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第4話「ルルチャ大特訓!ねっこのカセキとヒレのカセキ!」
あの日見た涙
ルルチャはリボリーヌのパートナーであるコブルとともに、自分の「強さ」を磨いていた。
そんなある日、リボリーヌが一軒の店に立ち寄った。看板には「いしや」と書いてあった。
「すみません!この店で店長イチオシの商品は何ですか?」
と、リボリーヌが聞いた。すると店長は
「じつはワタクシ店長、化石に興味がありましてですね、カントー地方からガラル地方までの化石を取り揃えております。」
店長がはきはきとした声で答えた。
「何かお気に召すものはありましたかな?」
と店長が言い終わるや否やリボリーヌは目を輝かせながら言った。
「私はねっこのカセキとヒレのカセキにします!こんなに魅力的な化石には出会ったことがありません!」
リボリーヌはすぐに二つの化石を購入した。
「すみません小銭しか持ってなくて。私、種族はアブリボンだから自分と同じくらいの大きさのお札なんて持てないですよ。」
ルルチャもコブルも、リボリーヌに少し引いてしまった。しかしそんな二匹をよそにリボリーヌと店長は意気投合した。そして、化石はポケモン研究所の研究室で復元してもらえるという有力な情報を手に入れた。
リボリーヌは店長に礼を言うと、ポケモン研究所へ飛んで行った。
化石からはリリーラとアマルスという二匹のポケモンが復元された。
「リリーラ、ウミユリポケモン。いわ・くさタイプ。海底の岩に貼りつき獲物が近くにくると花びらのような触手で絡めとる。」
「アマルス、ツンドラポケモン。いわ・こおりタイプ。おっとりした性格の ポケモン。ガチゴラスなど凶暴な敵のいない寒い土地に住んでいた。」
スマホロトムが二匹の図鑑説明を読み終わると同時にリボリーヌは深刻な顔でしゃべりだした。
「どっちもいわタイプ。しかもかくとうタイプが弱点じゃねえか。」
「逆に何タイプだと思ってたんだよ!?」
ルルチャとコブルは突っ込んだ。
「私はな、ルルチャの特訓用にかくとうタイプが弱点じゃないやつも用意しようと思ったんだ。理由はな、いつも自分が有利とは限らないからだ。でもこうなったらなら仕方がない。いつもどおりコブルVSルルチャでやるぞ。リリーラ、アマルス。お前らはバトルを見学してるといい。」
そして、ミアレシティ各地にあるうちの一つのバトルコートを借りて特訓が始まった。
「ルルチャから来いよ!お前の全力の技見せてみろ!」
ルルチャは考えた。そして、まずは<つるぎのまい>から入ることに決めた。
「火力上昇か。なかなか考えたな。だが、甘い!こちらには武器があるんだよ。確定急所というな。」
実はコブルはまだルルチャにあんこくきょうだを見せていなかった。ルルチャが勝ちそうになった時のために取っておいたのだ。
「コブル、お前はどうしたい?」
リボリーヌが聞くと、コブルは
「漆黒の拳を叩き込んでやる」
と答えた。
「よし、行くぞコブル!<あんこくきょうだ>!」
ルルチャの急所に漆黒の拳が叩き込まれる。だが、ルルチャはひるまなかった。むしろ何とかしてこいつの不意を突きたいと躍起になった。
「どうしたルルチャ、お前の番だぞ!もしかしてあんこくきょうだが痛すぎたのか?」
違う、とルルチャは心の中で答えた。わざと動いていないのだ。リボリーヌの不意を突くために。
「動かないならこっちから行くぞ!コブルもう一発叩き込んでやれ!」
その時だった。コブルをすばやく何者かが切り裂いた。リボリーヌもコブルも一瞬何が起きたのかわからなかった。しばらくして二匹は、それがルルチャの全力の<つばめがえし>であることに気づいたのである。