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今までのCulture消すよ
おもち
--- **暁の絆** ---
熱が完全に引き、甘音の体内の脈が静かなものへと変わっていった
甘音は、鉛のように重い身体をゆっくりと動かした
汗で張り付いた前髪の間からまぶたを持ち上げた
視界に映ったのは、一晩中、誰一人として部屋を出ずに自分を支え続けてくれた、
6人の顔だった
その表情には、激しい疲労と、それ以上の深い安堵が入り混じっている
掠れた、けれどどこか鈴の鳴るような澄んだ声が甘音の唇から零れる
甘音「あ、あの……。もう、大丈夫です…。ありがとうございました…。」
限界のはずなのに、まず出たのは自分の心配ではなかった
彼らへの感謝の言葉だった
フラフラと上体を起こし、力なく、けれど確かに安心させるような笑みを浮かべる
そんな甘音を見て、メンバーたちの感情が決壊した
悠佑「お前……っ、ホンマに無事でよかったなぁ……!」
いふ「……アホ、心配させやがって。一般人の遺伝子がそんなに反発するなんて聞いてへんかったわ。よう耐えた、偉かったな。」
ないこ「甘音、本当にありがとう。覚悟、しっかり受け取った。これで、来年からはあの町から誰も消えない。君が、あの町の未来を救ったよ。」
悠佑が甘音の細い身体を壊れ物を扱うように、けれど力強く両腕で抱きしめた
普段は頼れる兄貴肌の彼の声が、小さく震えていた
いふが悠佑の隣から甘音の頭を優しく撫でた
その大きな手の温もりが、冷え切っていた甘音の心をじんわりと溶かしていく
そして、ないこがアメジスト色に染まった甘音の瞳をまっすぐ見つめ、優しく微笑む
ほとけと初兎も、ボロボロと大粒の涙を流しながら、
「本当によかったぁ……」「甘音くん、めちゃくちゃかっこよかったで!」
と口々に称えた
1人。ベッドから離れたところに、甘音の手をずっと握ってくれていたりうらがいた
りうら「甘音…。」
甘音「ニコッ やりました、」
甘音は微笑み、りうらに向かって弱々しい、でも強い決意のあるガッツポーズを向けた
りうら「…!ニコッ お疲れさま!」
りうらも甘音に負けんばかりの笑顔でガッツポーズを返した
りうら「…俺も、連れてこられてから、村がなくなったとき、居場所がなくなったから、同じ薬を飲んだ。身体が引き裂かれそうに熱くて……。もう4んじゃいたいって思った。甘音は、すごいよ。弱音、吐きたかっただろうに、1つも吐かずに耐えたんだもん。」
りうらの瞳には、代償を背負った者にしかわからない、深い痛みの記憶が刻まれていた
15歳で時が止まり、孤独に生きてきた甘音
そして、かつて村を失い、居場所がなくなり神の世界で生活することにしたりうら
二人が時を超えて重なり合う
りうら「これからは、俺が甘音の隣にいる。もう、一人で寂しい思いなんてさせない。俺たちが、**甘音の新しい家族**だよ。」
ないこ「甘音、これから**『家族』**として、よろしくね。」
いれいす(ーないこ)「よろしくー!」
窓の外からは、地下世界に作られた、きれいな朝の光が差し込み始めていた
もう誰にも、4時間声を出すのを耐えるための、恐怖の夜は来ない
寝言を恐れて怯える必要もない
痛みを乗り越えた甘音の胸には、誰かを救えたという誇り
自分を心の底から必要としてくれる**「6人の家族」**
何よりも温かい居場所が確かに残されていた
終わりじゃないですからね