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「私」が見つからなかった頃
心が弱っている方にはお勧めしません。
マジで重い話
小学六年生―いや、5年生、4年生かもしれない。
あの頃の記憶は不思議なほど抜け落ちていて、思い出せない。
とにかく、
その頃、自分は相手によって人格を使い分けていた。
演技、ではなかったと思う。
少なくとも、私の中ではそれが無意識化で起きていた。
それが段々と当たり前になってきた頃、
部屋で一人になった時、ある問いが浮かんできた
「私は、今、誰の私?」
本当に、意識していなかった。
自分でも、自分が少しだけ怖くなった。
考えても答えが出ない。
沢山ある自分の中で、どれが一人の自分なのか。素の自分なのか。
素、という言い方さえおかしく思えた。
そんな日々が続いた。
ずっとこのままでいたら壊れるかな。
そんな言葉が浮かんできたのは覚えている。
いつから、私は一つになったのだろう。
分からない。
でも、ある日急に
「一回、全部自分としよう」
と思いついて、
そこから、自分が落ち着いて行った気がする。
今では、大きな切り替えや、昔の様な感覚はない。
ほとんど覚えていないし、具体的な時期でさえ曖昧だ。
それなのに。苦しかったという感覚だけは残っている。
苦しくて、どうにもならなくて。
思い出そうとするだけで、胸が痛くなってくるほど、辛かった。
私の中で、この出来事はある一種のトラウマとなっている。
久しぶりにあの頃を思い出した。
懐かしい、けれど、そんなに昔でもない。
そういえば、もう一個思い出したことがある。
が、あまりにも情報量が多いので、
また別の機会に話そうと思う。