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第7話「ルチャブルナイトを取り戻せ⁉」
あの日見た涙
「コブル!〈あんこくきょうだ〉!」
「ルルチャ!〈フライングプレス〉!」
今日もコブルとルルチャのバトルが行われている。化石から復元されたリリーラとアマルスはそれを見ていた。
「ルルチャ!今だメガシンカを発動させるぞ!」
リボリーヌはメガチャーム―キーストーンの埋め込まれたクリアチャームーを高く掲げた。
そして、ルルチャの体が光始めた時、ルルチャの前を何者かが通り過ぎ、ルルチャは元に戻った。
「どうしたルルチャ!メガシンカが発動してないぞ!」
リボリーヌが絶句した。
「さっき、俺の前を誰かが通らなかったか?そいつにメガストーンを盗られた気がするんだが。」
ルルチャは言った。
「それは大変だ。追いかけるぞ!」
ルルチャのメガストーンを奪った犯人はあなをほれるポケモンのようで、地中に潜って姿を見せないが、通ったところの土が盛り上がっているのでどこを通ったかすぐにわかる。そしてその道は洞窟の中へと続いていた。
「入るのか?」
ルルチャが聞いた。
「当たり前だ。メガストーンを取り戻さなくちゃ私たちは一生最強になれないぞ!」
「コブル、ルルチャ、リリーラ、アマルス!相手がどんな奴かわからない。気を引き締めていくぞ!」
リボリーヌの言葉に返事をし、ポケモンたちは躍起になった。
洞窟の奥に入るとルチャブルナイトを奪った犯人が地中から顔を出していた。どうやらここはその犯人の住処らしい。
「お前はモグリューじゃないか」
リボリーヌが言った。モグリューはルチャブルナイトを大事そうに抱えて奥へと去っていった。
「追いかけるぞ!」
ルルチャが先陣を切って走り出した。そのあとにリボリーヌたちが続く。
洞窟の隅にモグリューを追い詰めると、ルルチャは叫んだ。
「おい!俺のメガストーンを返せ!」
リボリーヌはルルチャに向かって言った。
「なあルルチャ、こいつはお前とバトルしたいんじゃねえか?」
「そういうことなら付き合ってやってもいいが…」
ルルチャはふてくされた。
モグリューはさっそくルルチャに〈ひっかく〉攻撃をした。
「おい!まだ試合開始も何も言ってないのに!ルルチャ、お前のアレを披露してやれよ」
リボリーヌの助言を受けてルルチャはアレー無反応からの〈つばめがえし〉-を披露した。
少しばかりはモグリューも驚いたようだ。
モグリューは〈メタルクロー〉で攻撃したが、ルルチャはそれをさっと避け、反撃の体制に入った。
結局、モグリューはルルチャにダメージを与えられず、ダメージを受けるだけになってしまった。
ルルチャはモグリューからルチャブルナイトを取り上げると、それを誇らしそうに掲げた。
モグリューは自分の弱さで落ち込んでいた。
「なあ、モグリュー!私と一緒に来ないか?私のところに来れば強くなれるし、お前の欲しがったルチャブルナイトもルルチャに見せてもらえばいいだろ?それがお前のためになると思うんだがどうだ?」
モグリューはうなずくと、リボリーヌの取り出したモンスターボールの中に入っていった。
「これからよろしくな、モグリュー」