は? いやいやいや、ちょっと待ちやがれください?」
つい口調が悪くなる。
でも、この若が? 天照さんに? 信じられない。
僕は若にグッと近づき、
「若。あんた、自分が何したかわかります?」
「え……告白?」
「そうだけど。多分、今頃天照さんも同じ感じですよ」
若は頭がいつも以上に働いてないらしい。「意味が分からねぇ」という顔で僕のことを見る。
「……どうして、急に言ったんですか」
「……なんつーか……勢い? タマが和子に本気で惚れてるって分かったし。なんか……取られたくねぇなって……」
「普通勢いで告白しねぇです」
「でもよぉ……和子のことが好きって分かってて告白してなかったの俺だけじゃねぇ? |隼士《しゅんじ》もちゃんと言ったらしいし……一番友達歴長いの俺だけどよ……」
若がマジで落ち込んでる。今にもズゥウウウウウウウウウウンという効果音が聞こえてきそうな感じだ。
僕は、はぁあああああ、と本日特大のため息をつき、若に言った。
「ちゃんと言ったなら、しっかり天照さんと向き合った方がいいですよ。避けてたらもう話せないかもしれませんから」
「……和子と、話せなくなる……」
若はバッと顔を上げ、呟いた。
「分かった。和子とちゃんと話す。…………ように努力する」
この人、自信が半分ないからって付け足したな。
僕はそのヘタレ気味に呆れつつも、少し安心して若の部屋から出た。
ほんとは学校での和子の方も書きたかったけど文字数と時間もやべぇやべぇということでコオリくんだけです……頑張る……
素直になれたら
権ほまはいいぞぉおおおおお
なんかお前らもう付き合ってるだろっていうやつだけど付き合ってません。ほまれの学校での姿と権之助の学校での姿が見たい……。なんなら権之助がほまれに会いたすぎてめっちゃくちゃほまれにメールしちゃうのが見たい。というわけで書きます!!(未来形)関西弁が違ったらごめんなさい……
〔権之助Side〕
はぁっ。早く授業終わらないかな……なんならもう下校時間になってほしい。
早くほまれに会いたい。でも、学校は違うし、学年も違うし。だから俺は授業中にこっそりほまれにメールを送ることしかできない。
でも、もちろん返信は付かず。それりゃそうか。だってほまれは、**超優等生で超かっこよくって超可愛くて超綺麗**だから。
こんな不真面目な俺とは違って。
と、その時、授業終了のチャイムが鳴った。
やった! これでほまれに連絡できるっ。
号令をし終わった後、すぐに廊下に出る。
ほまれは《《影の》》字消士だ。俺がこんなところでほまれに迷惑をかけるわけにはいかない。
廊下をルンルン歩いていると、スマホがブルブルっと震えた。
画面を見ると――わっ、ほまれだ!!
すぐに通話ボタンをタップする。
『……権?』
「ほまれっ! どうしたの? 電話、珍しいっ」
ほまれの声が聞こえたことで、俺のテンションは急上昇!! ついつい声が大きくなってしまう。
廊下にいた先生やクラスメイトたちがなにごとか、と俺の方を見た。
やばっ、これじゃほまれに迷惑がかかるかも。
『権、単刀直入に言うで』
「待って、ほまれ。今から誰もいないところ行くから」
『は?』
俺はグッと足に力を込め、床を蹴り上げる。そして、一気に廊下の真ん中を突っ切る!
俺は字消士としては全然強くないけど、足の速さだけは誰にも負けない自信がある。
きっと俺は先生より早い!(多分!)
「お、おいっ、鹿ヶ谷!?」
焦る先生の声が聞こえたけど、関係ないっ。
ダンッと床を押し、スピードを殺す。ここまでくれば、誰も来ないでしょっ。
一人でどや顔をしていると、
『権っ、今のなんや!? あんた、学校で何してるん!?』
とほまれの焦った声が聞こえた。あ、そうだ、通話中だった。
「あ~、……大丈夫! ほまれは心配しないでいいよっ」
『そんなことできるかっ!』
ほまれがいきなり大きな声を出した。こんな大声を出すほまれは珍しくて、驚く。
『……あ、ご、権、うち……』
「大丈夫」
ほまれも、自分が大きな声を出したことに驚いてるんだろう。珍しくうろたえている。
『……権』
「ほまれ、メール、迷惑だったんでしょ? 俺の身勝手で、ごめん」
『…………ちゃう……』
てっきり、怒鳴られると思ったけど、聞こえてきたのはほまれの震えた声。
「えっ、ほまれ!?」
長すぎて一回くぎんないと精神やばい(早く投稿したいぃいいいい)からくぎる
素直になれたら その2
権ほま推そうzeeeeeee
次、終わるかなぁ………………
〔ほまれSide〕
ちゃう。ちゃうんや。権、迷惑なわけないやろ。
いつのまにか、涙が込み上げてきおった。慌てて拭うが、それでもまだ涙は出てくる。
あかん。権の前では、絶対泣きたくなかったのに。
「……権……っ……うち……」
情けない。もう、弱いところは見せないって決めてたのに。
『ほっ、ほほほほほまれっ!?!? 俺、なんかしちゃった!? 俺のせい!?』
権の焦った声が聞こえてくる。
涙を引っ込めようとしても、全然引っ込まん。どうしてこんなときに泣いてしまうんやろ。
『ほまれっ!! 俺、すぐそっち行くからっ。待ってて!!』
「……権っ……?」
ブツッと切れた通話。それを手にしながら、うちはただしゃがみこむことしかげきんかった。
---
〔権之助Side〕
ほまれが、泣いていた。滅多に泣くことのない、ほまれが。
「ほまれッ……!!」
勝手に学校を抜け出したら、あとで事務方に怒られるかもしれないけど、ほまれの方が大事だっ。
俺は屋上に上がり、柵を越えてそのままジャンプ! 横の建物の屋根に飛び移った。
こうやって屋根を蔦っていけば、ほまれの学校には比較的ショートカットで行けるっ。
「ほまれ……すぐ行くからっ!」
---
〔ほまれSide〕
「……なんなん、権」
アホやろ。学校から、ここまで来るとか。
……権は、うちのためならなんでもする。たとえ、自分が傷つくことでも。
そんなん、うちはいやや、って言っても「じゃあほまれは和子ちゃんがピンチにあっても、助けに行かないの?」とか言って聞いてくれん。
|日の御子《ひのみこ》様を出すのは反則や……って思っても、言えないうちが、正直、嫌いや。
権、ここまでほんまに来るんやろうか。……来る、わけないよな。
その時――
「ほまれッッ!!」
うちの大好きな声が、真上から聞こえてきおった。
頑張るから見捨てないで……
素直になれたら その3
権ほま、謎に筆が進みました(過去形)
〔権之助Side〕
「ほまれッッ!!」
見つけた。ほまれは校舎の裏側の、一番見えにくい死角にいる。
俺は屋上からそれを見つけて、そこからほまれのところまでジャンプ! それして華麗に着地!
――するつもりだったんだけど。
ぶっ通しで跳んできたからか、足にうまく力が入らない。
まずい。このままだと、着地に失敗して……
「権!?」
ほまれがギョッとして俺のことを見る。
ほまれにカッコイイところ見せたかったのに――。
俺は痛みを覚悟して、ギュッと目をつぶった。
けれど、俺に来たのは衝撃じゃなくて、抱きしめられる感覚。
「……ほまれ……?」
ほまれだ。
ほまれは、俺の力の入らない足の代わりに自分の足で俺を抱きしめながら着地する。
「権っ、怪我ない!?」
ほまれがめちゃくちゃ心配している顔で俺のことを見る。
だけど。
グラッ
ほまれはバランスが崩れたのか、後ろに倒れていく――
---
〔ほまれSide〕
あかん、このままやとうちが倒れる。
権が上から来たと思ったら、着地の動作をしておらんかった。だから、うちが代わりに着地した。
でも、さすがに二人分の体重を着地するんはハードルが高かった。
「ほまれ!」
権が力の入らないはずの足に無理矢理力を入れて、うちのことを自分の方に強く抱き寄せた。
うちはその間になんとか、体制を立て直す。
「ほまれっ、大丈夫!?」
「うちは……平気やけど……」
権の声が頭上から聞こえてきて、うちは今どんな状況になっているかがやっとわかった。
うち……もしかして権に抱きしめられてるん!?
「権……っ、これはっ、どういうことや……」
「えっ? ………………あ……っ」
権は今気づいたみたいや。うちのことを抱きしめている手がガタガタと震えはじめる。
「い、いやっ、ほまれっ? 俺、その、ね? ほまれが倒れそうだったからね? 急いで支えたらなぜかこうなっちゃっただけだから! し、下心なんて全く――」
「それは、わかってるんやけど……」
権が下心なんて持つはずがない。なんたって、権は『智の鹿ヶ谷初の鳥頭』やから。
だからこそ、や。だからこそ恥ずかしく感じてしまうんや。
「……権の、アホ」
うちは権の胸から顔をあげて、そう言った。
---
〔権之助Side〕
えっ……? ええええええええっっ???
ほまれは見たこともないくらいに顔を真っ赤に染めて俺のことを見ている。その姿がものすごく可愛くて――
「…………権?」
まずい、理性削り取られる。なに、このほまれ、可愛すぎない???
ほまれの可愛さにやられてると同時に、俺はまだほまれのことを抱きしめてることに気がつく。
「ご、ごめん、ほまれっ」
腕を緩めたら、急にほまれに腕を掴まれた。
「アホ。まだ足がふらついてるやないか。無理せんといて」
……あっ、ああ~!! そういうことね!? てっきり甘えかと……。
「……ほまれ、図々しいのはわかってるんだけど、まだ一緒にいてほしいな~……なんて」
「ええよ」
やっぱダメだよね~…………ん? 今「ええよ」って言った!?
「もう授業も始まってしもうたし、ええよ。うちの特等席、貸したる」
「いいのっ!? ありがとうほまれ~っっ!!」
「くっつかんといて!」
……オチの付け方がどこかに消えました☆
影の願い事
ほまれ書きたかったし七夕だから書いたんだよー
今日は七夕だ。
すなわち、織姫と彦星が会えるという伝説の日。今まで、うちはそれを信じていなかった。けど、今年は、信じてもええかもしれん。
「ほ~まれっ!」
「権」
ひょこっとやってきたのは、鹿ヶ谷権之助。うちになにかとかまってくるやつや。
「ほまれ、願い事何にするの?」
「……まだ。でも、権には見せへん」
「えっ、なんで!?」
権はどうしても見せてほしいのか、ものすごくショックそうに言う。
だって、うちの願い事は――
『権や日の御子様たちと、ずっと一緒にいられますように』
……こんなの、恥ずかしくて見せられるわけないやろ。
「ほーまーれー……見せてよー!!」
「いやや」
うちは短冊を自分の胸に抱き、プイッと権と反対の方を向く。
しばらくワーワーしていた権やけど、うちが意地でも見せないことに気づき、どっかに行きおった。
うちはその権がいた方を向き、
「……いなくなったら、承知しないで?」
と呟いた。
短いけど我慢してください……朝の短い時間で書いたんです
個人的にはこっそり好きだと遠回しに伝えるほまれが大好きで書きやすいです
それでは
兎川さん、バレンタインのご予定は? 1
季節感バグっておりますね、ハイ。
だって!!!⑨を見てほまれのバレンタインのチョコを持っている激カワイラストを書いて!!おやおやネタが湧き出てくる……??書くしかないやん!?
今回はモブ男子(名前はあるよ)目線で書いていきます!
隣の席の、頬杖をついている子。
美しい銀色の短い髪が風に揺れる。
ああ、今日も綺麗だなぁ……。
俺の視線は、もう彼女に釘付けだ。
――兎川ほまれ。きっと学校一の美人である。
俺の中では、絶対的な一位だ。
澄んでいる赤い綺麗な瞳。誰も寄せつけないような、ミステリアスな雰囲気。そしてなにより、**絶対的に素顔がかわいい!!!**(見たことないけど!)
「なあっ、悠雅! 宿題教えてくんねぇ?」
「うえっ!? あっ、うん! わかった」
急に友達に話しかけられて、ビックリした。
俺は名残惜しく思いつつも、自分の席から立った。
「悠雅、絶対今兎川さんのこと見てただろ? うらやま~」
にやにやと俺に聞いてきたのは、|岡田壮《おかだそう》。
サッカー部に所属している、あとちょっとでレギュラーに選ばれそうらしい。
「……だって、仕方ないだろ。あんな綺麗なんだからさ」
「わかるけどな? それでも兎川さんって、《《あいつ》》がいるだろ? でっかい壁なんじゃねぇの?」
そう。兎川さんが美人でも、みんな(得に男子)が話しかけられない理由がそこだ。
下校時間にいつもいる――中性的な、ヤツ。
きっと、今日もいるだろう。……本当に邪魔だ。
下校時間。
兎川さんはいつも、いつの間にか帰っている。
……まあ、いつ校門の前にいるかはわかるんだけど。
「あっ、ほっまれぇ~!!」
ああ、来た。ヤツが。
俺は急いで校庭に下りる。悔しいけど、こういう方法でしか、兎川さんの表情が見えないからだ。
「ご、権っ……」
兎川さんの頬(マスクから見えている部分だけだけど)が赤く染まる。
俺らの言動ではそんなこと一度もないくせに、こいつが来た途端、すぐに表情が出てくる。
「ほまれ、お疲れさま! 疲れてない? 大丈夫?」
「……うちが疲れるんは、3割くらい権のせいやで?」
「ええっ!? 俺のせい?」
兎川さんはすこしだけ目を細めて笑う。
こういう姿が見れるのは、全部あいつのやってることのおかげ。
「……クソッ」
兎川さんが楽しそうなときは、俺はいつも苦しいばかりだ。
--- 続く☆ ---
やべぇやべぇモブ君(目線の)がすごく嫉妬深くなっちゃった……
頑張るぜ続きも
兎川さん、バレンタインのご予定は? 2
モブくんにわかりみしかないという感想を頂きました~❤
そして権之助の知名度が高いのは声がでかくて中性的でかわいいタイプ(場合による)で高嶺の花(ほまれ)が表情を見せる人間だからなんだよね……。
ほまれは自分が高嶺の花だと知ったら逃げ出しちゃいそう……(影として目立つのはNGだからね!)。
今回は権之助目線だよ!
10巻のネタバレがあるのでワンクッション挟みます。
俺の放課後の楽しみ――それは、《《彼女》》(カレカノの方じゃないよ?)に会いに行くこと。
最近は柔らかくなったって言うか……変わってくれた。
それはきっと、俺のやったことがきっかけじゃないんだろうけど。
「あんた、毎日岡山から京都って……疲れへんの?」
呆れた顔でそういったのは、兎川ほまれ。
俺、実はほまれに片想い歴5年目なんだ~!
「全然! ほまれがいれば」
「……っ、な、なに言うてるん……!?」
俺が笑いながらそう言うと、ほまれは顔を赤くして言う。
ついこの前までは、こんな姿は見せてくれなかった。
きっと、|日の御子《ひのみこ》の――|天照和子《あまてるわこ》ちゃんのおかげだ。
ほまれは和子ちゃんを主人と決めてから、すごく柔らかくなった。
それは、影の字消士としてはいけないことかもしれないけど。俺は正直、めちゃくちゃうれしい。
そして、もっと俺が笑わせてあげたい。
「権、腕……平気?」
ほまれがマスクを少し下げて、周りに聞こえないように言ってきた。
まだ気にしてるのかな。俺がほまれをかばって作った傷。
――3月、俺達は暗黒人間と戦った。
想像以上に苦戦して、俺はほまれを攻撃からかばったときの二の腕に刀傷。ほまれはあばらが折れていて、|狸原礼《たぬきはられい》は、右腕の骨がバッキバキに折れていたとか。礼の姉の狸原あやめは一番軽傷だったらしいけど、打ち身で背中が真っ青。そして若――|狐屋《きつねや》コオリは、腹に手首をつっこまれたせいで、生きてるのが不思議なくらい。
で、和子ちゃんが暗黒人間の正体を当ててくれて……なんだっけ、イルカ? みたいなやつだった気がする。
それで、なんとかなったんだけど……。
ほまれは、自分のせいで俺の傷ができたと思っているみたいで、ちょくちょく大丈夫か確認してくるんだよね。
「平気だってば。もう一ヶ月半経つんだし……」
「せやけど、うちのせいで……」
しゅんっという効果音が聞こえてきそうなくらい落ち込んでいるほまれ。
え、待って、超かわいい。
「ほんとにへーきだから! ね、行こ?」
俺はほまれの手首を優しく掴んでひっぱる。
そしたら、ほまれが息をのむような声をしたけど、照れてるのかな?
俺は上機嫌でほまれと一緒に歩き出した。
……もちろん、遠くからの鋭い視線にも気づいてたよ?
--- 続くze ---
ほまれの京都弁は『恋する方言変換』を使わせていただきました。
権之助はどのくらいアホにしたらいいのかがわかりにくくてビミョーに書きにくかった……。権之助って意外と鋭いところあるよね!
そしてほまちゃんかわよすぎる。
兎川さん、バレンタインのご予定は? 3
今回はモブクラスメイト(女子)視線です。
……えっと、まぁほまれガチ恋勢みたいな。
権之助の敵です(は??)。
京都弁じゃないのはごめんなさい……
あとなんかすごい嫉妬深くなるなんで?
今日も美しき姿。
ああ、何度お目にかかっても、素晴らしきお方……!
私、|伊丹晴香《いたみはるか》はこの学校の高嶺の花である兎川ほまれ様に夢中。
視界に入っていただけるだけで、心臓がトキメキトゥインクル☆なのです。
……しかし、そんな私にはある《《敵》》がいるのです。
本当に目障り……!
いつも私たちは遠めに見守ることしかできないのに、あの男はほまれ様にベッタリ。
とっても~~羨まし~~嫌らしいです!
私は今日も遠くからむむむ、とその男に視線を向ける。
いつかは私もほまれ様とお近づきになりたい……。
そしていつか笑顔を向けられてみたい……!
ギリリと奥歯を噛みつつ、そのお美しいお姿を拝見する。
ふいに、ほまれ様がこちらを向いた。
そのお顔は……わ、笑っていらっしゃる!?
ほまれ様が笑顔を私に見せてくださるなんてなんて光栄な! これだけで私はもう死んでも悔いは――あるにはあるけどないってことにできます!!
はわわわわ、か、かかかか輝いていらっしゃる……!!
私はそのまま、意識がフッと宙に消えた。
---
「……なんか、最近みんなおかしいというか、なんか変わった気がするんやけど……?」
「そーなの? 俺はほまれが笑えるんだったらなんでも嬉しいけどー♪」
すっごい、あの、ね?
短いね?ごめんね?
ネタがね?消えてね?塾がね?あって。
もうね?出なくちゃいけなくてね?
こうなりました。
次はもっと真面目に書かせていただきますごめんなさい。
日の御子と鳥頭
和子ちゃんほぼ全員と関わってるから消去法で権之助になりました。
……全部『和子ちゃん』呼びなのは許してくれ……(アホってムズいぃ)
空の色が朱色に染まっていく時間。
私、|天照和子《あまてるわこ》は|狐屋《きつねや》家の縁側に腰を下ろしていた。
いつもならば見習い字消士たちが修行に励んでいる時間だが、本日はナシ。
我が友コオリくんの母、上さまの発案により、四家の絆を深めるための『食事会』を行うのだ。
私は字消士ではないが、日の御子であり、コオリくんの友として参加させていただくことになったのだ。
しかし私は客人という立場であり、やることがない。
手伝おうと言っても、なぜかコオリくんと礼くんに「「何もしなくていい」です」と言われてしまったのだ。とても必死そうに言われたのだが、なぜだろうか?
「あっ、和子ちゃんはっけ~ん! 和子ちゃんもひまなの?」
やたらとニッコニコ笑顔で私に話しかけてきたのは、|鹿ヶ谷権之助《ししがたにごんのすけ》。
兎川家の字消士である、ほまれが大好きなものすごい鳥頭である。
「ひまだが……。キミもなのか?」
「いやー、まあね。ね、ちょっと話さない?」
私が返事を返す前に、権之助は勝手に隣に腰を下ろす。
そして、ニコニコとした無邪気な笑顔ではなく、少しおとなびた、優しい笑顔になった。
「和子ちゃん、ありがとね」
「……ぬ? 私は、キミに感謝されるようなことをしたか?」
私が眉をひそめて問いかけると、権之助は空へと視線を向けた。
「ほまれが変わってくれたの、和子ちゃんのおかげだと思うからさ」
権之助が空へと向ける視線は、クリスマス会前夜に話したときと同じ。
ほまれのことを想い、熱を帯びている。
「ほまれは、『権だってうちを変えた』って言ってるけどさ。俺は、和子ちゃんのおかげだと思うんだよね。ほまれが和子ちゃんを主と決めてから、前よりずっと笑うようになった。素顔だって、たまに見せてくれるし。だから、ありがとう」
視線がこちらに向けられた。
その瞳が、あの時よりも澄んで見える。
私がなにも言えずにいると、権之助が「よ~しっ!」と立ち上がった。
「和子ちゃん、話聞いてくれてありがと! 俺ほまれんとこ行ってくる!」
ニカッと笑った権之助はタタタッと音を立てて去っていった。
ふぅ……ガンバッタァ……
繰り返し。
つぐみ視線
初のバドエンです
初めてちゃんとした曲パロ書いた気がする
みそとしょうゆは里の飼っている犬ですよ!
二次創作なので簡単にキャラの説明を……
森つぐみ
小学5年生。ある事件があり、不登校だったが、最近はクラブ活動の時間に登校している。里の親友。
水谷里
小学5年生。5年1組の陽キャ代表。パーティに目がない。つぐみの親友。
8月15日。12時30分ごろ。
僕――森つぐみは、珍しく外の公園に来ている。
天気がすごく良くて、日差しがものすごく強かった。
やることがなくて家でゆっくりしてたら、友達の水谷里が「みそとしょうゆのおさんぽしよー!」と来たので、一緒に出かけて、公園のベンチしゃべっていた。
「ん~、でもまぁ、夏は嫌いかなぁ」
里が膝の上に乗っているしょうゆの頭を撫でながら呟いた。(みそは砂場で駆け回っている)
「どうして?」
「だって、暑いじゃん! 日焼けもしちゃうし~。つぐみも、外あんまり出たくないでしょ?」
ごめんね、連れ出して。
里はそう申し訳なさそうに言う。
だけど僕は、首を左右に振った。
「全然! 僕が里といたいから来ただけだし……」
里はなにか言いたげな顔をしていたけど、里の膝の上のしょうゆが急に走り出した。
「おわぁっ!? しょうゆ、どうしたの~っ?」
里は立ち上がってしょうゆのことを追いかける。
僕は座ったまま里の背中を眺めていた。
――でも。
視界の端にちらついた赤い光に危機感を覚えた。
光があるのは――里が飛び込んだ先のところ。
……信号だ。赤に変わったところらしい。
「里っ!!!」
僕は立ち上がり、大声で叫んだ。
里は不思議そうに僕の方を振り返る――、
**キキーッ!!**
振り返りきる前に、里のことをトラックが轢いた。
……遅、かった……?
僕の視界に入ってきたのは、赤く鮮明な、血の色。
僕は、その場に座り込んだ。
信じたくない。やめてよ、ねぇ、里? 返事、してくれないの?
呼吸が荒くなる。視界がだんだんと滲んでいく。
目を瞑ったら、まぶたの裏に僕そっくりの黒い影の姿が見えた。
「信じたくない? ……ふふっ、**嘘じゃないよ?**」
そう言って笑ってから、黒い影が消えた。
そのまま、泣き崩れるしかなかった。
耳に残ったのは、ただ|煩《うるさ》い蝉の声だ。
---
チリリリリリリ……
時計の目覚ましの音で目を覚ます。
……夢?
よかった。あまりにもリアルだったから、現実かと思った。
何時だろう?
時計を手に取って、寝ころんだまま針を見た。
8月14日。12時すぎぐらい。
……やけに煩い蝉の声が頭から離れなかった。
一日を過ごすなかで、不思議に感じた。
夢と同じように里が家に来て、来た公園も同じだ。
そう思ったら、背中がゾッとした。
……いやな予感がする。
僕は思わず、里の手をつかんだ。
「里っ。今日は、僕の家に移動しない?」
「ふぇ? いいけど……つぐみ、暑いのそんなにいやだった?」
「そういうわけじゃないけど……」
モゴモゴと濁して言う僕に「ふうん?」と里は声を出す。
公園からの小道を抜けたとき、周りの人が不自然に上を見上げていた。
なんだろう? と思った、そのとき。
「つぐみッ!」
里の声と同時に、僕は突き飛ばされた。
逆に里は、周りの人がぽっかり空けていた真ん中に飛び込んだ。
僕は地面に思いっきり尻もちをついて、その瞬間は見てなかったけれど。
ドカッという痛々しい音と、周りの人の悲鳴から、だいたい予想がついてしまった。
「……さ、と」
見たくない。けれど、まぶたが勝手に空いてしまった。
…………里に、鉄柱が、突き刺さっている。
いやな予感は、あたってたんだ。
いやだよ、里。信じたくないよ……っ。
そう思ったら、また、夢にいた黒い影が出できて、
「夢じゃないよ」
って笑ってた。
黒い影が消えたあと、里をもう一回見たら、……少し、**笑ってるような気がした**。
---
何回、繰り返したのかな。
目覚めて、出かけて、嫌な予感がしたと思ったら、里が居なくなっている。
もう、僕はとっくに気づいてる。
こんな、物語にしかないような話なら、僕が里を助けるためには、方法は一つしかない。
ごめんね、里。でも、里を助けるためだから。
---
里が、信号に飛び出しそうなとき。
僕は全力で走って、里のことを突き飛ばした。
「えっ……? つ、つぐみぃッ!!」
里の悲鳴が聞こえた、その瞬間。
**ドガッ!**
トラックが僕の体に突進してきた。
視界の端で、里の泣きそうな顔が見えた。
いつも通り黒い影が出てきたけど、戸惑っているっぽいな。
僕はもう、独壇場は終わりだよって伝えるために笑った。
物語みたいな、夏の出来事は……、
--- **ここでもう、終わり。** ---
---
---
悪夢を見て、目を覚ました。
スマホを見たら、8月14日。
私――水谷里は、近くで眠っているみそを抱き上げた。
「……私、またダメだった……」
そう呟いて、枕に顔をうずめた。
4分13秒のために4時間使った女です!マジ頑張りました!1988文字!初めてだよこんなに長いの!
【名前】フワ雲 愛凛
【作品に込めた思い】これは『カゲロウデイズ』という曲パロなので、文章で表現できるように頑張りました!
【目指している賞】🎀歌奈愛🎀賞(誰かの心に届くような作品を作りたいからです!)
歴バスキャラがナンパされたら……?!
コオ和子、権ほま付き合ってます。礼くんは……ごめんよ。
セリフのみ〜
ナンパのセリフはAI〜
権之助がくっっそ長いけど読んでね☆
和子の場合
「おねーさん、一人? 俺らと遊ばない〜?」
「は??」
「めっちゃキレーだねー。声かわいーwww」
(なぜ私が声をかけられるのだろうか? 私以外に目当ての人物がいるのではないか?)
「和子! 悪い、待たせて!」
「コオリくん」
「なに? あんた、この子の友達〜?www」
「ハ?? 友達っつーか、なんつーか……」
「コオリくんは私のカレシだぞ? 何を言っているのだ」
「!?」
「なぁ、コオリくん!」
「お、お、おうっ??」
コオリくんはヘタレすぎて自分の彼女だって言えなくて和子ちゃんが変わりにいいそうだなぁあ……
コオリの場合
「お兄さんイケメンすぎて二度見しちゃった。ちょっとだけ喋ってみたくて声かけちゃった!」
「ア??」
「お話しな〜い??」
「あ〜……えと、俺は……」
物陰から
「どうします?」
「まずさ、若にあれを断れると思う?」
「無理やね」
「じゃあ僕たちが行くしかないんですか」
「そゆこと☆」
「ってなわけでほまれ行ってきてください」
「なんでうちなん?」
「女子が行ったほうがいいでしょ」
「待って礼、ほまれは俺の彼女なんだけど???」
「でもここにいる女子ほまれしかいないでしょ」
「でもそんなことしたら俺嫉妬で死ぬよ??」
……などとくどくど言い始めて若のことを助けない人たち
礼の場合
「あ、すいません! 今めっちゃ暇で、イケメンとカフェ巡りしたい気分だったんだけど……一緒に行かない?」
「はぁ??」(うーわー逆ナンですかめんどいですね)
「いいっしょ?」
「すみませんが僕は用事があるので、では」
ぴゅんっ
「あれ?! どこ?!」
少し遠くで
「おお、礼くん」
「遅かったな」
「面倒事に巻き込まれただけですよ」
そもそもめんどいから逃げる☆
ほまれの場合
「ねえ、めっちゃタイプなんだけど! これからお茶しない?」
「は?」(うわ……ついてへんなぁ。外見はあんま褒められたくあらへんし、権がどれだけ嫉妬するか……)
「ねぇ、いいでしょ〜?」
「――いいわけないんだけど?」
「……権。早いな」
「あったりまえじゃんっ。……で、人の彼女をナンパするなんて、度胸あるね?」
「あ? お前、ほんとにこの子の彼氏なのかよ? お前チャラそーだし、信用できんわ」
「片思い歴5年舐めてる?? 死ぬほど努力して振り向いてもらえたんだけど? あー、そっか。あんたチャラそうだもんね。一途に恋なんてしたことないかぁ」
「んだと、てめぇ……」
「…………迷惑やから、さっさと終わらせてくれへん?」
あぁ……やばいよ……尊いよ……
権之助の場合
「今友達と『あそこにいるお兄さんめっちゃイケメンじゃない?』って話になって、賭けに負けたから声かけにきた! ……なんてね、本当は私が喋りたかっただけ!」
「え? 俺、イケメン? わー、ありがと!」
「ねえ、私いま心臓バックバクなんだけど! こんな可愛い子が突撃してきたら普通びっくりするよね?」
「んー、でも俺、彼女いるし! めっっちゃかわいいんだよ!!」
「えー! 彼女いるんかい! じゃあ『彼女の次に仲良い女友達』の座は空いてる? 減るもんじゃないし、とりあえずLINEだけ教えてよ!」
「え? あ〜……、惚気でもいいなら?」
「最高! 『惚気てもいいなら』ってことは、交換してくれるってことでいいよね? 早くその可愛い彼女の話聞かせて!」
「やったぁ! ってか、今話せるよ?」
「えっ、今!? 最高じゃん、話そう! 立ち話だけど、お兄さんの顔が良すぎて私いま目の保養タイムだわ。で、その可愛い彼女さんとはどこで出会ったの?」
「あ〜、ちょっと待って? ほまれぇ〜、いるなら出てきなよ?」
「っ……?! …………な、なんで、バレとるん……?」
(待ち合わせていただけです)
「ほまれのいる場所なんてすぐにわかるよ? 待って、顔真っ赤じゃんウソでしょ可愛すぎるって」
「……権、ほんまにやめて……」
「え、無理。可愛い。抱きしめ……は嫌だよね? じゃあもう狐屋家行く?」
「あんた、上さまにご挨拶するために来たんよな??」
「あーっ、そうだった。ほまれとデートする気満々だった」
もう尊い。無理、死