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第四依頼-のみ-2
エンジンをかける。煙臭い匂いが辺りに満ちて、その癖のある匂いを鼻で感じながらハンドルを握る。頭に文字が浮かぶ。
*78号*
メ「うお、おいキツネ、ここ人いるぞ」キ「え?」周りを見ると、4車線ほどある道路だったが、それより気になるのは信号の本来は人型であるはずの所がカカシになっており、標識にはナニカ人型のものが描かれていた。歩道にはやけに顔を隠しているように歩いている人が歩いており、道路にはバスなどの車が走っている。
メ「…そういえば人がいる道路ってあったっけか。」キ「ええ?どういうことですか?」メ「あれなんだよ、ギャンブラーの集い場が俺たちに行かしてる道路って大体人いないんだよ。」キ「ん?大体っていうことは一応人は居るんですか?」メ「依頼人」キ「ああ…あれ?というかなんかあの歩行者さんたちなんか地味にテカってません?」メ「テカってる?どうい…テカってるわ…テカってるというかツルツルでは…?」*※これは頭ではなく皮膚がツルツルということです。*
メ「うっわ、なんか怖いから早く行くぞ、早く行って帰ればいいだけだ。」キ「うーんでも…ここでバスとかにぶつかったらどうなるんでしょうか。」メ「そりゃあ…あれ?お前もしかして速度の心配してる?」キ「あのヤガシラオロチみたいなのが出てきたら全速力で走らせながら対抗しないといけないじゃないですか。」メ「うっわ、確かにそうじゃん…ん?」キ「はい?」メ「あの家、なんか影おかしくね?」見てみると、その家は普通によくある住宅という感じだったが、影に視線を移すとそれはくねるように踊っていた。メ「やっぱ人じゃねえぞアレ」キ「あっ横断歩道だ…しかも赤信号だし…」メ「はぁ…ショットガン構えとくよ…」「こんにちは」見てみると、窓越しに通行人が話しかけてきていたが、サングラスにマスクという怪しい服装だった。キ「えっと…こんにちは?」「本日はお日柄もよく」すると、ソレは顔を隠していたものを外し、
`腕を伸ばした。`比喩などではなく、窓へ腕を伸ばしたのである。
メ「がっ!きっしょ!?」ビキィィン!
ソレは倒れたが、他のソレは全く動じていなかった。
キ「なんだよアレ…」「ソレハ」メ「ヒト!?お前通信できたんかよ!?」ヒト「ソウデス マア マア アレハ グネグネ ト ヨバレテイマス」キ「えっと…はい?」ヒト「カレラハ アマリ キケン デハ アリマセンガ サキホド ノヨウニ ヘンナコト ヲ シテキタノデアレバ コウゲキハ シテクダサイ」メ「じゃあ殺せばいいってことか。」キ「合ってるけど合ってる」横断歩道を越え、先へ進む。
キ「あれ?ヒトさん、のみって結局なんですか?」ヒト「ベツノ エリアノ トアル ガイネンデス」メ「概念?物質とかではないのか?」ヒト「テセウスノフネ ヲ シッテイマスカ?」キ「確かテセウスっていう人の船が古くなったのでパーツを順番に変えていって、最終的に全てが新しいパーツになった船はテセウスの船と呼べるかっていうやつですよね…」ヒト「ソウダ ガハタ サキル ハ シンジャ ヲ テセウスノフネトシテ アラワシタ」メ「がはたさきるって何だよ」ヒト「ダマレ ニンムニシュウチュウシロゴミカス」メ「あ゛?」