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先輩は僕を、逃してくれない。4
HoneyWorksの新曲が神すぎる…
聞いてみてください!!!
なんとか、なんとか絞り出す。
うーん…本当に思いつかない……
そんな僕を心配してか、作業の手を止めて、桜先輩が話しかけてくれた。
「大丈夫?本当に思いつかないのだったら変えるけれど…」
「うぅ…すみません……」
「できれば、お願いします‥」
本当に、申し訳なかった。
でも、そんな僕に向かって。
先輩は、くすっと綺麗な微笑を浮かべる。
嫌そうなんかじゃ全然なくて。
「気にしなくていいのよ。私も書けないテーマを強制したくないわ。」
だから全然、気にしないで、と。
優しい言葉を僕にかけてくれる。
ああ。
この人は優しくて綺麗で、文才もあって運動神経も良くて。
天は二物も三物も与えるみたいだった。
また少し、この『春海桜』という先輩が好きになる。
きっと僕なんかには振り向いてもらえないだろうけど。
少しでもいい、もっと桜先輩のことを知りたい。
自分の中から出てきた感情に、自分でも驚いてしまう。
誰かを好きになることなんてなかったのに。
やっぱり、桜先輩は僕にとって大切な人だ。
そう、僕が感動に浸ってるとき。
「それで…書けそう?大丈夫?」
「んえぇえ⁉すみません聞いてませんでしたぁ!!!!」
いつの間にか話が進んでいた。
まったく、という顔をしながら、優しい桜先輩はもう一度説明してくれた。
「今度のテーマはスポーツ。これをテーマにして、一ヶ月後に小説を提出してもらうわ。」
なるほど、スポーツかぁ…
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〜桜side〜
「それで…書けそう?大丈夫?」
「んえぇえ⁉すみません聞いてませんでしたぁ!!!!」
進めていた私の話を、聞いていなかったみたい。
慌てる仕草も可愛らしい。
女子顔負けの可愛らしさなのに、イケメンってどういうことかしら…
「今度のテーマはスポーツ。これをテーマにして、一ヶ月後に小説を提出してもらうわ。」
それを聞いて、早速考え込む桐斗。
真面目だわ…
少し、むふっとした顔で堪能してしまった。
どうにかして、こっちを振り向いてほしい。
私のことだけ、見てほしい。
なんて、強欲な願望よね。
〜桜side終了〜
897文字
少なめですみません…