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3話 家族
Yomogi
どぬく「すっかり夜になっちゃったね。」
あのあと、虹桃さんのリクエストを何回も答えていたらすっかり遅くなってしまった。
どぬく「それ(ウィッグ)、外さないの?」
雫「はい。」
虹桃さんは何度もそう言ってくれたけど、嫌だった。
せっかく分かってくれたのに、嫌われるのが怖かった。
・・・怖い?
今までそんなこと、思ったこともなかったのに。
どぬく「〜♪」
この人は、やっぱり **普通** じゃない。
どぬく「そういえばねー、今日俺の家に新しい子が来ることになっててさ。
お父さんの再婚相手らしいけど、名前が魔奈ちゃんと同姓同名でさ。
もしかして本当に魔奈ちゃんだったりする?」
雫「多分。私も今日、お母さんの再婚相手の家に行くことになっていたので。」
ということは、虹桃さんがこれからの兄弟?
確かに再婚相手の名字と同じだなとは思っていたけど。
どぬく「すごい、運命じゃん!」
雫「そうですね。」
虹桃さんはその場所で変わったんだよね。
・・・いいのかな。
どぬく「あと敬語は禁止ね!兄妹なんだし。」
雫「いいえ、もう口癖みたいなものですし。」
どぬく「だーめ!敬語外してよ〜。」
身長が高いのに、まるで子供みたい。
そう思っていると、家の近くの曲がり角についた。
雫「では私はここで。荷物がまとまり次第、そちらにお伺いします。」
どぬく「だめだよそんなの!俺もついてくよ!」
・・・え?
なんでついてくるの?
どぬく「女の子1人じゃ色々と危ないし、それに俺、雫ちゃん家も見てみたい!」
雫「は、はあ。特に面白いものはありませんよ?」
どぬく「いいのいいの!それに、荷物運びは男の仕事だし!」
そう言って腕の力こぶを見せてきた。
今日あってからずっとぽやぽやしてたのに、意外と鍛えているんだ。
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雫「ここが私の家です。」
どぬく「はへー、おっきいねぇ。」
オーバーリアクションすぎる。
どこにでもある普通の家なのに。
雫「準備にさほど時間はかかりません。外で少し待っていてください。
あと寒いんでしたらこちらを着ても構いません。昨日洗濯から出したばかりです。」
そう言ってまだ来ていないパーカーを虹桃さんに渡した。
どぬく「すごい!なんで分かったの?」
雫「鼻のあたりと耳のあたりが少し赤かったので。」
人の顔色を見て過ごすのが当たり前だったから。
どぬく「俺寒がりなんだよねー。雫ちゃんってほんと優しいよね!」
・・・そんなことない。
**嘘つき** だから。
中は、真っ黒で汚いだけだから。
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雫「終わりました。」
どぬく「荷物少なすぎない?」
数分後、リュックサック1つで虹桃さんと合流した。
家の中にもともと物がなかったからリュックサック1つで済んだ。
雫「これで大丈夫です。」
どぬく「そーお?なら早く行こう。
みんな『今日はパーティーだー!』って言ってはしゃいでいたから!」
本当に大げさだ。
汚い人は、虹桃さんとすらつり合わない。
虹桃さんみたいな人たちがたくさんいる場所なんかにいたら、間違いなく浮く。
一緒にいるだけで、虹桃さんたちにも石を投げられるかもしれない。
どぬく「なんか悩んでいるみたいな顔してるけどダイジョーブ!
妹を傷つけるやつなんか、俺達がパパパーンって倒しちゃうから!」
雫「ありがとうございます。」ニコッ
あぁ、本当に嫌い。
こんなに明るく接してくれているのに、いつも嘘で返してしまう。
どぬく「・・・。」
.☆.。.:*・゚
どぬく「ついたよ、ようこそ我が家へ!そしてこれからよろしく!」
・・・大きい。
豪邸だったり、元お城だったり聞いてたけど、思った以上に大きい。
確か12人住んでたはず。
それでも大きい。
どぬく「えへへ、びっくりしたでしょ!今日から君も、俺達の家族!」
家族・・・。
汚いから、ここに入ることは間違っている。
なのに、いいんじゃないかと思ってしまう。
それも、この人のおかげなのかな。
どぬく「立ち話も寒いし、早く中に入ろう!」
ガチャッ🚪
????「どぬちゃんおそーい!」
??「早くしないと料理冷めちゃいますよ!」
????「みんなー!どぬが帰ってきたぞー!」
???「あれ、後ろにいるの誰?」
???「ゆあんくん忘れちゃったの〜?」
??「今日から俺達の兄妹だよ!」
??「え、ちょーかわいいんだけど!」
??「ようこそ我が家へ!」
????「それとこれからよろしくね!」
??「玄関もなんだし中入っちゃおうよ。」
??「新しい家族です!」
・・・何このすごい集まり。
初対面なのに **普通** ここまでグイグイ来る?
どぬく「ほらほら、帰ってきたら言うことあるでしょ?」
雫「えっと・・・お邪魔します?」
全員「そこはただいまでしょ!」
雫「え・・・ただいま?」
全員「おかえり!」
たくさん人が出てきましたねw
はてなの方々は誰なんでしょう。
口調で想像してみてください!
それでは!