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鬼ごっこ9話
矢狩
⁇?「《逆転》ーー攻撃」
ガキィン!
金属が折れる音がした恐る恐る上を見ると高く打ち上げられた剣の切先と額に2本のツノが生えてる人が居た。
その人は2位に目掛けて突進した。
2位「なっ」
目を見開いた2位はバッっと10mほど後ろに飛び退いたが近くにいた3位は混乱から立ち直れていなかった。
3位「えっ…だって【解放ノ一閃】はあいつの最強の技…しかも5年分魔力を溜め込んでるのに…?1年で魔王でを殺したあの技が…⁇?」
それを見るや否やその人が3位の方へ突っ込んだ。
何も止められなかった。3位へ触ったときその人は…いや鬼はそう言ったんだ「タッチ」
3位は急にピタっと動きを止め、魂が抜けたように倒れていった。
しかし鬼はその様子を見届けもしないで2位の方へ走った。
2位はタッチさえ気をつければいいと思ったのだろう。折れた剣で細かく動かし牽制しようとした。
鬼はそのまま走りながら2位に向けて
鬼「|【地に這う槍】《グランドスピアー》」
そう言うと地面がボコっと盛り上がりそのまま槍の形になったコンクリートが身体中を串刺しにしていた。
鬼は2位のところに着くとそのまま2位を掴んで喰い始めた。
ガブッ。ブチッ。バキ。クチャクチャ。
血を垂らしながら喰うその姿に俺は唖然としながら見守ることしかできなかった。
手短めに2位を喰い散らかした鬼はこちらをグルンと向いた。
ハッと我に返った俺は急いで鬼から逃げ出した。
鬼も追いかけていて、俺よりもちょっと遅いくらいだから差が広がらない。
このままだと体力の限界の勝負か?と思ったら矢先に
鬼「|【暴風壁】《ぼうふうへき》!」
出口の先が巨大な風で出れなくなってしまった。え、詰み?
鬼はどんどんこっちへ近ついていく。ならばと風の中に入るとゴミが身体中にビシバシ入ってくる。めっちゃ痛い。しかも出れない。
鬼はそこで止まったもう大丈夫だと悟ったのだろうか。
そのとき鬼はUターンして逃げ出した。なんなんだろうと思ってると…
【解放ノ一閃】!!