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ピーキーブー ④忘れ物
部活が終わった。
三人はいつものように校門を出た。
🐵「やっと終わったー」
🐷「疲れたー」
🐿️「今日は早く帰りたい」
しばらく歩いたところで、ブーが立ち止まった。
🐷「あ」
🐵「ん?」
🐿️「どうしたん」
🐷「水筒忘れた」
🐿️「今言う?」
🐵「今言う?」
🐷「今思い出した」
🐿️「最悪やん」
🐵「戻るか」
🐿️「嫌な予感」
三人は学校へ引き返した。
さっきまでいたはずなのに、校舎は少し静かになっていた。
🐷「教室やったと思う」
🐵「思う?」
🐿️「思うって何」
🐷「たぶん」
🐿️「たぶん多すぎるな今日」
三人は階段を上がった。
誰もいない廊下は少しだけ不思議な感じがした。
🐵「なんかさ」
🐷「ん?」
🐵「放課後の学校って怖ない?」
🐿️「別に」
🐷「ちょっと分かる」
🐿️「お前ら映画見すぎや」
教室の前に着いた。
🐷「あれ」
🐵「どうした」
🐷「ない」
🐿️「は?」
🐷「机の横にない」
🐵「ほんまや」
🐿️「どこ置いたん」
🐷「覚えてない」
🐿️「終わった」
🐵「捜索開始やな」
🐷「隊長!」
🐿️「隊長ちゃう」
三人は教室を探し始めた。
机の下。
ロッカー。
窓際。
どこにもない。
🐵「部室ちゃう?」
🐷「あー」
🐿️「その反応怪しいな」
🐷「ワンチャン」
🐿️「ワンチャンで探すな」
部室へ向かうことになった。
途中、空き教室の前を通る。
🐵「なあ」
🐿️「何」
🐵「この教室開いとる」
🐷「入る?」
🐿️「入らん」
🐵「ちょっとだけ」
🐿️「ちょっとだけでも入らん」
🐷「即却下や」
三人はそのまま進んだ。
部室へ到着。
🐷「ない」
🐵「ないな」
🐿️「次」
🐷「次?」
🐿️「まだ候補あるん?」
🐷「いっぱいある」
🐿️「覚えてへんだけやろ」
その時だった。
廊下の向こうから先生が歩いてきた。
先生「何してるんや」
🐷「水筒探してます」
先生「またか」
沈黙。
🐵「また?」
🐿️「また?」
🐷「……」
先生「前も探してたやろ」
🐵「常習犯やん」
🐿️「もう首から下げとけ」
先生は笑いながら去っていった。
三人は再び探し始めた。
けれど見つからない。
🐵「ほんまにどこや」
🐷「知らん」
🐿️「持って帰ったとか」
🐷「それはない」
🐿️「なんで言い切れるん」
🐷「ちゃんと覚えとる」
🐵「珍しいな」
🐷「失礼やな」
しばらく歩いたあと、ブーが急に止まった。
🐷「あった!」
🐵「どこ!?」
🐿️「どこや!?」
🐷「ここ」
ブーは自分のカバンを開いた。
中には水筒が入っていた。
沈黙。
三人とも動かなかった。
🐷「あった」
🐵「あったな」
🐿️「あったな」
さらに沈黙。
🐿️「帰る」
🐵「帰る」
🐷「待って」
🐵「一時間返して」
🐿️「返して」
🐷「結果オーライやん」
🐿️「最初から持っとっただけや」
🐵「探してへんやん」
🐷「でも見つかった」
🐿️「その理論嫌い」
三人は笑いながら階段を下りた。
校門を出るころには、空が少し赤くなっていた。
🐵「なあ」
🐿️「嫌な予感」
🐷「今度は何」
🐵「明日忘れ物する人」
🐿️「ブー」
🐷「ブー」
🐵「満場一致やん」
🐷「なんでや!」
笑い声が帰り道に響いた。
また次回も見てくれー
じゃ、ばいのりちゃ〜