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先輩は僕を、逃してくれない。3
これから、書いた小説の最後に文字数つけようと思います。
自分で分かりやすいので…
あと、小説ダウンロード機能付きましたね!
新しい機能がどんどん追加されて…嬉しいです✨
今回は、桜sideです!
時系列的には1話からです。
では本編どうぞ!
〜春海 桜side〜
今日は入学式。
私もこれで2年生か…
退屈な毎日。
なにか、面白いことないかしら。
この時の私は気づいていない。
まさかこれから、運命的な出会いをするなんて。
---
そうだ、私部活紹介で壇上に立たないといけないんだった…!
それを思い出せなくて、教室に忘れ物を取りに行っちゃって…
まずい。
あと3分、間に合わないかもしれないわ…‼
早く、と足を早めたのがいけなかったのかもしれない。
私は階段の曲がり角で、思いっきり誰かにぶつかってしまった。
「ぐっ‥」
「きゃっ⁉」
声からするに…男子?
この時間に歩いているということは、新入生かしら。
私はぶつかったために、その場に座り込んでしまった。
「すっ、すみません‼ 前見てなくて‼」
茶髪の、結構イケメン君だった。
真面目そうでいい子みたいね。
「こちらこそ。急いでいたから…」
って、まずい時間が‥‼‼
用事があるから、と言って私はその場を走り去った。
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(遅れちゃった〜〜〜‼)
まさかのまさか、私は部活紹介に遅れてしまったのだった。
よりによって、一番人気の美術部の後。
最悪だわ…
その時頭をよぎったのは、あの新入生君。
よし、いいこと考えた!
---
部活紹介を終えて、昼休み。
私は早速、1年生の教室に向かった。
えーと、あの子は………って居た‼
「あ、ちょっとそこの君!この前ぶつかった君!」
「はい…?」
「ちょっと来て!」
問答無用で、あの新入生くんを呼ぶ。
不思議そうな彼に、事情を説明する。
「私にこの前ぶつかったでしょ?
あれのせいで、私遅れちゃったのよ‼」
「え、すみません‼ほんとに‼」
性格、丸。
「だから、
お詫びとして文芸部に入ってくれない?」
「む、無理です無理です‼僕に文芸部なんて‼」
決断力、断り方、丸。
「お願いよ、部員がいないの!廃部になっちゃう!」
こちらの弱みを見せる。
入ってくれないと本当に困るのだ。
「でも、僕には…」
「忘れたの?あなたには罪があるのよ?」
少し声を低くして言う。
「うぅ…分かりましたよ…」
優しさ、丸。
完璧ね、雨柳桐斗。
「良かった!じゃあ、放課後待ってるわね〜!」
ふんふんと、歌い出しそうな勢いで私はその場を去った。
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放課後。
少し気まずそうに、失礼しますと行って彼が来る。
「あ、来たのね。じゃあ早速始めましょ。」
「な、何をですか?」
「何って…部活動よ部活動。何言ってるの。」
…天然なのかしら、少し抜けてるとこもあるのね。
「まずは私の作品、見てみて。」
「はぁ…」
説明より早いはず。
旧型のパソコンを、押し付けるように彼に渡す。
彼が読み進めていって、やがてスクロールする手が止まった。
「ど、どうだった…?」
自身がないから、声が小さくなる。
人に自分の作品を見せる日が来るなんて。
「どうもなにも…すごいじゃないですか。こんな話が書けるなんて。」
「ほ、本当⁉ ほんとに⁉」
「え?はい、ほんとですけど‥?」
「よ、良かったーーーー‼‼」
自分の作品を褒めてもらえるのが、こんなに嬉しいなんて。
一人で文章を連ねるだけの毎日とは違うのね。
「実は、今まで誰にも見せたことがなくて…」
「君が初めてで、ちょっと心配だったの。」
理由を説明したあと、彼が一言。
「あの、前から気になってたんですけど…」
「その、『君』っていうのやめません?」
「僕、名前ありますよ?」
「……『少年』の方が良かった?」
私は少し考えて、そう言う。
「違いますって‼‼」
まさかの全面否定。
まぁ冗談なのだけど、やっぱり話してて面白い。
「分かったわ、名前は?」
からかうのを中断して聞く。
「雨柳、桐斗です。」
まぁ知ってるんだけど…
「うーん…桐斗でいい?」
呼び方は決めていたけど、わざと考えるようなふりをする。
少し好意を持っている人は、ちゃんと名前で呼びたいの。
「いいですけど…僕はなんて呼べばいいですか?」
「何、呼び捨てしたいの?」
「違いますって!!!!」
やっぱり面白いわ‥
「分かったわ、春海でも桜でも好きに呼びなさい。」
「……じゃあ桜先輩……」
名前呼びって、こんなに破壊力あったのね。
惹かれていく。
雨柳桐斗という、新入生に。
少し沈黙をした私に、焦る桐斗。
狼狽える様子が、少し可愛い。
「は、早く部活始めましょ、、桐斗。」
「はい!桜先輩!」
不自然だったかもしれないけど、私にしては頑張ったんじゃないかしら。
誰かと一緒の空間が、こんなにも居心地の良いものだったなんて。
私に気づかせてくれてありがとう、桐斗。
1965文字。
やっぱり平均は1000文字以上2000文字以内ですね。
そこらへんに到達したら公開するようにします。