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先輩は僕を、逃がしてくれない。6
スマホ打ちにくい……
「もう!お兄ちゃん遅いよ!」
玄関でへたりこんでいる僕にかかった声は、妹のものだった。
あ…
そうだ、僕先輩に送ってもらって……
かぁっと頬が赤くなる。
それだけ。
たったそれだけだったはずなのに。
「で、お兄ちゃん?何があったの?」
「い、いや、なんでもないよ。」
なんでもない……わけがない。
「ふーん…?」
絶対バレてるなこれ。
終わったー……
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〜桜side〜
「ふぅ……ただいま」
「お帰り桜。学校はどうだった?」
「どうもないわ、いいから早く離れて」
帰ってきた途端にこれだ。
本当に、嫌になる。
私にくっついて離れない、この男は私の兄の龍斗。
もう大学生のくせに、何をやっているのかしら。
「それで。何かあった?」
何も無い、答えようとしたけど。
ちらりと頭をかすめる、桐斗の顔。
ふふっと笑った私は、兄さんにこう言ってやった。
「さぁ、どうかしらねっ?」
るんるんと部屋に入り、思いっきりドアを閉めたのだった。
残された兄さんの叫びが聞こえる。
「え……え…まさか、まさか好きな人とか出来てないよね!?ね!?返事してよ、桜ーーー!!」
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こうやって、それぞれの日々は楽しく過ぎ去ってゆく。
残った感情は、
「明日が楽しみ」
ただ、それだけ。
555文字。
おっっっっそい更新ですみません。
頑張ります…