公開中
まだ花が残る木の下で
前のやつの、夏に近めバージョン
「なあ市夏」
「ん?」
「おれ、思ったんだけど...」
思ったんだけど、なに?
「おれ...。」
おれ?
「おれってさ。イケメンじゃね?(適当)」
「は?」
いやいや。
「あと、それ後ろに「(適当)」ってついてるでしょ」
「なんで分かるんだ?!」
「幼馴染のカンってやつ?」
「おれは、そんなの分からないぞ!」
「そもそも、なんでこの話始めたのよ」
「知らんわ。おれに聞くな。この話始めたの、市夏なんだから」
「いや、お前だろっ!」
今思ったけれど、なんで今もよく分からない話をしてるんだろ?
でも、こんな話でも、やっぱり楽しいな
それに、こういう話の方が、私たちらしい感じがする。
「市夏、なんでにやっとしてんだ?」
「いや、知るか」
いつの間ににやにやしてたのかは分からない。
たぶん、私たちらしいな、て思ってだろうけど。
__「市夏、.......う..な」__
蒼、なんて?
「何か言った?」
「ううん、なんでもない。」
蒼がそう答える。
「えー?なんで?」
「またあとで教えたるからな」
じゃあ、私はそのときまで楽しみにしておくね_。
蒼が顔を上げた。
太陽でちょっと輝いている蒼の瞳は、誰の瞳よりも綺麗に見えた。
蒼の見つめる先を見ると
少しだけ残った花が、緑の中に埋もれていた