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雪が舞い落ちる木の下で
あれから、私と蒼はずっと一緒に帰ってない。
あまり話さなくもなった。
どうしてだろう。
ずっともやもやしていた。
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クリスマスが来た。
今日も、蒼はいない。
一年前のことを思い出す。
あのときはよかったな、蒼がいてくれて。
でも、今はいない。
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気が付くと、蒼がいた。
数ミリずつ、違う方向へ行っていた。
でも、どんどんと離れていった。
蒼と、もう正反対の方向にいた
もう、顔は見えない。
声も聞こえない。
光さえ見えなかった
でも、これは夢だった。
よかった。
まだ、蒼には会える_。
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とりあえず、どこかを歩いていた。
そしたら、あの木の下まで来ていた。
その木のもたれかかる
そして思い出す、あの日々を
蒼と過ごした日々を_。
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しばらくしたら、影が近づいてきた。
それは誰のでもない。
蒼の影。
「蒼?」
私は呼びかける
すると同時に蒼から声が出た。
「市夏?」
「「あはは」」
また同時に
「「なんでかぶせてくるんだよッ!」」
...
「いや、なんでこんなに気があうの?」
「おれに聞かれても。」
「まあ私も分からないしね」
しばらく笑い合っていた。
また、これで蒼といつものように、過ごせる。
そう思いながら、私はあの木を見つめた。
この木があったから、会えた。
蒼と初めて会えたし
蒼と今も会えた。
ありがとう。
私がそう思うと、木が少し風で揺れた。
お辞儀をするように、見えた。
はらはらと雪が落ちてきた。
雪が舞い落ちる中、その木がずっと風に揺れていた。