小4の頃からずっと擦り続けたネタです。考え始めたのがありえないくらい遅いので、ネーミングセンスとかは許して(^^)
思いついたネタがあったら頑張る💪
※ストーリー編とかじゃないから、あんま話の流れに脈絡は無いよ
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目次
オリ伽羅の自己紹介
こんみるちゃ!東雲未琉、みるるです!
ネーミングセンス終わt((←うるさい)
今からオリキャラの紹介をします!正直今凄く感動してます。。。小4の時に考えた子たちが遂に全国に広がっていくなんて…このサイトに感謝します!
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ティア・ハイビスカス
性別:女
年齢:27歳…だっけ?(←しっかりしろ)
職:魔王(落ちこぼれ)
好物:いちごゼリー
性格:とにかく明るい!
一人称:私
あだ名:はーちゃん
ビジュ:まあ……モ◯ナでも想像してもらったらちょうどいいかと。
魔法の種類:花魔法
種族:植物人間
苗字がティアです。珍しいでしょ。
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|皁崎黄河《くろさきこうが》
性別:男
年齢:25歳
職:界立普通学園人間学部教師。
界立普通学園っていうのは、魔界にある、人間界での「普通」を目指す学園のこと
…嘘です。それっぽい名前付けただけです(本音)
職2:職というのか怪しいが、新宿の都市伝説にもなっている(主は新宿に行ったことがありません(^^))
好物: ███
性格:暗い。落ち着いている。人嫌い(本当の意味で(?))
一人称:俺
あだ名:こーくん
ビジュ:暴走後のハ◯ルちっちゃくした感じ(さっきから既存のキャラしか並べてない私はどうしたらいいんだろう)
あと、セーラー服(白地に青い襟)着てる
魔法の種類:まず魔法を使わない(じゃあ書くな)
種族:スライム(一応ハーフだけど、あんま人間の血は含んでない)
スライムの中でもブラックスライムという(自分で考えた種族。多分検索しても出ないよ)人間を喰らうことを好む種である。
こーくんは主が一番気に入ってる子で(どうでもいい)
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|如月清羅《きさらぎせいら》
性別:女
年齢:未成年。細かくはわからない。見た目は小学校低学年。
職:魔王城門番
好物:ラムネ
性格:マイペース。かわいい(個人の感想)。
一人称:私
あだ名(?):せーら
ビジュ:灰色のおかっぱで、左目が前髪で隠れてる。白いベレー帽をかぶっている。あと、少し大きめの白衣を着ている。
魔法:無し。強いていうなら力が強い。
種族:アンデッド
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|皁崎睦月《くろさきむつき》
性別:男
年齢:25歳。こーくんの双子の弟。
職:アイドルグループ「ICE lighT」の一員。(冷たい性格のむつき+らいくん(後で出る)の「らい」)
好物:アイスクリーム(チョコレート)
性格:重度のブラコンすぎて、兄以外とまともに話すことができない。冷静な性格ということにすることで、アイドル活動はうまくいっている(?)
一人称:俺
あだ名(?):むつき
ビジュ:白い髪で、後ろ(下の方)で赤いリボンでくくっている。黒いタキシードにマントを羽織っている。
魔法:物体移動。魔力が弱いため、ガラスしか動かせない。しかし、頑張ればガラスの生成も可能。
種族:人間(スライムと人間のハーフ。それぞれの血の濃さによって種族は決まっている)
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|如月羅衣《きさらぎらい》
性別:男
年齢:17歳。せーらの双子の弟。
職:勇者(自称)。本人曰く、アイドル事務所の前に刺さっていたエクス◯リバーを抜いて勇者になったらしい。あと、「ICE lighT」の一員。
好物:ステーキ
性格:うるさい。思い込みが激しい。
一人称:僕
|あだ名《呼び方》:らい
ビジュ:灰色のマッシュルームカット。大きいアホ毛あり。昔の軍隊みたいな服(?)を着てる。せーらとお揃いのベレー帽をかぶっている。
魔法:風魔法。浮遊可能。
種族:人間
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|星宮朱莉《ほしみやあかり》
性別:女
年齢:18歳
職:勇者パーティのヒーラー。本人は、JKヒーラーだって喜んでる。
好物:決めてない(は?)
性格:テンプレなメスガキ。ギャルが混じっている。
一人称:あたし
呼び方(しれっと変える):あかり
ビジュ:テトのドリルちょっとほどいた感じ。(また既存のキャラ…)
魔法:治癒魔法。まあ、ヒーラーだし。
種族:人間
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|牧田濰斗《まきたいと》
性別:男
年齢:??
職:ICE lighTのマネージャー兼マッドサイエンティスト。
好物:??
性格:うざい。かっこつけてる。
一人称:|私《わたくし》
呼び方:まっきぃ、牧田博士
ビジュ:黄色のポニテ、ピンクとエメラルドグリーンのオッドアイ。メガネをしている。顎マスク。白衣を着ている。ちょっと女らしい格好(いろいろと失礼)
魔法:目の前にいる人の情報を全て覗く
種族:??
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ティア・シオラ
性別:女
享年:10歳。はーちゃんの双子の妹。次期魔王、のはずだった。
職:なし
好物:決めてない
性格:おとなしい。人嫌い。
一人称:私
呼び方:しーちゃん
ビジュ:黒いおかっぱ。霊夢のところ(後頭部)に白いリボンをつけてる。白いワンピースを着てる。
魔法:全部!(全部とは)特に炎系が得意。剣術が得意。
種族:決めてない
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テハナ
性別:女
享年:決めてない。まっきぃの娘。
職:魔王城門番
好物:決めてない。
性格:うるさい。自己中。
一人称:私
呼び方:テハナ
ビジュ:超主人公のミク(勇者ver)みたいな感じ。
魔法:物体移動だと思われる。調理器具を動かして戦う。
種族:人間…だと思う。半分モブみたいな扱いだからなぁ…まあ、サイコロステーキ先輩くらいかな?重要度は。あんま鬼滅わかんないけど。
話の内容が転スラに似ているとよく言われるのですが、主は一切転スラの内容を知りません!ドヤ
(具体的に言うと、「なんか水色のスライムの魔王が出てくる、、だっけ?」くらいです)
以上です!長い他己紹介を読んでいただき、ありがとうございます!
じゃ、、、ばいちゃ!
第1話 1日のルーティーン
---これは、皁崎黄河の1日のルーティーンである。---
--- 6:30 起床 ---
「…眠っ…」
朝は基本的に6:00から、遅くても7:00に起きる。今日は…月曜。出勤日か。休み明けは何かと体が重い。
…顔でも洗いに行くか。
---
--- 6:40 洗顔 ---
顔は別に洗わなくても良い。だが、人間の文化というものを最近1日に取り入れてみたくなった。
---
--- 6:50 弟起床 ---
大体いつも6:50くらいに弟の睦月が起きてくる。
「…睦月、どうした?」
「……なんか、昨晩怖い夢見た…」
半泣きで悪夢を訴えて来る。睦月が悪夢を見た日の翌朝が一番最悪だ…もう25歳、立派な大人なのだから、いい加減自立してほしい。あやすこっちの身にもなってくれ。
---
--- 一時間後… ---
ようやく満足した様だ。
「はぁ…」
そろそろ朝食の時間か。俺以外の全員がダイニングテーブルに向かう。いつも3人での食事。俺は何も食べずにただ少し見ているだけだ。
(…)
ーもう何年食べ物を口にしていないだろう。
---
--- 8:00 出勤 ---
学校への出勤の支度が完了。殆どの荷物は机に置いたままなのだが…一応スーツに着替えておくか。セーラー服は見苦しいとこの前同僚の奴に注意された。
魔界へは魔王城の裏に付いている黒い扉を通って行く。こちらとの時差が約1時間、向こうのほうがそれくらい時刻が遅れているため、出勤時間は7:00くらいということになる。
---
--- 18:00 帰宅 ---
授業数自体は大したことでは無いが、自分でもあまりよく分かっていない「人間界の普通」を他人に伝えることは困難だ。今日教えた情報が間違っていないか、後で確認しておくとするか。
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--- 18:10〜 自宅作業 ---
今日は、「人間界の文化」についてのテストをした。その採点を今から行う。問題数がかなりあるが、生徒数は大したことない。すぐ終わるだろう。
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--- 19:00 作業終了 ---
結局1時間弱かかってしまった。テストは…散々な結果だった。
「スマホを正式名称で書きなさい」…「スマイルホーン」って何だよ、「スマートフォン」だろ…
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--- 20:00 趣味のゲーム ---
弟が台所で怪しい物を作っていたからそれの後始末で1時間かかった…あいつはダークマターしか作らないからな…
さて、今日は久々にドラ◯エでもするか…前までは同族に親近感が湧いて負けてばかりだったからな…
---
--- 22:30 就寝 ---
風呂は入らない。というより、入る必要がない。洗顔もあくまで文化に触れるための行為だ。
…今日は疲れた。もう寝よう。
---
---
以上が1日のルーティーン!あまり普通の人と変わり映えないかな…?てか、10:30就寝早っ!私昨日1:30に寝たようn((
ということで…ばいちゃっ!
第2話 騒がしい来客
リア友に戦闘シーンが見たいと迫られた!テスト近いけど、だいぶ勉強したし、大丈夫!多分!
「♪〜」
私、ハイビスカスはその時優雅なお茶会を過ごしていたの。窓の外を見てみる。今日はいい天気!このお茶を飲み終わったら少し庭あたりを歩いてみようかな。
「さて…っと。あー、終わった終わった!」
周りを見てみる。正面で黄河くんがゲームをしている。広間のソファではせーらちゃんが折り紙をしていて、その横で睦月くんが自分宛のファンレター?よくわからないけど、手紙を読んでいる。
「ねー、誰か一緒に庭行こーっ…」
私がみんなに呼びかけた声は、城の正面玄関からの大声で掻き消されてしまった。
「たのもぉーーっ!」
あ、《《また》》来た。今来たのは勇者のらいくん。今日はあかりちゃんは一緒じゃないみたい。よくここに来てくれるんだけど、なんか追い払われている。|戦って《あそんで》くれるならそれでも良いのに〜…
「おい魔王!今日こそはお前と決着をつけてや…」
「…遊ぶなら俺とからにしてはくれないかい?」
出た、黄河くんの脅し。これにビビっていつも帰っちゃうんだけど…
「…ふん、上等だぁ!今日こそお前を倒して魔王も倒す!それで勇者である僕の!|完全勝利《コンプリート・ビクトリー》も現実になるのだ!」
「らいー…おねーちゃんともあそんでよー」
姉、せーらちゃん参戦。正直この二人が一番強い。私と睦月くんはいつも部屋端っこに座っているだけ。
「う、うるせぇ!誰がお前の弟だ!僕はお前みたいなチビが姉だなんて一生認めないからな!」
…まぁ、無理もない。双子の姉がまさか自分より年下みたいな姿になっているのだから、信じられる筈がない。
「ちび…?ひどいよ、らいー…わたしかなしい…」
せーらちゃんの手がらいくんのお腹に当たる。その瞬間。
らいくんが後ろ向きに突き飛ばされた。せーらちゃんは力が強いから、17歳男子でも手が少し当たっただけで普通に吹っ飛んでいく。…あー、黄河くんがすっごく怪訝な顔でせーらちゃんを見てるー。
「…あぁ?攻撃したな、お前?これは宣戦布告って解釈で間違い無いよなぁ?」
…そうだった。らいくんは体がかーなり頑丈なんだった。
「…あ、ごめん、らい…いたかった…?」
せーらちゃんが謝っている間にらいくんが剣を抜く。
「ああ、姉さんと僕への侮辱行為で心身諸共痛みが酷いなぁ!」
…あ、黄河くんが無言でこっちに来た。顔に「姉弟喧嘩は他所でやってくれ」って書いてあるわ。激しく同感。らいくんは、一人敵陣がいなくなったことも忘れて斬撃を真の姉に入れている。だけど…せーらちゃん、アンデッドだから…
「らい、いたいよー…わたしのこと、そんなにきらい…?」
にこにこ笑ってる。何回四肢を斬られても再生するから、物理攻撃は効かないんだよね。
「…なんで、なんで攻撃が入らないんだよ!今確実に腕落ちただろ!こっちは聖剣エクスカ◯バーを振ってるというのに!ゾンビなんか、序盤の雑魚モブだろ、普通!この`ピー`がぁぁ!」
なんか、凄く喚いている。そんなにがむしゃらに振り回したって、まともに当たるわけが無いでしょ、アンデッドが再生できないくらいに。剣は専門じゃ無いけれど、それくらいはわかる。
ーーゴトッ。あ、首落ちた。せーらちゃんが拾っている。
「…らいー…」
…いや、目の前に生首抱えた首の無い女の子立っていたら、普通に怖いって。
「え、ちょ、こっち来るな!僕を殺すな!こう見えても結構有名人なんだよ、僕!お前のことイン◯タで訴えてやるからなぁ!」
ちょっとうるさいけど、らいくんが来てくれるだけで場の雰囲気が和むから結果オーライ!
頭を元に戻しながらせーらちゃんが言った。
「らい…おしおきー…」
あ、笑っているけれど、内心絶対キレてる。いつも大人しい人が怒るのが一番怖い。
拳が振り下ろされる、らいくんが上を見た瞬間。
…アッパー。上からの拳はフェイント。下からの拳がらいくんの顎にクリティカルヒットして、彼が宙を舞う。真っ赤な液体と共に。
「…うわぁぁっ!」
絶対あれ痛いでしょ。上空30m付近から、らいくんが落ちてくる。ついでに落ちた拍子に柱に頭をおもくそぶつけていた。
「…えぇ…?」
後ろで睦月くんがかなり引いている。普段見慣れているとはいえ、何度見ても130cm程度の身長のどこからここまでのパワーが出てくるのかは、私たちにはわからない。
「……畜生ぉ…」
え、まだ生きてる。怖。あのアッパー受けて耐えるのって普通じゃないと思うんだけど??
らいくんがこっちを見て言った。
「覚えてろよ、魔王!僕はお前を絶対に倒してやるからな!絶対覚えてろよ!」
「いや、私何もやってないんだけど…」
口と頭から血を垂れ流しながら今代の勇者は去っていった。
…なんか、今日は楽しかったな。
え、、、戦闘シーンなのか?、これは。戦闘って、描くのも書くのも苦手なんだよね…
え、なんか私今うまいこと言わなかった!??
?「全く面白くない」
…ひどーい
じゃ、、、ばいちゃ!
第3話 トラウマ
「この…っ人殺し…が…っ!」
目の前で顔を激しく歪める女の子。自分の手のようなもの(以下、手)に込められる力がさらに強くなる。彼女は必死で首に巻きつく手を外そうともがいた。
「…無駄だ。人間ごときが俺に勝てるとでも?」
重い声が自分の口から出る。違う。これは俺じゃない…。
お姫様抱っこのような形に手が女の子を持ち変える。頭が右手、足先が左手の上にある。俺にとって人間、しかも小学生など、片手で持てるほどに小さい。そして見てわかるほどに彼女の顔は赤く、血色が悪くなっていた。
無言で手が合掌のような形へと移り変わる。足が曲がらないように押す角度を調整する。彼女が痛みに悲鳴をあげた。それでもなお、押し続ける。ミシミシと嫌な音を立てたかと思えば…
……彼女は粘土のオブジェの如くグシャッと……
---
「………っ!」
そこで目が覚めた。ゆっくりと起き上がる。手に脂汗が滲んでいた。…人間でも無いのに。
「…あの夢は……」
今でもはっきりと夢の内容を覚えている。あれは、実際に俺が小学校の卒業式の時に起こした事件…。潰したやつは転校生をターゲットに虐めるいじめっ子のグループのリーダー。殺したのは…俺だ。俺は人間たちとの生活に慣れるために、小学6年生からというなんとも中途半端な時期に彼女たちの学校へと編入…という形で潜入をした。そこで彼女たちにやはり虐められた。紙屑を後ろから投げてきた。上履きを隠された。椅子に画鋲を置かれた…。今思えば実に「学校の虐めといえば」ですぐ出てくるようなテンプレの、陰湿なものだった。しかし、そんないじめというものなど、魔界でもあまり他人と触れ合わなかった俺が知るよしもない。いじめを受けて尚、何も気に留めない様子で日常生活を普通に送り続けていた俺のことが気に食わなかったのだろう。卒業式の日にわざわざ別教室に二人というシチュエーションを作り出し、俺に下剤入りのチョコレートを渡してきた。それが原因で、擬態が解けかけ、我を失い……
…あの夢のような状況に至る。
「…馬鹿らしいな」
あの事件のせいで人間たちは俺を警戒し、魔界の人間からも良い目で見られないようになった。人間学の教師として務め出したのはそれからだ。人間のことを他のやつらに伝えて、このような事件が金輪際起こらないように…結局は他力本願か……
…がちゃっ
自室の扉が開く。扉の向こうには、清羅が立っていた。
「…こーくん…ねぼう?」
「いや、起きてた」
「…うそつき」
「違う」
簡単な会話を交わしているうちに気づく。清羅も見た目(だけ)はもう小学生半ばあたり、そして何より種族はアンデッド___人間の血肉を食らうやつだ。もしこいつが、俺と同じ立場に立たされた時…何事も無くいられるという確証はあるか。ベッドの上に座ったまま、清羅を抱きしめる。
「…こーくん…?」
「…お前は絶対に人を襲ったりするんじゃないからな……!」
「…こーくん……やっぱりねてた?」
「違うって」
その時。
がちゃっ。
最悪なタイミングでハイビスカスと弟が入ってくる。
「おはよー…って……え?どういう状況、これ?」
「お兄ちゃん……?何、もしかして……なんか二人でやらしーことでも…?」
2人が困惑している。
「だから違うって!!」
顔が真っ赤に染まったのを自分でも感じる。…人間でも無いのに。
__「もう…せっかく朝ごはんにたこ焼きパーティしようと思ってたのに、冷めちゃうよ?」__
__「朝からタコパ!??」__
__「たこやき…たべたことない…」__
__「…なんか焦げ臭くない?」__
__「「…え??」」__
「…ふっ」
嗚呼、もし神様とやらがいるのだとするのなら…
……この限り無く平和な日常を壊さないでほしい。
他の人を出したいのに、ネタが見つからないという中の人の独り言でしめます。
第4話 偶然
朱莉ちゃん目線で物語が進んで行きます(珍しいパターン)
やほー、私、星宮朱莉(18)。この|木ノ華学園《このかがくえん》の高3生。暇なときは勇者パーティ…二人しかいないからコンビの方がいいかな?…に入って、JKヒーラーとして活躍してる。だけど、普通の日はもうほんっとーに平凡な学生ライフを送ってる…。
私は教室の窓の方を向いて、ため息をつく。今日も疲れたなー。
「あ、おーい!あかりー!」
無駄に明るい声が聞こえる。声の聞こえた方を向くと、そこには勇者コンビのリーダー、如月羅衣(17)が立っていた。
「今日一緒に帰らなーい?」
「…おけー」
---
「それでさー、弱々ゴミ勇者くんが私に何の用ー?」
「っ誰がクソダサ弱々ゴミポンコツ勇者野郎だって!??」
「…そこまでは言ってないわ」
夕日で赤く染まったアスファルトの上を私たちは歩いてた。
「それで…何の用なのよ?」
「…えー、」
隣で歩く彼が軽く咳払いをする。
「これから…ゴミ拾いでもしない?」
「…は?」
ゴミ拾い?急にそんななんで…。こっちの考えを読んだみたいに羅衣が返答を返す。
「いやぁ、なんか勇者として世界の人々の役に立ちたいというかなんというか…」
「…ちょっと…地味すぎでしょ、勇者の活動ってするには」
「…これぐらいがちょうどいいんだよ!高望みすんなっ!!」
大声で喚く。羅衣はキレやすい、かなり。…私、いちおー先輩なんですけどー。
「…で、いつ?どこで?」
「……これから木ノ華公園でゴミ拾い《《大会》》があるんだよねー」
「大会、って…誰でも参加できるじゃん」
「…………」
はい、論破⭐︎反論の言葉を探し当てたかのように、羅衣が口を開きかけたその時。
…すぐ近くから爆音でトルコ行進曲(作:モーツァルト)が流れ出す。
「…あ、電話だ」
羅衣がスクールバッグの中を漁り始める。いや、着信音にトルコ行進曲って…。
スマホを探し出すのにそんなに時間はかからなかった。赤色の手帳型のスマホが出てくる。渋っ。
手帳を開けると…黄色のバックにメガネのマーク。羅衣がこれでもかというくらいに嫌な顔をした。
「…ちっ、マネージャーか…」
マネージャー…ってあの牧田さん?前に一回会ったことがあるけど、確か結構性格が終わってたよーな…
…あ、ちなみに羅衣は勇者やりながら、アイドル活動もやってるんだよねー。意外と忙しくは無いらしいけど。
ゆっくりと通話ボタンを押し、スマホを耳に当てる。
「…はい、もしもs……」
耳に当てたのが間違ってた。スピーカーモードでも無いのに、さっきのトルコ着信曲に劣らないくらいの爆音で高音ボイスの男性がペラペラと画面越しに喋り出した。
[あ、もしもしらいくーん?あのさー、今けっっっこーーライブとかその他諸々の打ち合わせが溜まってんのねー?それでー、むつきくんが「出来るだけ早い方が良い」って言うからさー、今下校中でしょ?できれば家帰る前にさー、速攻事務所に来てくれないかな?《《今すぐ》》!良い?おっけー?ありがとね!じゃ!!]
ブツっ。最後の方が聞こえるか聞こえないかぐらいのところで通話が切れる。
「……。」
羅衣は無言。でも、無言の圧?ってものは感じる。
「…………なよ」
「え?」
「…ふっっっざけんなよ!あんの██████████████████████(←自主規制入りまーす)
--- |a few minutes later…《数分後》 ---
…………はぁ………はぁっ………」
「………終わった?」
…こんな感じでかなり口が悪い。…現役勇者なのに。現役アイドルなのに。
「………まぁ、速攻終わらせて戻ってくるよ、光速でね⭐︎(←イケボ)」
「…はいはい」
…マネージャーに似てウザいなぁ…。やっぱ一番近くにいる人に似る説。…え、てことは私将来あれくらい口悪くなるってこと??…縁切ろうかな…。…もちろん嘘。
---
「…え、けっこー人いんじゃんー…」
ざっと…うん、100人はいる。ゴミ拾いって意外と人気あるんだー…。受付時にゴミ袋と一緒に渡された一枚の小さな紙を見る。
(35番…。変わってるよねー、同じ番号の人とペア組んで協力って…)
あ、学校のバッグは家に置いてきた。邪魔だったから。…とりあえず35番の人を探せば……
「…あのー…」
不意に肩を叩かれる。振り向くとそこには…
茶色の腰まで伸びたくせ毛、赤い瞳、頭に付いてる…なんだっけ、あの南国の花…
「…っ魔王…!」
「…え、いつものヒーラーの子…だよね!?やっぱり!もしかしてあなた《《も》》このイベントに参加してるの?それなら…」
私が持っている紙と同じようなものをこっちに向ける。
「…《《35》》って、誰か分かる?」
…あー、何となくだけどそんな予感してた。最悪。ほんとは戦うべき相手とペアなんて。…ここに羅衣がいなくて良かったかも。マネージャーナイス。
「35…なら私ですけど」
わざわざ嘘をつくほど私は魔王を避けるつもりは無い。渋々本当のことを言った。
---
「あんたって…前会った時も思ったけど、お人好しよねー」
「…え、そ…うなのかな?」
わざわざ人から離れた場所でゴミを探す。これで心置きなく私たちだけの事情を話せる。
「そうでしょー、たまに忘れかけたり疑ったりすることあるけどさー、いっっちおーーあんた魔王なんでしょ?」
「…ティア・ハイビスカスね」
…名前なんか聞いてない。「あんた」って呼ばれるのが嫌だったのかな?……あ、そうだ。私は後ろを振り向いた…と見せかけて拳をペア相手の方へ振り上げた。
「…ひっ、いやぁっっ!!」
瞬きをする間も無くバリアが目の前に張られる。…やっぱり。前戦った時も、ずっとこのバリアばっかり使ってた。
「…なんでそんなバリアばっか張るわけ?」
「え…だって…っ、私これしかできない、ただの……ただの落ちこぼれだからっ……!」
語尾が強くなる。あんまこーいう話題には触れて欲しくない感じ?
「…あんまうるさいと周りに聞こえるじゃん…」
「あっ……ごめんなさい……」
…情けない。でも、敵だけど守りたくなる。この感情を周りに抱かせて今までずっとやり過ごしてきてたのかぁ……
………腹立つ。
「あのさ、あんた甘えすぎ。魔法が使えないから何?人間界に住んでるやつ大体そんなもの使えないの。もっとさぁ、努力したら?いろんな面で。今まで散々ちやほやされてきたんだろうけど、そういうの、無駄。私より年上のくせに努力も出来ないとか、ダサ過ぎ」
「えっ……あ…えっと……」
論破本日二回目。でも少し物足りない。
「反論の一つくらいしてみたら?あのマジ弱い勇者くんですら反論くらいするよ?あいつより弱いって、相当な雑魚じゃん」
「………えへへ…」
よく見ると…相手は笑ってた。お守りにくっついてる小さい鈴が鳴るみたいにころころ。
「…なんで笑ってんの?」
「だって…こんなに私のこといっぱい心配してくれた人、ヒーラーの子が初めて。だからぁ、嬉しいなーって」
「……」
…論破失敗。…やっぱ敵わないなぁー…。
「…じゃぁさ、私とあんたで約束一つ結ぼ」
「約束…?何の?」
「何のって……次私たちが攻めに行く前に少しでも強くなってること。良い?そうじゃないと……」
「…そうじゃないと?」
「………」
駄目、交換対象が全く想像できない。
「…とにかく!前よりは強くなってること!締め切りは今度会う時!!良い!?」
「……うん、わかった!」
彼女は唐突に…中指を立てた。
「…は、何?喧嘩売ってんの?」
「え、だって日本の文化で『指切りげんまん』ってあるんでしょう?だからそれの…」
「それは小指!こう!」
お手本を見せたけど、なぜか難儀してる。
「…あぁ、もういーや!はい、握手握手!これぐらいならできるでしょ!」
そう言って手を伸ばす。
「…うん、握手でもいいよ!」
手と手が触れ合おうとした時。
「あ、あかりちゃんじゃーん!こんな場所で何やっ…て……」
急に聞こえたハイトーンボイスが一瞬で頼りなく消える。あの有名なのか無名なのかよくわからないアイドルグループがマネージャー込で3人とも立っていた。「ICElighT」、通称アイスト。羅衣たちのグループだ。羅衣がかなーり青ざめている。それとは正反対に、なぜかマネージャーはすっごいニヤニヤしてる。
「…あぁおい!い、今お前、魔王と何やろうとしてたんだよ!??」
「何…って…握手だけど?」
「握手!?何だよ、何か変な友好条約でも勝手に結んだのか!??」
「条約…って言えば条約…かな?約束って言うか…」
「はぁぁ!??」
「え、何、やる?」
お互いに拳を振り上げる。流れに置いていかれてる約3名がこちらを何とも言えない表情で眺めてる。
「お前、今すぐその約束とかいうやつ取り消せよぉっ!!」
「えー、やだー、だってさー、約束って一回結んだら取り消しちゃダメっしょ」
「日本は昔不平等条約を改正してんだよ!大正時代あたりに!」
「明治時代ね、ばーか。あと、国際問題とプライベート一緒にすんな」
「…あぁぁ!??ばかっつったかぁ!??今!!今の発言と約束両方とも取り消せよなぁぁっ!」
こうして、今日1日は私たちの口論で締められたのだった。おしまい⭐︎
なんか…なっっっっっが。(by:|中の人《みるる》)
※前作の倍以上の文字数ありました。