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恋を教えて、手で繋いで。③
主人公…瑞乃 美羽
美羽の親友…朝緋 星奈
星奈の彼氏(これから登場するよ!)…浅木 晴真
すとぷりメンバーと仲良い後輩…渡良瀬 叶
あとはすとぷりメンバー!
「ころんくんっ!!」
夕日がさす保健室に居たのは痛々しいころんくん…
「あ、|美羽《みう》じゃん。やっほー☆」
ではなく、いつも通りのころんくんだった。
「怪我は…?大丈夫?」
「怪我なら大丈夫!僕、丈夫だからさー!でも、流石に押されたのはびっくりしたよ。」
そういってカラカラと笑う。
「本当に、大丈夫か…?」
さとみくんはそういって顔を落とす。
「大丈夫だってば。それよりも、体育祭出れないかもなぁ。」
「先生曰く、骨折とかはしてないらしいんですけど、ねんざをしてるから、完治してもしばらくは今まで通りに走れない、だそうです。」
るぅとくんがそう説明してくれる。
「そっか…。」
「ほな、俺が二回走ったるわ!」
「えー!俺も走りたい!!」
ー翌日
「…というわけでころんは体育祭に出れなくなった。そのかわり、みんなのサポートはしてもらうから安心しろ!」
「えー?サボれるんじゃなかったのー?」
「誰がそんなこといった。ころんにはいつもの倍働いてもらうからな!」
「ちぇ〜。」
そういってクラスには笑いが起きる。
ただ、私とさとみくんはどうしてもその笑いには乗れなかった。
『でもさ。俺、体育祭出たかったんだよね。このメンバーでは、来年も体育祭できないし。』
ーキーンコーンカーンコーン
「それでは朝のHRは終わりだ!みんな授業頑張れよ〜!」
「はーい!」←クラスのみんな
「はぁ…。」
やっぱり、ころんくんのことを考えてしまう。
(どうにかしてできないのかな…。)
「みーうっ。」
「|星奈《かんじ》!おはよ。」
「今日の美羽、なんか変だけどどうした?」
「なんでもないよっ。」
「そういえば聞いてよ〜!|晴真《はるま》がさぁ!」
晴真、というのは星奈の彼氏。
付き合って一年って聞いたけど…。
「晴真がぁ!私のアイスを…。」
(あ、)
「俺がなに?」
「あぇ、晴真ぁ…?友達のところ行ったんじゃ…。」
「お前が大声で『晴真がさぁ!』とか言うから、来たんだろ。」
「来なくてもいいってぇ…。」
そういって星奈は私の後ろに隠れる。
「そういえばさ、瑞乃。」
晴真が私の名前を呼ぶ。
「ん?」
「こんな噂知ってる?」
「噂?」
「そう。最近出るんだって!」
「出るって…、幽霊?」
「違うよ、不審者!黒いパーカー来た不審者がこの校舎を彷徨ってるって!」
「不審者かぁ…。通報でもしとく?」
「それが!通報しようと不審者がいた方向見ても、もうそこには誰もいないんだって!この話、噂好きにはたまんねぇよぉ。」
「…とりあえず、晴真が噂好きってことはわかったよ。」
「そうじゃなくて!」
と晴真が言いかけた時、後ろからボソッと呟く声が聞こえる。
「不審者…か。」
「?」
ー帰りのHR
「今日、学内で不審者を見かけたとの目撃情報が多数あった。
そのなかでも、実際に怪我をしたやつも居る。危ないから、
先生たちも見回るがお前らもなるべく大人数で帰れよー。」
そういってHRが終わり、各々部活やバイトなどに行く。
ちなみに、私とすとぷりメンバーは帰宅部。
星奈は陸上部で、晴真はバスケ部。
「美羽ー!一緒にかーえろ。」
「いいけど。」
どうやら陸上部は休みらしく、ウキウキした様子で教室を出る。
「おい。」
「わぁっ!?さっ、さとみくん?びっくりした。なに?」
「…お前ら二人だと危ないから、俺らも一緒に帰る。」
「はぁ!?」
「クレープ美味しかったねー!」
「ころんくんは病院で来れなくて残念だったけど…。」
Q.私達はなぜショッピングモールにいるのでしょうか。
「はぁー、食った食ったー。」
「ねぇ、さとみくん?なんで私達ショッピングモールにいるの?」
「は?そんなの、作戦会議に決まってんだろ。」
「作戦会議!?」
「ごめんね、美羽。言ってなくて。」
「ほんとにごめんねっ。でもあそこで言うと、ころんくんに聞かれるかもしれなかったから…。」
そういって頭を下げるななもり。と莉犬くん。
「全然大丈夫だよ。なにもいわなかったさとみくんが悪いんだもん。」
「俺かよ!」
そういって、三階にあるフードコートへ移動する。
「それで…、作戦会議ってなに?」
「学園に流れてる、噂のことだよ。たしか…不審者、だっけ。」
そういってななもり。くんは話を続ける。
「俺は生徒会だし、個人としても会長としても今の状況はやめにしないと、万が一生徒が危険な目に遭うと結構危ないんだよね。」
たしかに…。
「そこで、作戦会議っていうわけ。」
「ほな、早速やけど。ころちゃんに怪我を負わせたものと不審者は同じっちゅーことで考えてもええんやろか。」
「おそらくね。でも生徒に怪我をさせてなにをしたいんだ?」
ー…(沈黙)
「あんま思いつかねーな。」
そのとき、
ーブブッ
「あ、ごめん。私だ。」
そういって星奈はスマホを見る。
どうやら、クラスラインらしくみんなのスマホも通知音が鳴る。
「えっ…!?」
『部活行くとき、俺と渡良瀬が不審者に別々で襲われた。まじでみんなも気を付けてな。俺と|渡良瀬《わたらせ》はこれから病院行く。』
「晴真…!」
「星奈、晴真のところ言ってきたら?会議のことは明日教えるからさ。」
「…うんっ。ごめんね…!」
そういって星奈は立ち去る。
「にしても、|叶《かなえ》(渡良瀬の下の名前)もか…。」
「これでうちのクラスの被害者は、三人か。」
「にしても別々、か。」
「もしかして二人いっぺんに襲えないのかな。」
「結構厄介なことになってきたね。これ以上被害者がでると、学校側としても生徒会側としても特別措置をせざるおえなくなる。」
「例えば特別措置って?」
「うーん…。休校とか、場合によっては警察の張り込み?」
「まじかよ。じゃあ体育祭どころじゃないってこと?」
「だな。」
そういってまた沈黙が訪れる。
やっぱり、ころんくんが襲われたこと気掛かりなんだろうな。
「とりあえず、今日のところは解散にしよう。美羽のことは…さとみくんが送って。」
ー翌日
「ななもり。くん。どうかしたの?」
その日、私とすとぷりメンバー、星奈は特別教室に集まっていた。
「昨日の会議も兼ねて、俺の作戦を話そうと思って。」
得意げに笑うのはななもり。くん。
「本当にそんなことができるの…?」
「もちろん。先生にも許可をもらった。」
「さすが生徒会長…。」
ーザッ(歩く音)
「もうお前のそばまでこれたぜ、✕✕✕。」
特別教室に近づいた影が持っていたスマホ画面には…
ある人の写真があった。
炊き込みご飯のいいにおいしてきた((o(´∀`)o))ワクワク