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第一章 ここはゴーレム村③
「母さん」 「ママさん」
…やっぱり、反応は無かった。光の消えた、冷たく鋭い目は、
動く事も、僕たちを観る事もなく、静かに宙を眺めていた。
「……おんりー」
ふいに、小さな声が聞こえた。
「…ペンちゃん、何」
「えっ…僕、何も言ってないよ」
「………おんりー」
「声で無い声」は、嘆き続ける。
…耳を澄まし良く聴くと、この嘆きは母さんのものだった。
「母さん、」
出来る訳ない。でも、もう一度………
「……返して」
鋭い目は見つめる……僕を。僕たちを。
「…私のおんりーを」
「おんりーチャンはここにいます!」
「そんなはずない!」
「だって見てくださいよっ!」
言い争いが始まった。
表に出る怒りと、表情の無い悲しみが、激突する。
「そんな事、絶対に無い。だって…」
「言い訳は通用しないです!奇跡は起こる物なんで…す…」
突然、ペンちゃんの動きが止まった。
母さんは、泣いていた。 その目と髪は、見慣れた深緑色だった。
「…信じない」
「「…」」
長い沈黙の中、瓦礫の上で睨み合う。
刻一刻と、時は過ぎていくーーその時、
「…信じたい」
「……えっ…信じ…たい?」
『信じたい』……どことなく、希望を感じる。
「私だって、信じたかったの。でも、信じようが無かった。だから……」
「「………。」」
またも、沈黙が続く。 でも、沈黙は一瞬だった。
「だから、返して!何か知っているなら!返せ返せ返せ返せ返せ返せ!」
「ぴゃっ⁉︎」
その表情に、「母さん」は一欠片も無かった。
まるで、返してくれという気持ちと、醜い殺意が、入り混じったようだったーー。
…いきなり「母さん」は、ペンちゃんへ攻撃を開始した。
持ち上げ、叩きつけ、殴り飛ばす……… もう見ていられない。
か弱いペンちゃんは、当たり前のようにダウン。
「か、母さん… やめて」
僕の口からは、自然と言葉が漏れ出していた。
「…感じる」
ペンちゃんは、言った。
「……強い…魔の…存在。なっ…あの…なんて言うか…… 操りの魔法を…」
「操り…どういうこと…?」
単純な疑問である。
「え…っと、動きがぎこちない、とか……っ…ぅ…」
苦しそうだが、親友の為ならと、教えてくれる。
「…ペンちゃん、大丈夫なん?」
「…ちょ……きつい」
苦しいなら、やめた方がいい。 そう口に出して、もう一度『母さん』に向き直った。
キッと鋭く睨み合いながら、考える、考える。
そういえば、鳥人族の大半は「魔法」や「魔力」に敏感になるよう進化したと言われている。
昔、なんかあったのかな… 魔族との戦争とか? …ううん、そんなこと、考えている場合ではない。
…とにかく、なんでも、やってみる。
「えっ…と…僕の母さんは、僕の母さんだ!」
無我夢中になっていた。謎すぎる言葉が生まれる。
「……?」
勿論の事、伝わる訳が無かった。
…なら、力ずくで止めてやる。
こんな奴ーー友人を傷付けるような奴、母さんじゃないもん。
さっきと矛盾している?そんなの関係ないじゃんか。
…操りなんて、消えろ。
「私のおんりーを」
「僕の母さんを」
「「返せ……!」 」
学タブなう。
学タブには、この小説の下書きデータ入ってるんで、やりやすい。コピペ楽しすぎだろ!
学タブ持ち返り日でよかた…!
あと地味に1316文字ィィィ🎉((やかましい