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第一章 ここはゴーレム村①
気が付いたら僕は、変な場所にいた。
蔦が生い茂り、苔も繁殖している。
瓦礫は散乱し、音1つ無かった。
「ここは……」
全くもって、知らない場所だった。
「な?近づくなと言ったじゃろう?」
さっきの謎爺がいる。
「……へっ?」
「まぁ、良く分からんのは当たり前じゃ。
なーに、怖がる事はない。ワシは…いや、俺は…」
謎爺から、しわがれた爺さん声が消えた。
「俺はこの世界の|スタッフ《管理人》、ネコおじです。
予言能力、次元移動能力があります。…ええとー、
自分で言うのもなんですが、『神様』を名乗っています。」
神様… 実在するのか。
「あ、ちなみに俺が見えてるの、多分おんりーさんだけっすよ」
「えぇ…他の人には、見えないの?」
「そうです。今までの経験から言うと、多分…、見えないし、聞こえません。」
ネコおじ。この世界のスタッフ、神様。超能力者……
僕だけに見えて、声も聞ける、不思議な存在…
「それで、本題に入ります。」
「本題?」
「此処が、何処かについて、ですよ。」
あぁ、確かに。気になってはいた。
「その答えは簡単。ここは…」
「ここは…?」
「|ゴーレム村《貴方の故郷》、ですよ。
大魔王の襲来から、もう何年も立ったはずです。
ほら、あそこにあなたのママさん、パパさんも。」
「嘘…ですよね」
こんな瓦礫の山、荒れた遺跡の様な物、ゴーレム村な訳…!
そこで、母さん…?を見つけた。
「母さん!」
母さんの目は、うつろだった。
綺麗な深緑の髪の毛も、鉄のように白銀に染まっている。
空を仰ぐ伏せかけた目も、生きた心地のしない赤色だった。
父さんも見かけた。
壁にもたれている。体にもヒビが入っている。
どうやら、戦ったようだ。また、弱っている。
僕たちの村に、何があったのだろうか。
もうわからない、もう……いい!
涙目で、村を去ろうと、駆け出した。
すると…
「おんりーチャン⁉︎ おはよう!」
親友の、声がした。
きっとこれは、希望の光…。
はい!雑ですね!