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ピーキーブー ①雨宿り
🐿️:ピー
🐵:キー
🐷:ブー
部活が終わった。 校門を出たとき、空はまだ明るかった。
🐵「今日暑かったな」
🐷「それな」
🐿️「まだ九月やし」
三人はいつもの帰り道を歩き始めた。
🐵「なあ」
🐿️「嫌な予感」
🐵「まだ何も言うてへん」
🐷「今回は何なん」
🐵「もしさ」
🐿️「ほら始まった」
🐵「もし一日中寝ても怒られへん日があったらどうする?」
🐷「寝る」
🐿️「寝る」
🐵「即答やん」
🐷「じゃあ何するん」
🐵「私は外で遊ぶ」
🐿️「暑いやん」
🐵「じゃあ家で遊ぶ」
🐷「結局家やん」
三人が笑った。
そのときだった。
ぽつ。
🐷「ん?」
ぽつぽつ。
🐿️「雨?」
🐵「うそやろ」
次の瞬間、雨粒が一気に増えた。
🐷「降ってきた!」
🐿️「しかも結構降ってる!」
🐵「走れー!」
三人は慌てて近くのバス停へ駆け込んだ。
屋根の下に入るころには、外はすっかり雨模様だった。
🐷「危なかったな」
🐵「セーフ」
🐿️「びみょいけどな」
バス停には三人しかいなかった。
しばらくぼーっと雨を眺める。
🐵「なあ」
🐿️「今度は何」
🐵「雨ってさ」
🐷「うん」
🐵「全部一滴ずつ数えたらいくつあるんやろ」
🐿️「知らん」
🐷「すごそう」
🐵「やんな」
🐿️「絶対途中で数わからんようになるやろ」
🐵「じゃあピー数えて」
🐿️「嫌や」
🐷「うち応援する」
🐿️「いらん」
また三人で笑った。
雨はなかなか止まなかった。
🐵「そういえば」
🐷「ん?」
🐵「もうちょっとしたら秋やな」
🐷「早いなぁ」
🐿️「ついこの前まで夏やったのに」
少しだけ静かな時間が流れる。
でも、その空気も長くは続かなかった。
🐵「秋といえば」
🐷「うん」
🐿️「また嫌な予感」
🐵「焼き芋」
🐷「焼き芋やな」
🐵「食べたい」
🐷「食べたい」
🐿️「話飛びすぎやろ」
雨が少し弱くなり始めた。
🐷「お」
🐵「止みそうや」
🐿️「帰れる」
三人は立ち上がった。
🐵「結局今日何の話してたっけ」
🐷「寝る話」
🐿️「雨数える話」
🐵「焼き芋の話やろ」
🐷「たぶん焼き芋やな」
🐿️「違うと思う」
三人は笑いながら歩き出した。
雨上がりの空は少しだけ明るくなっていた。
🐵「なあ」
🐿️「嫌な予感」
🐷「次は何なん」
🐵「冬って鍋毎日でもいけると思わん?」
🐿️「長くなるから帰るぞ」
🐷「逃げた」
🐵「待ってやー!」
帰り道は、今日もにぎやかだった。
またねー
次回もお楽しみに!ばいのりちゃ〜