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番外編 影を駆ける者
カッコイイシーン
おんりーチャンだよ!オンリーチャンダヨ
**番外編 影を駆ける者**
おんりーは目立たない。
🦍「おんりー!」
🍌「なんだ」
🦍「もっと喋ろうよ!」
🍌「嫌だ」
🍆「即答だね!」
そんな感じだ。
普段は静か。
騒がない。
前に出ない。
だから初対面の冒険者は勘違いする。
「シーフか」
「偵察役だな」
「補助専門だろ」
と。
だが。
それは間違いだった。
**ある日の依頼**
王都から少し離れた遺跡。
依頼内容は魔物討伐。
🐰「早く終わらせて帰ろう」
🐷「珍しく同意見だな」
⛄️「アイス食べたい!」
🍆「帰りに買おうか!」
🦍「いいじゃん!」
平和だった。
その時までは。
遺跡の奥。
突然。
ドォォォォン!!
天井が崩れた。
🐰「!?」
⛄️「きゃっ!」
大量の瓦礫。
しかも。
その向こうから大型魔物が現れる。
🐷「面倒だな」
🍆「結構強そうだね」
🦍「やるしかないじゃん!」
戦闘開始。
だが。
相手は予想以上だった。
魔法が効きにくい。
🐰「硬い!」
⛄️「全然凍らない!」
🦍「防御力高いじゃん!」
🍆「気を付けて!」
すると魔物が跳んだ。
一直線。
狙いは。
🍆ぼんさん。
🍆「えっ」
避けられない。
間に合わない。
その瞬間。
🍌「ぼんさん」
静かな声。
次の瞬間。
消えた。
🐰「!」
⛄️「速っ!?」
🍌の姿が消える。
そして。
ドンッ!!
🍆の身体が後ろへ引っ張られる。
魔物の爪は空を切った。
🍆「!?」
気付けば。
🍌がいた。
🍆を抱えて。
離れた場所に。
🍆「ありがとう!」
🍌「気にするな」
遅れて。
ドォォォォン!!
元いた場所が吹き飛ぶ。
🐷「相変わらずだな」
🦍「全然見えなかったじゃん!」
**だが**
終わりじゃない。
魔物が吠える。
グオォォォォ!!
再び突撃。
🐰「来るよ!」
今度は。
🐰が狙われた。
🐰「わっ」
至近距離。
避ける暇がない。
その瞬間。
🍌「遅い」
また消えた。
ザシュッ
魔物の脚に傷が入る。
振り向いた時には。
反対側。
ザシュッ
背中。
ザシュッ
首元。
ザシュッ
再び背後。
🦍「どこにいるんだよ!?」
⛄️「速すぎる!」
🍆「見えない!」
魔物ですら追えない。
影みたいだった。
現れては消える。
消えては現れる。
そして。
🍌「終わりだ」
低い声。
魔物の真後ろ。
短剣が光る。
一閃。
ザンッ!!
静寂。
巨大な魔物が崩れ落ちた。
**戦闘終了**
🐰「かっこよかった」
🍌「そうか」
🦍「絶対かっこよかったじゃん!」
⛄️「めちゃくちゃ速かった!」
🍆「助かったよ!」
🍌「無事ならいい」
本当にそれだけだった。
自分が活躍したことなんて。
気にしていない。
ただ。
仲間が無事ならそれでいい。
歩きながら。
🐰「おんりーってさ」
🍌「なんだ」
🐰「仲間守る時だけ張り切るよね」
少しだけ。
🍌が黙る。
前世もそうだった。
勇者を守る時。
仲間を守る時。
誰よりも早く動いた。
🍌「気のせいだ」
🐰「気のせいじゃない」
🍆「うん」
⛄️「絶対そう!」
🦍「僕もそう思うじゃん!」
🍌「お前らな……」
少しだけ困ったように笑う。
派手じゃない。
前には出ない。
だけど。
誰かが危険な時。
誰よりも早く。
誰よりも確実に。
手を伸ばす。
それが。
みんなのシーフだった。
次はおらふくんかなぁ〜