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先輩は僕を、逃してくれない。5
え?シスコンブラコン要素出てないって?
…………
学校のシーンが終わらないんですよ…
盛り込みすぎたかな自分…
「とりあえず、今日は帰りましょう。時間も時間だし…」
「はい!」
えー一緒に帰っていいってことっ⁉
「あの‥桜先輩って、家どこらへんですか?」
「え?ええと、学校の西側よ。」
「えっ…めっちゃ近いじゃないですか!!!」
「?桐斗もこの近く…ってこと?
じゃあ一緒に帰らない?」
もしよければ、と桜先輩は付け足す。
なんなんですかもう…
天然?
優しいだけ?
でも帰ること誘うの、僕だけであってほしい…なんて。
強欲すぎるか。
一緒に帰れることが、どれだけ幸福なことか。
噛み締めなきゃ。
弁えなきゃ。
「はい!」
返事をして、一緒に部室を出た。
---
帰り道。
「そういえば桐斗って、兄弟とか姉妹とか居るの?」
「あっ、はい。妹が2人居ます。」
「そうなのね!いつか会いに行ってみたいわ…」
え
本当に、天然なのか…
すごく、すごく自意識過剰になったら。
自分に気があるのかも、とか思ったり。
ないない、と自分で否定しながら。
そうだったらいいなと思ってしまう自分がいる。
そうだったら、いいのにな…
無意識のうちに、紅く染まっている自分の頬を、そっと撫でた。
そうして、自分の感情を紛らわすように。
---
〜桜side〜
ばれて、ないと信じる。
でも、アプローチしないと想って貰えない。
恋って、こんなに難しいものだったのかしら。
なんて、思ってしまう。
でもこうやってアプローチしていかないと。
今日は、頑張った自分を褒めてあげようかしら。
ふふっと、1人でに笑ってしまった。
〜桜side終了〜
---
話をしていたら、あっという間に家の前。
時間が惜しいと、ここまで強く思ったことはないぐらい、別れが悲しい。
嫌だ、と思っていても、僕の口から出るのはありきたりな言葉。
「では、これで。」
「ええ。また部活でね。」
「はい。」
ぱたんとドアを閉め、その場にずるずると倒れ込んでしまった。
本当に、自分じゃないくらいどうかしてる。
でも、これが『片思い』というやつなのかもしれない。
僕が経験したことの無くて、早く、早くと求めてしまう。
決して楽しいとは言えないけど。
--- 桜先輩の色々な表情を、独り占めしたいな ---
939文字。
少ない……