溺愛×シスコン×ブラコン
桐斗の学校生活は、一体どうなる⁉
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登場人物
雨柳 桐斗
中学1年生。
初めて中学校に進級した。
勉強は少し苦手で運動神経は最悪、自分のことが嫌い。
楓と紅葉が大好き。シスコン。
好きなものは犬で、嫌いなものは魚。
口癖は「僕なんて」
春海 桜
中学2年生。
今年で2年目となる中学校生活に、少し退屈を感じている。
文芸部部長で、絶世の美女だが、変わり者と称されることもしばしば。
学年トップの成績で、運動神経抜群。
好きなものは花で、嫌いなものは雨。
口癖は「気持ちは言葉にしないと伝わんないよ?」
雨柳 楓
小学3年生。
少々ブラコン気味な、桐斗の妹。
超元気っ子で、運動神経は動物並。
家でも外でも、お姉ちゃんという感覚が抜けず面倒見がいい。
好きなものは兄弟姉妹で、嫌いなものは虫。
口癖は「お兄ちゃん大好き!」
雨柳 紅葉
小学3年生。
楓は双子のお姉ちゃんで、自分は人見知りしがち。
運動神経は平均で、IQが140との噂も。
兄が嫌いで塩対応。兄以外には笑顔を見せる。
少しツンデレなところがあり、誤解されがちだがとても優しい。
好きなものは草木、嫌いなものは兄。
口癖は「お兄ちゃんキモい」
????
中学2年生。
桜となにか、関係があるようだが…?
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溺愛要素あり
シスコン・ブラコン要素あり
溺愛物語、始動。
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目次
先輩は僕を、逃してくれない。人物紹介
先輩は僕を、逃してくれない。
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主人公
|雨柳《うりゅう》 |桐斗《きりと》
中学1年生。
初めて中学校に進級した。
勉強は少し苦手で運動神経は最悪、自分のことが嫌い。
楓と紅葉が大好き。シスコン。
好きなものは犬で、嫌いなものは魚。
口癖は「僕なんて」
---
登場人物
|春海《はるみ》 |桜《さくら》
中学2年生。
今年で2年目となる中学校生活に、少し退屈を感じている。
文芸部部長で、絶世の美女だが、変わり者と称されることもしばしば。
学年トップの成績で、運動神経抜群。
好きなものは花で、嫌いなものは雨。
口癖は「気持ちは言葉にしないと伝わんないよ?」
|雨柳《うりゅう》 |楓《かえで》
小学3年生。
少々ブラコン気味な、桐斗の妹。
超元気っ子で、運動神経は動物並。
家でも外でも、お姉ちゃんという感覚が抜けず面倒見がいい。
好きなものは兄弟姉妹で、嫌いなものは虫。
口癖は「お兄ちゃん大好き!」
|雨柳《うりゅう》|紅葉《もみじ》
小学3年生。
楓は双子のお姉ちゃんで、自分は人見知りしがち。
運動神経は平均で、IQが140との噂も。
兄が嫌いで塩対応。兄以外には笑顔を見せる。
少しツンデレなところがあり、誤解されがちだがとても優しい。
好きなものは草木、嫌いなものは兄。
口癖は「お兄ちゃんキモい」
????
中学2年生。
桜となにか、関係があるようだが…?
---
Story
小学校を卒業し、新たに|柊《ひいらぎ》学園に入学した桐斗。
そこで自分の学校生活を180°変える人に出会うとは。
まだ、知る由もない。
先輩は僕を、逃してくれない。1
新シリーズ始動!です!
果たして見てくれている方はどれだけ居るのだろうか…
「んん〜、今日もいい目覚めだ…」
ぽつりと、僕はいつもの独り言を漏らす。
まさかこの一日で、人生が180°変わるなんて。
--- このときの僕は、知る由もない。 ---
気を取り直して、諸々終わらせてから下のリビングへ。
そこには、もう双子の妹たちが居た。
きょ、今日も可愛い…
ソファにダラダラと座っているのが(寝ているのが)楓。
動物並の運動神経を持つ妹だ。
そしてその横で、きっちりとした服装で朝ごはんを頬張っているのが紅葉。
性格でてるなぁ…
「あ、お兄ちゃんおはよう!」
「…………」
「おはよう!ふたりとも!」
紅葉が挨拶をしてくれないのはいつものことだ…はは…
「お兄ちゃん、もう時間だけど行かなくていいの?」
か、可愛いっっ‼
できればずっと家に居たいけど、入学式に遅れるのはまずいか…
「行ってきます〜」
「行ってらっしゃい!」
学校は比較的近くて、10分くらいで着ける。
校門を潜り、体育館に向かう。
すると張り紙がしてあって、
『生徒は一度クラスに入って荷物を置いてから体育館に向かうように』
と書いてあった。
クラス、クラス…
あ、自分はB組か。
ええと、B組って確か階段を上がってすぐ右だったような…?
考え事をしながら歩いていたからだろうか。
誰かにぶつかってしまった。
曲がり角だったため相手も見えず、正面から思いっきり…
「ぐっ‥」
「きゃっ⁉」
女の子の…声?
見ると、ロングで先輩らしき人が床に座り込んでいた。
「すっ、すみません‼ 前見てなくて‼」
「こちらこそ。急いでいたから…」
用事があるから、と言って、その先輩は走り去っていった。
多分体育館の方‥‥
って、僕も荷物置いて行かなきゃ!
---
「な、なんとか間に合った…」
一人、体育館で呟く。
担任発表が行われていて…
B組は山田先生という、活発そうな男の先生だった。
担任発表が行われた後は、部活動紹介。
楽しそうな部活が沢山あるなぁ…!
でも、僕は運動できないから運動部は無理だな。
残るは文化部だけど…
美術部はどうだろう?
いや、この前紅葉にイラストを描いたらドン引きされたな。
確か小声で「お兄ちゃん画力無いね。やめたほうがいいよそういうの。」
って言ってたから覚えてる。悲しい。
じゃあ何がいいかな‥?
ちょうどその時響いたのは、冷涼さを感じる綺麗な声。
十中八九、さっきの先輩だった。
⁉!!⁉⁉⁉
僕、すごい人にぶつかっちゃったんだじゃ⁉
入学早々、まずい流れだ…
一度そのことは忘れて、部活動紹介の方を見る。
あの先輩は文芸部で、部員は先輩1人だそうで…
よし。
ここには絶対、入らないようにしよう。
絶対いいこと無い。
僕文才ないし。
その後、先生から説明があったが、必ずどこかしらの部活には入らないといけないそうだ。
どうしよう…?
まぁ5月には部活に入ってればいいらしい。
4月中はゆっくり決めてな、と言って先生は朗らかに笑っていた。
---
翌日、昼休み。
早速授業授業で、少し疲れたな…とか思ってると…
「あ、ちょっとそこの君!この前ぶつかった君!」
………
僕?
「はい…?」
「ちょっと来て!」
「私にこの前ぶつかったでしょ?
あれのせいで、私遅れちゃったのよ‼」
「え、すみません‼ほんとに‼」
「だから、
お詫びとして文芸部に入ってくれない?」
……は?
「む、無理です無理です‼僕に文芸部なんて‼」
「お願いよ、部員がいないの!廃部になっちゃう!」
「でも、僕には…」
「忘れたの?あなたには罪があるのよ?」
先輩の声が、重みを帯びる。
正直言って怖い…
「うぅ…分かりましたよ…」
「良かった!じゃあ、放課後待ってるわね〜!」
にこっと笑った先輩の顔は、とても綺麗だった。
不思議な感情を感じるほどに。
1628文字!
スクロールありがとうございました!
次話もよろしくお願いします!
先輩は僕を、逃してくれない。2
書き溜め型で…
更新遅くてすみません🙇🏻♀️
先輩に半ば無理矢理入部させられた文芸部。
初めての部活が、まさか廃部寸前の部だとは…
まさか神々も思うまい。
意を決して、重たい文芸部のドアを開ける。
「し、失礼しまーす…」
「あ、来たのね。じゃあ早速始めましょ。」
「な、何をですか?」
「何って…部活動よ部活動。何言ってるの。」
いや、その内容ですよ。
心のなかでこっそりと、つっこみを入れておいた。
「まずは私の作品、見てみて。」
「はぁ…」
押し付けられるような形で、旧型のパソコンを受け取る。
先輩が打ったであろう、文字たちを見ているうちに。
知らず知らずのうちに手が動く。
本当に、すごかった。
内容自体は恋愛。
だけどすごく詰まっていて、泣けてくるような話で。
このひと、文才どうなってるんだろう。
一瞬で、先輩の作品の虜になったのは明らかだった。
「ど、どうだった…?」
先輩が控えめに言ってくる。
「どうもなにも…すごいじゃないですか。こんな話が書けるなんて。」
率直に、今の感想を伝える。
「ほ、本当⁉ ほんとに⁉」
「え?はい、ほんとですけど‥?」
「よ、良かったーーーー‼‼」
今にも飛び跳ねそうな勢いに気圧される僕……
「実は、今まで誰にも見せたことがなくて…」
「君が初めてで、ちょっと心配だったの。」
じゃあ、なんであんなに自信満々だったんですか。
色々とつっこみたいところがある…
「あの、前から気になってたんですけど…」
「その、『君』っていうのやめません?」
「僕、名前ありますよ?」
「……『少年』の方が良かった?」
「違いますって‼‼」
マイペースなのか、天然なのか、面白がっているのか。
この先輩は、、本当によくわからない。
「分かったわ、名前は?」
「雨柳、桐斗です。」
「うーん…桐斗でいい?」
考えるの面倒くさくなったでしょ…
「いいですけど…僕はなんて呼べばいいですか?」
「何、呼び捨てしたいの?」
「違いますって‼‼」
からかうの好きだなこの先輩…
「分かったわ、春海でも桜でも好きに呼びなさい。」
「……じゃあ桜先輩……」
「…‥…」
だ、駄目だったのかな⁉
何故か黙りこくってしまった先輩を前に、焦る僕。
「は、早く部活始めましょ、、桐斗。」
「はい!桜先輩!」
今の沈黙は何だったんだろう。
いつもの先輩に戻ってくれて安心だ…
「それで、具体的に何するんですか?」
「短編小説の執筆よ。簡単でしょ?」
「………え⁉」
短編小説の、執筆⁉
「む、無理ですよ‼ 僕に小説なんて‼」
「できるわよ、意外と簡単だし。」
「桐斗ならできるでしょ?」
桜先輩に下から覗き込まれる形になる…
大きな瞳がこちらを除いてくると、男子はどうしても断れなくなるのか。
「わかり、ましたよ…」
「良かった!」
ふふっ、と微笑む桜先輩。
この人は本当に、美人だけどどこか掴めないひとだなぁ…
「じゃ、どうぞ。」
そう言って、桜先輩は…
ズシッと重さのある旧型パソコンを僕の前へ置く。
文章が打ち込めるようになってるけど…
「あ、言い忘れてた。」
「文芸部では、月に一回、部長が題材を決めて部員がそれに従って書くの。」
「今月のテーマは『自然』よ。頑張ってね。」
初耳‼‼
自然⁉
自然…自然…自然…?
思いつかなさすぎる。
なんなの、その適当なテーマ…
しかも、小説なんて書くの初めて‼‼
つまり書けるわけがない‼
どうしよう…
僕が悩んでいる間にも、先輩は真剣な顔をしてキーボードを叩いている。
ってかすごい速さ…
その真剣な顔に、僕の心臓がまた変な音を上げた――
1518文字。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
次話もお楽しみに~
先輩は僕を、逃してくれない。3
これから、書いた小説の最後に文字数つけようと思います。
自分で分かりやすいので…
あと、小説ダウンロード機能付きましたね!
新しい機能がどんどん追加されて…嬉しいです✨
今回は、桜sideです!
時系列的には1話からです。
では本編どうぞ!
〜春海 桜side〜
今日は入学式。
私もこれで2年生か…
退屈な毎日。
なにか、面白いことないかしら。
この時の私は気づいていない。
まさかこれから、運命的な出会いをするなんて。
---
そうだ、私部活紹介で壇上に立たないといけないんだった…!
それを思い出せなくて、教室に忘れ物を取りに行っちゃって…
まずい。
あと3分、間に合わないかもしれないわ…‼
早く、と足を早めたのがいけなかったのかもしれない。
私は階段の曲がり角で、思いっきり誰かにぶつかってしまった。
「ぐっ‥」
「きゃっ⁉」
声からするに…男子?
この時間に歩いているということは、新入生かしら。
私はぶつかったために、その場に座り込んでしまった。
「すっ、すみません‼ 前見てなくて‼」
茶髪の、結構イケメン君だった。
真面目そうでいい子みたいね。
「こちらこそ。急いでいたから…」
って、まずい時間が‥‼‼
用事があるから、と言って私はその場を走り去った。
---
(遅れちゃった〜〜〜‼)
まさかのまさか、私は部活紹介に遅れてしまったのだった。
よりによって、一番人気の美術部の後。
最悪だわ…
その時頭をよぎったのは、あの新入生君。
よし、いいこと考えた!
---
部活紹介を終えて、昼休み。
私は早速、1年生の教室に向かった。
えーと、あの子は………って居た‼
「あ、ちょっとそこの君!この前ぶつかった君!」
「はい…?」
「ちょっと来て!」
問答無用で、あの新入生くんを呼ぶ。
不思議そうな彼に、事情を説明する。
「私にこの前ぶつかったでしょ?
あれのせいで、私遅れちゃったのよ‼」
「え、すみません‼ほんとに‼」
性格、丸。
「だから、
お詫びとして文芸部に入ってくれない?」
「む、無理です無理です‼僕に文芸部なんて‼」
決断力、断り方、丸。
「お願いよ、部員がいないの!廃部になっちゃう!」
こちらの弱みを見せる。
入ってくれないと本当に困るのだ。
「でも、僕には…」
「忘れたの?あなたには罪があるのよ?」
少し声を低くして言う。
「うぅ…分かりましたよ…」
優しさ、丸。
完璧ね、雨柳桐斗。
「良かった!じゃあ、放課後待ってるわね〜!」
ふんふんと、歌い出しそうな勢いで私はその場を去った。
---
放課後。
少し気まずそうに、失礼しますと行って彼が来る。
「あ、来たのね。じゃあ早速始めましょ。」
「な、何をですか?」
「何って…部活動よ部活動。何言ってるの。」
…天然なのかしら、少し抜けてるとこもあるのね。
「まずは私の作品、見てみて。」
「はぁ…」
説明より早いはず。
旧型のパソコンを、押し付けるように彼に渡す。
彼が読み進めていって、やがてスクロールする手が止まった。
「ど、どうだった…?」
自身がないから、声が小さくなる。
人に自分の作品を見せる日が来るなんて。
「どうもなにも…すごいじゃないですか。こんな話が書けるなんて。」
「ほ、本当⁉ ほんとに⁉」
「え?はい、ほんとですけど‥?」
「よ、良かったーーーー‼‼」
自分の作品を褒めてもらえるのが、こんなに嬉しいなんて。
一人で文章を連ねるだけの毎日とは違うのね。
「実は、今まで誰にも見せたことがなくて…」
「君が初めてで、ちょっと心配だったの。」
理由を説明したあと、彼が一言。
「あの、前から気になってたんですけど…」
「その、『君』っていうのやめません?」
「僕、名前ありますよ?」
「……『少年』の方が良かった?」
私は少し考えて、そう言う。
「違いますって‼‼」
まさかの全面否定。
まぁ冗談なのだけど、やっぱり話してて面白い。
「分かったわ、名前は?」
からかうのを中断して聞く。
「雨柳、桐斗です。」
まぁ知ってるんだけど…
「うーん…桐斗でいい?」
呼び方は決めていたけど、わざと考えるようなふりをする。
少し好意を持っている人は、ちゃんと名前で呼びたいの。
「いいですけど…僕はなんて呼べばいいですか?」
「何、呼び捨てしたいの?」
「違いますって!!!!」
やっぱり面白いわ‥
「分かったわ、春海でも桜でも好きに呼びなさい。」
「……じゃあ桜先輩……」
名前呼びって、こんなに破壊力あったのね。
惹かれていく。
雨柳桐斗という、新入生に。
少し沈黙をした私に、焦る桐斗。
狼狽える様子が、少し可愛い。
「は、早く部活始めましょ、、桐斗。」
「はい!桜先輩!」
不自然だったかもしれないけど、私にしては頑張ったんじゃないかしら。
誰かと一緒の空間が、こんなにも居心地の良いものだったなんて。
私に気づかせてくれてありがとう、桐斗。
1965文字。
やっぱり平均は1000文字以上2000文字以内ですね。
そこらへんに到達したら公開するようにします。
先輩は僕を、逃してくれない。4
HoneyWorksの新曲が神すぎる…
聞いてみてください!!!
なんとか、なんとか絞り出す。
うーん…本当に思いつかない……
そんな僕を心配してか、作業の手を止めて、桜先輩が話しかけてくれた。
「大丈夫?本当に思いつかないのだったら変えるけれど…」
「うぅ…すみません……」
「できれば、お願いします‥」
本当に、申し訳なかった。
でも、そんな僕に向かって。
先輩は、くすっと綺麗な微笑を浮かべる。
嫌そうなんかじゃ全然なくて。
「気にしなくていいのよ。私も書けないテーマを強制したくないわ。」
だから全然、気にしないで、と。
優しい言葉を僕にかけてくれる。
ああ。
この人は優しくて綺麗で、文才もあって運動神経も良くて。
天は二物も三物も与えるみたいだった。
また少し、この『春海桜』という先輩が好きになる。
きっと僕なんかには振り向いてもらえないだろうけど。
少しでもいい、もっと桜先輩のことを知りたい。
自分の中から出てきた感情に、自分でも驚いてしまう。
誰かを好きになることなんてなかったのに。
やっぱり、桜先輩は僕にとって大切な人だ。
そう、僕が感動に浸ってるとき。
「それで…書けそう?大丈夫?」
「んえぇえ⁉すみません聞いてませんでしたぁ!!!!」
いつの間にか話が進んでいた。
まったく、という顔をしながら、優しい桜先輩はもう一度説明してくれた。
「今度のテーマはスポーツ。これをテーマにして、一ヶ月後に小説を提出してもらうわ。」
なるほど、スポーツかぁ…
---
〜桜side〜
「それで…書けそう?大丈夫?」
「んえぇえ⁉すみません聞いてませんでしたぁ!!!!」
進めていた私の話を、聞いていなかったみたい。
慌てる仕草も可愛らしい。
女子顔負けの可愛らしさなのに、イケメンってどういうことかしら…
「今度のテーマはスポーツ。これをテーマにして、一ヶ月後に小説を提出してもらうわ。」
それを聞いて、早速考え込む桐斗。
真面目だわ…
少し、むふっとした顔で堪能してしまった。
どうにかして、こっちを振り向いてほしい。
私のことだけ、見てほしい。
なんて、強欲な願望よね。
〜桜side終了〜
897文字
少なめですみません…
先輩は僕を、逃してくれない。5
え?シスコンブラコン要素出てないって?
…………
学校のシーンが終わらないんですよ…
盛り込みすぎたかな自分…
「とりあえず、今日は帰りましょう。時間も時間だし…」
「はい!」
えー一緒に帰っていいってことっ⁉
「あの‥桜先輩って、家どこらへんですか?」
「え?ええと、学校の西側よ。」
「えっ…めっちゃ近いじゃないですか!!!」
「?桐斗もこの近く…ってこと?
じゃあ一緒に帰らない?」
もしよければ、と桜先輩は付け足す。
なんなんですかもう…
天然?
優しいだけ?
でも帰ること誘うの、僕だけであってほしい…なんて。
強欲すぎるか。
一緒に帰れることが、どれだけ幸福なことか。
噛み締めなきゃ。
弁えなきゃ。
「はい!」
返事をして、一緒に部室を出た。
---
帰り道。
「そういえば桐斗って、兄弟とか姉妹とか居るの?」
「あっ、はい。妹が2人居ます。」
「そうなのね!いつか会いに行ってみたいわ…」
え
本当に、天然なのか…
すごく、すごく自意識過剰になったら。
自分に気があるのかも、とか思ったり。
ないない、と自分で否定しながら。
そうだったらいいなと思ってしまう自分がいる。
そうだったら、いいのにな…
無意識のうちに、紅く染まっている自分の頬を、そっと撫でた。
そうして、自分の感情を紛らわすように。
---
〜桜side〜
ばれて、ないと信じる。
でも、アプローチしないと想って貰えない。
恋って、こんなに難しいものだったのかしら。
なんて、思ってしまう。
でもこうやってアプローチしていかないと。
今日は、頑張った自分を褒めてあげようかしら。
ふふっと、1人でに笑ってしまった。
〜桜side終了〜
---
話をしていたら、あっという間に家の前。
時間が惜しいと、ここまで強く思ったことはないぐらい、別れが悲しい。
嫌だ、と思っていても、僕の口から出るのはありきたりな言葉。
「では、これで。」
「ええ。また部活でね。」
「はい。」
ぱたんとドアを閉め、その場にずるずると倒れ込んでしまった。
本当に、自分じゃないくらいどうかしてる。
でも、これが『片思い』というやつなのかもしれない。
僕が経験したことの無くて、早く、早くと求めてしまう。
決して楽しいとは言えないけど。
--- 桜先輩の色々な表情を、独り占めしたいな ---
939文字。
少ない……
先輩は僕を、逃がしてくれない。6
スマホ打ちにくい……
「もう!お兄ちゃん遅いよ!」
玄関でへたりこんでいる僕にかかった声は、妹のものだった。
あ…
そうだ、僕先輩に送ってもらって……
かぁっと頬が赤くなる。
それだけ。
たったそれだけだったはずなのに。
「で、お兄ちゃん?何があったの?」
「い、いや、なんでもないよ。」
なんでもない……わけがない。
「ふーん…?」
絶対バレてるなこれ。
終わったー……
---
〜桜side〜
「ふぅ……ただいま」
「お帰り桜。学校はどうだった?」
「どうもないわ、いいから早く離れて」
帰ってきた途端にこれだ。
本当に、嫌になる。
私にくっついて離れない、この男は私の兄の龍斗。
もう大学生のくせに、何をやっているのかしら。
「それで。何かあった?」
何も無い、答えようとしたけど。
ちらりと頭をかすめる、桐斗の顔。
ふふっと笑った私は、兄さんにこう言ってやった。
「さぁ、どうかしらねっ?」
るんるんと部屋に入り、思いっきりドアを閉めたのだった。
残された兄さんの叫びが聞こえる。
「え……え…まさか、まさか好きな人とか出来てないよね!?ね!?返事してよ、桜ーーー!!」
---
こうやって、それぞれの日々は楽しく過ぎ去ってゆく。
残った感情は、
「明日が楽しみ」
ただ、それだけ。
555文字。
おっっっっそい更新ですみません。
頑張ります…