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ピーキーブー ②近道
部活が終わった。
三人はいつもの帰り道を歩いていた。
🐵「なあ」
🐷「ん?」
🐿️「嫌な予感」
🐵「今日さ、近道で帰らへん?」
🐿️「やめとけ」
🐷「ええやん」
🐵「ほら」
🐿️「何がほらや」
キーは得意げに前を歩き始めた。
🐵「ついて来い」
🐷「隊長!」
🐿️「不安しかない」
三人は普段通らない細い道へ入った。
🐵「たぶんこっちやな」
🐿️「もう"たぶん"出てきた」
🐷「まだセーフ」
🐵「安心して」
🐿️「その言葉が一番信用できへん」
しばらく歩く。
知らない家。
知らない道。
知らない電柱。
🐷「ほんまに合っとる?」
🐵「合っとる」
🐿️「根拠は?」
🐵「勘」
🐿️「終わった」
さらに進む。
しばらくして、道が二つに分かれていた。
🐵「んー……」
🐷「どっち?」
🐿️「ほら」
🐵「こっち!」
🐷「おお!」
🐿️「希望的観測やろ」
選んだ道を進む。
五分後。
行き止まりだった。
三人は立ち止まった。
🐿️「ほらな」
🐵「いや、これは想定内」
🐷「想定内なん?」
🐵「いや」
🐿️「どっちやねん」
仕方なく引き返す。
しばらく歩いていると、小さな公園が見えてきた。
🐷「おっ」
🐵「公園や」
🐿️「初めて見た」
三人は少しだけ寄ることにした。
ブランコが二つ。
ベンチが一つ。
それだけの小さな公園だった。
🐷「なんか落ち着くな」
🐵「秘密基地みたいや」
🐿️「秘密ではないけどな」
少し休憩していると、ブーがふと聞いた。
🐷「そういやキー」
🐵「ん?」
🐷「なんでそんな自信満々やったん」
🐵「それはな」
キーは少し胸を張った。
🐵「実は私な……」
🐷「うん」
🐵「方向音痴やねん」
🐷「そうなん!?」
🐿️「だろうな」
🐵「なんでや!?」
🐿️「今までの会話聞いとった?」
🐷「うちも薄々そうかなとは思っとった」
🐵「裏切り者やん」
🐿️「むしろ今初めて知ったみたいな反応したブーが優しい」
三人は笑った。
少し休んでから再び歩き始める。
ところが。
🐷「なあ」
🐵「ん?」
🐷「どっちから来たっけ」
沈黙。
🐵「……あれ?」
🐿️「ほらな」
🐷「迷った?」
🐿️「迷った」
🐵「まだ分からんやろ」
🐿️「迷子の第一声やそれ」
三人はなんとなく歩き出した。
十分後。
ようやく見覚えのある道に出た。
🐷「帰ってきた!」
🐵「勝った!」
🐿️「何に」
近くの看板を見る。
そこには、
『〇〇駅方面 徒歩18分』
と書かれていた。
🐿️「なあ」
🐵「ん?」
🐷「ん?」
🐿️「いつもの道やったら何分」
🐷「十分くらい」
🐵「たぶん」
🐿️「遠回りやん」
再び沈黙。
🐷「でも」
🐵「うん」
🐷「ちょっと楽しかったな」
🐵「それな」
🐿️「まあ……それはそう」
三人は顔を見合わせた。
🐵「じゃあ次も」
🐿️「やめろ」
🐷「はや」
🐿️「次からは普通に帰る」
🐵「ちぇー」
🐷「残念」
夕日が沈み始めていた。
三人は結局、いつもの道を歩いて帰った。
🐵「なあ」
🐿️「嫌な予感」
🐷「今度は何なん」
🐵「もし空飛べたらさ」
🐿️「長くなるからまた今度」
🐵「えー!」
三人の声は、夕方の道にしばらく響いていた。
また次回!
ばいのりちゃんちゃんMENアイラブユー😘((キモっ