r8 6/1〜よりの投稿のオリジナル短編集
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目次
倫理に背く下劣な男と信心深き哀絶たる女
めっちゃ前の日替わりお題です
いつのまにか、変換欄のところめっちゃ進化してる👀使いこなせるようになりたいです。
日替わりお題も時間経ちすぎだし、やんわり要素でも許してください💦
追記6/1
すみません推敲漏れました。
加筆修正加えました。
如月レツという男は、言うなれば畏敬の名を冠する男である。誰もが恐れ、誰もが敬い、そして跪いた。絶対的権力者。その男こそが、この国の全てを握っていた。
---
「______…… いい加減に貴様らのその厚かましい美徳観念的たる主張は聞き飽きたな」
「そっそんなあ!!!」
辺りに、慌てふためき絶望の淵へと徐々に追い込まれゆく情けのない国家の重鎮達の声が響いた。
「お待ち下さい!!!必ず実現させてみせると誓いますからっっ!!」
「・・・・・・」
この非常事態ともいう事態には、必死にもがき、なんとか食い止めようとする者、その突拍子もない発言に怒号する者、意気消沈としただ漠然と虚空を見つめる者までいた。会合に一国家の存続が掛かっているのかと考えると国民が可哀でならない。
暫く、混乱からなる騒音が鳴り止まない豪勢に飾り立てられた会合室にて如月が片眉を少しばかり顰めてみると、一瞬にしてその表情の機微から沈黙が流れた。
その沈黙を破るように、社会的にはこの国の首相が発言を呈した。
「………30年前に起きた人類史上、究極の悲劇ともなるアマザック大陸に訪れた大災害。世界が絶望した。だが、その5年後に如月殿の助けがなければこの国はとっくに途絶えていました。我々政府、いえ、国民はとても感謝しています。」
「ですが、先ほど仰られたこの『-国民救済策第九条案-如月レツ殿における遺伝子工学からなる人類の進化』来月から本格的に施行される、最重要政策からの離脱を為さるというお考えですがその経緯について是非、お聞かせ下さい。」
場に、緊張が走る。その目を合わす事は叶わずとも視線が一心に注がれる。長いようで、短い間をすぎるとその口を開け、一言仰せられた。
「私が如月レツだからだ」
続けて、
「私は兼ねてより、生まれてから死ぬまでは人類に『如月レツ』という大きく何事にも変えがたい影響を与えてきた。救うも、殺すも、全てにおいてだ。それは貴様らがようく知っているだろう。血は水よりも濃いと云うが、何故そうなのかわかるか?それは人に必ず自然発生的に起きる生と死に直結するものであるからだ。そこで人が何より重きにおくのは死なのだ。生ではない。」
「要するに、死は永遠で、生は刹那。そういう普遍的信仰が人類には根付いている。特に無神論者が蔓延るこの国においてはな」
「……………」
先程の沈黙から高圧的な重さとはまた、違った気味の悪い空気が彷徨う。
「だがな、25年前にある女が私の目の前に現れた。その女は私の思う人類の死生観を真っ向から否定するような者だった。」
---
<女との出会い>
あの女の名前も詳細も忘れたが、私の元へいきなり尋ねてきたんだ。国家救済への協力を要請しに、
「______世界的大災害が人歴8550年起きてから早5年が経ちました。我々は、人類進化そして遺伝子工学を主に日々世界の為に研究しています。今、人類が窮地に追いやられているこの時こそ、貴方のような進化という人類の大きな進歩を遂げられた存在に協力願いたいのです。………」
「そうか。どうでも良い」
「っ!?は?」
「どうでも良いと言った。私からすれば、人が大勢死んだも生きてもどうでも良い。何より私自身がこの事態において私のような極めて稀な者の与える影響力を理解していないとでも?」
「第一、この5年間私が自ら名乗りを挙げなかったのは何故だか考えたか?」
「っ……何故です?」
「フフフフフッフハッッハッハハハハハ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」
「ハハハハハッッ………実に愚かだ。質問には、回答で返したまえ。まあ、要するに……」
「私が人類に対する前々から個人的にあった偏見とも云うか、持論……死生観だな。その証明に、丁度良いと考えた。それが理由だろうな。」
「死という、根源的なものからなる解釈も広がり、死をこういった災害であった被害などの報道でもあるだろう?これだけの人が死んだ。それだけ危険だった、と。それを推し量る判断基準としても扱われるのだな。と」
女は終始、私に対する言動にまるで怯む様子はなかった。軽蔑さえされていたと思う。関心さえ湧いたよ。あのような不遜な態度をとられるようじゃ、国の情勢や、政治的介入も考慮すればよくて大陸から親族諸共追放、または死刑だ。
「うゔぅっわ、最悪」
「っ?!ッフッッ!!!ハッッハッハッッハッッッッッ!!!!!!」
「ぇ、」
「ぁっえっゔっ、???!!!!………大変!!申し訳っ!!!!
「嗚呼、謝罪は結構とするよ。はぁ、フフ大変恐縮だが、その研究とやらに協力させて頂こう……」
「…っっぇ?…」
「ッ誠に、感謝申し上げますっっ!………」
それが出会いから、この国へ後々この25年という長い間まで関係を築くまでの経緯だ。
それから女の内にある、宗教的な思想観念を知るに至ったのは、______
---
「ッですが、彼女、小早川スエは既に故人です______」
失言。それは誰がどう見聞きしても明白であった。この軽はずみな発言を呈した官僚の行く末に同情さえ芽生える。
「そうか」
「……………………………」
「私は以上を持って失礼する。」
---
「あの女、スエという名前だったのか………」
私に名乗る事が無いまま死に行くとは、信心深さを物語っているようだな
<傲慢さを絵に描いたような男>
この国、いやアマザック大陸全土に伝わる様々な宗教で最も信仰されるものと云えば、〈リゼア教〉であろう。その教えは唯一神、ヨノクというこの世の全てから疎まれながら世に産まれた者の死までの事実に基づく伝説を後世に伝えていく一手段として、信仰対象として神へと昇格されたのだ。
---
「如月殿、この度は我々の研究へのご協力、本当にありがとうございます。」
「ああ!」
「驚いたよ。お前は、以前私に対して大変な無礼を働いた上に厚かましくも国家の政策協力を要請に訪れた者じゃないか?」
「…はい。以前は大変なご無礼を働いた事ここにお詫び申し上げます。」
「……ほう」
「して、具体的な計画はなんだね?」
「はい。まず、如月殿の遺伝子検査を中心に進めて、そこから国民に徐々に献血や検査という形で試験に取り組み、最終的に我々研究室で治験し、後に全国民へ本格的に救済政策として始動します。」
「………それだと、国民へ騙し討ちのような扱いにはならないか?」
「いえ、なりえません。リゼア教の聖ヨノクの教えに則り、救済は罪とありますから。」
「…………っとなれば、お前は国民への裏切り云々より、主への信仰を優先するという事か、?」
「……恐れながら、私のような者の言葉は主への冒涜的行為そのものに成り得ます。ですが教義に則り、例として国民は教徒として扱われると、その命を守る事、種の存続それらを是とする理由もまた失われます」
……………
そう、自らの手で私と人類を救う事を求めた事実さえ否定しうるその危うい思想にとても驚き、興味が湧いたのも束の間。スエといった女はそれまで順調に進んでいた私の血液のデータを元にはじまった遺伝子研究の治験の実験に自らが志願し失敗し、死んだ。
少々、失望した。いとも簡単に自身の死生観を証明するチャンスを逃したあの女に。
価値観が近く面白い話を度々する女であった。
---
だから、治験の際私の血液の濃縮度を高め、実験の順序を組み換えた。
殺してみたら、死んだのだ。あの女は
会合室から、退室していく如月レツという男の背中から官僚達は目が離せずにいた。重い扉が閉じ、彼との隔たりが完全にたつまで。
だが、転じて彼は振り返った。
燻る様な微笑みを浮かべて
愛で死を別つ
一つ目ですが、完全に勢いで書いたので設定や細かいところは事実と異なる可能性も大いにあります!!ご注意ください!具体的な時代背景は明記してません。ご了承を!!⚠️重い!
感想まってます!
「お願いだ。お願いだから、お願いだから、お願いだからどうかどうか、もう死なせてくれ。うんざりなんだ、だから今日この瞬間で、、、」
家臣達は戦場でまだ死闘を繰り広げる中、その大元の城主である武士の男がそう言った。負け戦だったのやも知れぬ。籠城され、既に女子供の命も幾つ散った事であろうか。
「……おわせてくれお前の後を、」
「介錯しよう」
静かに溢れた独り言を強引に拭いきるようにふいに出た言葉に、男は黙って頷いた。泣きじゃくりそうで、爆発的な怒りも同時に沸き立っていて、みっともないような顔をして。武士とはその最後は存外、無様なもの。まるでそれを物語っているかの様だった。お前が武士でなければ、私が武士でなければ、なんて譫言が空を漂う。
介錯人になど、あまり快く引き受けたくはないものだ。それも、この男の介錯人なんぞ……深呼吸と共に、身支度を整える。切腹人の沐浴は済み、髷も下げ、裃も左前に身を包み、畳を二畳ほど敷いた屋外にて佇んでいる。はちまきをして、股立ちをとり後は、切腹人の後ろに立ち、様々な細かく振り分けた作法が執り行われる。
思えば、この男の元でどれほどの時間を過ごしただろう。この男とは幼少の頃よりとても親しくしていた。この男が使え従う御大に同じく忠誠を誓い、いつ何時も二人で生きてきた。親友であり、戦友であり、共犯者であり、恋仲であった。時に、我らの間柄を他の者は揶揄し、白い目で見る者もおったが我らはそれに挫けず、お互いを支え合いながら共に生きてきた。御大の命により、妻を娶ったが子にも恵まれず、おまけに私という存在があった為に、正妻でありながらも身をひかせる様な真似をさせた事も今となれば、本当に申し訳ないことをしたと後悔が募る。だが、もうじき我らはこの世とは永遠に別れてしまう。嗚呼、すまなかった。私と此奴が好き勝手生きたせいで、今まで散々な目に遭わせた事だろう。神よ同胞たちにせめてもの慈悲を___
「………御大、貴方に別れをいえずに終わる事になるとは昨夜は思いもよらずに、酷い態度をとってしまった…………」
この男は、今何と申したのだろうか。まさかとは、思っていた。だが、もう受け入れる他ないのか。嗚呼、嘘なのだ。全て。そうあるべきだ。なのに、もう心も身体もわかってしまう。昨夜、私の誘いを断り、何処へ尋ねていたのだろうか。考えたくない。嗚呼、この男は二人きりで最後となる空間で、何と申したのだ。最後だからなのか、?どうして墓に入るまでその想いをもっていく事をしなかったのだ。あああ、嫌だ。
「お慕い申しあげます、御大……」
「左様なら、お前様」
**ザッしゅ**
私が問い詰める間も無く、この男は腹を切った。左脇腹に奥深くその短刀を突き刺して。溢れ出る鮮やかな赤とそこから漂う鉄の匂いに、頭がクラクラする。そんな幻の様な光景に圧倒され、一瞬卑しい考えが過ぎる。突き立てた刃は未だ、引く事もなく腹に刺している様子。
どうしてだ。死にゆく事ならまだ許せた。後をおうことを今更、此奴は責めないだろう。だが、何故なんだ………裏切りはもう許せない。
私にはお前一人であり、お前も私一人だけを愛していた筈だ………
だが、どうしてだ、私に誓っていてくれた筈だ、
愛を。
御大へ永遠の忠誠を誓おうとも、正妻や側室と家庭を築こうが私は絶えずお前を一心に愛し、待っていた。
だが、待てど暮らせどお前は私には何も望まず捧ぐ事も愚か、私をたった一人の愛する存在としてはいつしか見てくれなくなった。
だから、愛を、愛だけは、誰にも奪われまいとしてきたというのに。ふざけるな、なんて怒鳴る事もできず、もうすぐ死にゆく男に対してまだ恋慕の情を抱いている己に涙さえ溢れる。
「罰なのだ、甘んじて受け入れるが良い………」
私の言葉に呼応してかはわからずだが、そのまま刺した刃を右へと力をこめ、捻るようにして引き、凄まじい出血に歯を食い縛り吐血し疼くまる様にして頭をゆっくり、下におろした。
介錯は失敗が許されない。抱き首という高度な技法では、首の皮一枚繋ぐ事を肝としている。失敗があれば、名誉や家名の断絶や家財も没収される事も有り得る。私は生まれながらにして武士である。きっとここで、告白したこの男も承知の事であろう。
もう此奴には名誉ある死など授ける必要もなかろう。
「………っ、お前には恥ずべき処刑を与える」
---
あれから随分と月日が経ち、私は名誉ある武士の死を、見事にぶち壊した大罪人として牢獄にいれられている。今、考えても馬鹿らしい真似をしたものだ。私も若く、あの人は奔放でいらっしゃった。牢獄にいれられてすぐに、御大の使いからあの時書き上げられた辞世の句。その現物を贈られた。それには、酷い戯言が書いてあった。
最後まで私の望みを叶えてくれなんだ男を恨めしく思う。だが、きっと愛されていたのだ。今はそう想える。私は彼奴と共に生きられて本当に幸せだった。
無題
投稿頻度高くて嬉しい
現実逃避してるだけなんだが_(:3 」∠)_
推敲も編集もしないで投稿しちゃるわ!!!
「ちょっとはやいって!!」
「ごめんごめん!自転車気持ちよくってさハハハ!」
久しぶりに三芳さんと2人、真昼間に学校をサボって二駅先にあるカラオケまで行く。わたし達の通う高校はど田舎にあるので、電車に乗ってわざわざ市外まで行かなければ遊ぶ場所がないから。めちゃめちゃ不便だけどあの地獄みたいな猛暑が来ないうちに遊びまくるから、万事OK!あー超楽しい!!三芳さんもそう思ってくれてるかな
「あぁー!わたしも自転車乗ろうかなぁー‼︎」
「えーっ?向かい風強くて聞こえなーい!!」
「1人だけ!自転車乗ってわたしを走らせるなんて!」
「ひどすぎーーー!」
お腹に力をこめて、思いっきり声を出して言ってみた。さすがの三芳さんも拗ねちゃうかな?
おそるおそる、きれいな青緑の自転車でわたしの前を颯爽と走り抜けていくふわふわしたYシャツに乱雑にまとめたお団子頭の女の子の様子を伺う。
下り坂目前に突然、全速力に漕いでいた自転車の走りを止めて、自転車を降りて振り返った。風が吹いて前髪が揺れて、Yシャツに学校のジャージなんてとんちんかんな服装ですら愛くるしく見えてくる。ああ、綺麗。大好き。待ってくれてる!三芳さんがわたしを!
「三芳さん!やっと追いつけたぁ!」
ようやく追いつけた。さっきまで風が吹いていたのに途端に足を止めれば汗が全身に伝っていく。
息を整えようと顔をあげると、三芳さんの顔がすぐ目の前にあった。
キスをされた。
三芳さんはいつも急にキスもハグもしてくる。でもさすがに全力疾走直後のこのビジュアルにキスされるとは思わなかった。
体感10分くらいのキスは実際には数秒だったと思う。すぐにその綺麗な顔は離れていった。
「飛香、そんなに言うなら、後ろ乗せてあげるわよ」
「ジャージ履けよー」間延びした調子で言ってすぐに自転車の元へ戻っていく後ろ姿に悔しいような、嬉しいような気持ちがあった。
空耳
孤独。きっと今思い返せばそれはずっと昔からあった私の砦。空を見つめると、ごくたまに母の私の名を呼ぶ声が聞こえてくる事があった。それは時に妹や祖母、友人の声をしていた事もあった。今思えば、寂しさの裏返しであったりするのだと思うが当時の私はその本質を理解する事を全力で拒んでいた。きっとあれは本当に母の声だ。と信じたかったのだろう。だが、私はその多くの機会を無視していた。怒鳴るように名前を呼ばれても、おやすみの前の優しい声であっても、きこえぬ振りをしていた。それは返事をすれば周りの人間に気味悪がられるような不安があったからだ。事実としては、そんな声は私以外に聞こえていなかったからだろう。だがずっと聞こえていた声であった。毎晩、眠りにつく前に明日は誰の声が聞こえるのだろうか。母であろうか、父であろうか。そう期待に胸を膨らませていた。懐かしい。
今はもうあの声は聞こえる事は無い。
だが、今もずっと孤独である。
「父さんの声はもう忘れてしまったな」
巣立ち
「別に不良でもぐらついてても、碌でもなくても、現状維持でいいと思う。更生もしなくていい。
ただ成長することは止めちゃいけない。それで止まれば現状維持どころか、衰退するだけ。
私はそう思うよ」
驚きと戸惑いとやけに現実離れした発言に嫌気がさすも、感動というには青臭すぎる言語化しきれない感情が全身に浸透していく。そんな風に言ってくれる人なんて、今までいなかった。嬉しいってよかったって思ってしまった。光だった。ずっと誰かに否定されないことを求めてた私に理解されなくても、拒まれないならそれでいいって諦めていた脳に。何の不純物も混ざらずに真っ直ぐ向いている目の前の人の視線に不透明だった心が晴れていくようだった。でも、そんな風に言われちゃったらもっと私を知ってほしいと欲がでてしまう。ああ、辛い。辛くて痛くて胸が澄んでいく。
---
私にはずっと大好きだったのに不幸にしてしまった人がいる。その子と2人ならなんだってできた。家への反抗も、私達2人だけの気持ちを守ることも、お互いを傷つけて守りあうことも、全部やってこれた。この関係は健全なんかじゃ全くなくてどこか穢れてて傷だらけ。それでも、あなたとなら一緒に落ちていけると思えた。堕ちて這い上がらずそのまま、ずっと。だからあの言葉をもらった後も私はずるずる、ずるずる先延ばしにして逃げていた。失くしたくなかったから。
それがずっと酷くて、最低な行為だったとは知らなかったじゃ済まされないのに。
否、ずっと駄目なんじゃないかって疑念があった。それを無視して楽な方へ______
「………っ、」
気づかせてくれてありがとう まみえちゃん
傷つけてばかりでごめんなさい はな
さようならってそろそろ言わなきゃ
ゆっくり終わるのはずるいから、此処で
「私、東京から出るよ」
濁った酸素と排気ガスのような臭い気体、が入り混じって蔓延している東京。ここには最近上京してきたばかりでまだこの空気には慣れない。
時間が経てば馴染むのだろうか。そう前向きに考えてみるも、広い公道を分断するように並ぶ横断歩道の信号が一気に赤から青へと色が変わって機会音と共に先ほどまでピタッと立ち止まっていた大衆がぞろぞろと各々の進む方向へと闊歩していく。すれ違い様に聞こえる、海外の言語に聞きなれない流行り言葉が応酬されていくこの日常風景にまたストレスが積み重なる。前を向けば人混みで上を向けば、大きなビルにはかわいいゆるキャラの広告が流れていて、それを撮影する為にまた人が波のように押し寄せてくる。強制的に思考を止めて、真っ直ぐ歩こうにもキツいスパイス系の香水の香りや油断するとすぐに衝突してしまう速足の大人達が蠢くこの道ではそんな無謀な事は出来ない。
ああ、何においても情報量が多すぎる。
これが毎日毎日死ぬまで続く事が決まっている都会人には些か正気を疑ってしまう。
これでも一、女子高生には変わらないのに、どうしてか慣れないどころか、日々拒否反応が増してくばかりで苦痛に思う。
私は今年の春から全寮制の高校へと入学した。その学校は地元からずっと離れていて、東京にあった。正直、地元から、家から出るとなれば絶対東京が良いと考えていたけど、こんなにキツい所だとは微塵も疑わなかった。ただ、想像よりずっと汚いけど、キラキラしている所は変わんない。それに、あの狭い狭い家から出る事ができたんだ。その事実だけでさっきまでの人混みからくるネガティブな思考は吹っ飛んでいった。
ゆるキャラの広告画面がパッと消えたかと思えば、夕方のニュースが映し出され、天気予報が流れはじめた。今日の天気は曇りのち雨らしい。折り畳み傘は入っていたっけ、そんな風にぼうっとやけに軽いリュックには今朝何を詰めていたのかと記憶を呼び起こす。今日は、入学してすぐのテストの慰労会としてクラスの集まりでみんなでカラオケを行こうとなり、学校から一番近い駅に集合になっている。とはいえ、寮生活の身なので補習や課題のある子達は泣く泣く、不参加となっていた。そうして長い横断歩道を渡きるとポケットに入れていたスマホに通知がきて、振動が右足に伝わった。一度立ち止まり手を伸ばすと、そこには家族からのメッセージが送られていた。私はその文章の内容を知ろうともせずに、そのまま画面を消して駅へと歩いた。この時の事を酷く後悔する事になるとも知らずに。
---
楽しい!こんなに楽しいカラオケなんて初めてだった。クラスメイト達の選曲や、場の盛り上がり、みんなで囲って食べるフライドポテトもその全部がなんだかとても新鮮に感じた。この高校に入学してよかった!本当に心からそう思えた。
ふと、自分のグラスを見れば空になっていた。
「あ!私ちょっとドリンクバー行くね!」
「わたしもいっしょ行く〜」
ぞろぞろと女子数人でドリンクバーへと向かう短い距離の間でも会話が絶えず、和気あいあいとした空気の中なんだかふわふわと地に足がついていないような感覚があった。少し、テンションがあがりすきたのか何か変な言葉や話題を振ってはちないか、そう頭の片隅で悶々する。朝からずっと楽しみにしていた予定に舞い上がってしまった自分をうまく操縦できているのか不安に思った。ドリンクバーに着くと無料のソフトクリームなんかもあって人数分二手に分かれて持って行こうと決まり、女子が役割を分担して部屋へ続々とトレーを持って運んで行く。そうしていると、またポケットに連続して通知を知らせる振動があり、道中のメッセージにも目を通しておかなかった事を思い出して慎重に片手に持ち替えてスマホを取りだし、アプリを開いた。
そこには一件のメッセージと沢山のニュースサイトのリンクが貼られていた。どれも同じ内容のニュースであった。
遡ってスクロールすれば、母から連投してきていた。
『これを見たなら今すぐ連絡ください』
『今すぐ』
『おねがい、会って話ましょう』
どうして、そんなに慌てているのかわからず、よっぽどの事があったに違いないと確証はないがそれを確かめる為に軽い気持ちで、一番に目についたニュースサイトのリンクをタップした。
『【速報です】本日午後、宮城県に住む男子中学生が自宅のベランダから転落し、死亡した事が確認されました。』
どういう事だろう。わからない筈なのにいつものように思考が勝手に働いて、いろんな悪い事が想像できてしまった。
急いで、画面を閉じて若干震えている指先でまた違うリンクを開いた。
『宮城県 中学生 死亡 突然の知らせに周囲も動揺ひろがる-詳細は現在確認中』
『男子中学生 死亡-死因は自殺か』
『男子中学生 転落死 所持品は緑色のお守り一つ』
どの見出しを見ても、まだ断定された情報が少なかった。確証はない、けどこのお母さんの慌てぶり。でも、そうと決めつけるのはまだはやい、
顔には出ていなかったと思う。だけど、どうしたってこの不安には全身が震えて仕方がない。足や腕、指先までもがガタガタと震え立っていられるのもやっとだった。思わず、ふらついてよろけると持っていたトレーを落としそうになり近くにいたこの場にいる女子の中でよく話す機会の多い背の高い子に支えられて寸前のところでトレーを手放せずにいられた。ただ、あまりにも私の様子が挙動不審だったためか、それからも彼女は真摯に私の震えの止まらない手を握って、背中をさすってくれた。
「どうしたの?顔色が真っ青だよ」
「ううん、大丈夫」
「大丈夫?!今一瞬倒れる所だったんだよ!!」
く
ああ、どうやら私はこの動揺を隠せはしなかったらしい
「お母さんから連絡がきて、………」
そこからはうまく呂律も回らないほどに喋る事が難しくなっていた。声が掠れて、上擦ってしまってうまく喋れない。息ができない。肺が、胸が圧迫されて苦しい。喉を通っていく、甘い唾液で吐き気がした。手からスマホが溢れ落ちてカタンっと床と衝突した。目をやると『お母さん』からの着信があった。怯えながらも、スマホに手を伸ばして耳元へと近づけた。
ああ、どうやら今日地元で死んだ中学生は私の弟で間違いないようだった。
「……っ、緑のお守りなんてどこにでもあるじゃない!!」
---
|霜夜吉《せつよし》は、高校受験の為に中2のときからずっと受験勉強をしていた。ずっと本気で取り組んでいたバドミントン部も辞めて、両親に無理を言って父の少ない収入で家からも学校からもずっと遠い塾にも通い始めた。あのお守りはそんなあの子に私からのささやかな誕生日プレゼントとして贈ったものだった。どこにでもある普通の合格祈願お守りだったのに。今じゃ、あのお守りは霜夜吉が死んだというどうしようもない絶対的な事実を証明する呪物のようなものになってしまった。
ああ、あの子だけがあの家の中で私の生きていく希望だったんだ。
---
それからというのもあのカラオケで母からの連絡がきた後にあった事の記憶はない。それほどに私の大きな傷となっていた事だった。気づけば、私は今ひとり寮にて荷造りをしていた。スマホと財布そして少しばかりの着替えに通帳、これだけ詰めてもまだ、カバンに余裕があった事に驚いた。上京してくる時のダンボールの量の比にならない程に少なかった。
重い足取りで最寄りの駅から、宮城に帰るのに一番近い品川駅まで電車に乗って向かった。
つい、ぼーっとしてしまう。あの子の為に帰省の時買おうと思っていたお土産のリストや3月なんてずっと先の合格発表の予定も、もう意味がないなんて_______
「あ、学校に忌引きの電話いれないと……」
電車が駅に着くとホームの中ですぐにカバンの底にあったスマホを引っ張り出して、電話を入れる。冷静に、そのまま簡潔に伝えた。
夜行バスのチケットの購入、葬式の準備、クラスメイト達への対応、中学時代の幼馴染への連絡。
あの子はもういない。だからこうして、普段から慣れない手続きなどをしているというのに。まだ心のどこかで、霜夜吉は元気にしてるかな、成績落ちてないかな、なんて馬鹿らしい考えが頭をよぎる。
会いたい。会いたかった、ずっとずっと先まで会って、話して、一緒にご飯を食べてずっと仲良くしていられると思っていた。でも、もうないんだ。あの子はもう死んだ。死んだんだ
そう言い聞かせてバス停までゆっくりと歩いた。
rogue planets
1人。わたしはここ最近ずっと1人だ。生まれてからずっとそうなのか、それは急に起きたことなのかはわからない。だから、わたしは羨ましい。1人じゃない誰かが。この世界ではコミュニティや人との繋がりなくして生き続ける事は絶対に不可能なのだ。損得勘定で考えても、単なるないものねだりであっても、『羨ましい』という感情はずっとある。それは誰しもがどこかで気づいている事実だと、私は思い上がりでも何でもなく確信している。ずっとひとりで今日この時まで、生き抜いてきた経験の中で学んだ紛れもない事実であったからだ。
だけど、時々考える。わたしのような永遠にこの広い世界の中で漂い続けていく事しかない1人の者よりも、1人じゃない、誰かと共に地続きで生き続けるような者が一番寂しい思いをしているんじゃないか、と。厳密に言えば、一度でも誰かと共にする時間を知ってしまえば、1人になった後には永い孤独が訪れるという話だ。
きっとそれは誰にでも起こりえる悲劇的な別れであり、幸福な出会いが起こる前兆ともいえる。
わたしはそれをこの宇宙の片隅で回り続ける周回軌道という約束の地で出会い、別れ、それを繰り返す者たちを見守り続けることしかできないのだ。
怪士
「苦しそうな表情をするのね』
「臓器が痛くて熱くて苦しいでしょう……」
特に此処はすごく痛い!そう女が声を張り上げて私の腑に深く刺さった包丁を捻じ込んだ。途端に声をあげてしまう。
「ゔぁぁゔぇあがゔゔ〜〜!!!!」
痛い痛い熱い痛いクラクラするあああああ、嫌だ怖い
「随分と血が出てくるのねぇ」
包丁の持ち手を未だ握ったままの女の手は見ると、赤い血で汚れていた。絶え間なく湧き立つ血液はやがて、口からもぼたぼたと落ちてきた。
頭が揺れて真っ直ぐ立てなくなった頃には、床には大きな花弁のように広がった血溜まりがあった。
「鉄臭い」
女はそう呟いて、突き刺さる包丁でまた傷を抉りとるようにぐりぐりと掻き回して勢いよく抜いた。
「っぐぁぐがっぅ!!」
筋肉や内臓、血管全てをすり潰されていくような痛みが全身に走った。瞬間、噴き出していた赤い血が鮮やかに視界を覆い尽くした。
「ゔぁっかっはっは、」
吐血どころか噴き出すように出てくる大量の血。
そろそろ死ぬのだろうか。腹の中からとめどなく流れていく血と燃えるような痛みが私の心を打ち砕いていく。
「……あなた、やっぱり似てるわ」
段々と視界が暗闇に堕ちていく。身体が全部冷たい。
「怪士に。アタシ大好きなのよあの勇ましくて猛々しい武将の|面《おもて》よ、」
「見ないの?能、」
「ぁあぁぁぐっ」
ああ痛い熱い熱い苦しい痛い痛い血が止まらない永遠と肌を引き裂かれているようで、もう死にたいとすら考えてしまう程の激痛だった。傷に痺れるような痛みが波のように訪れる。
「|怪士《あやかし》はね!能の面の事で無念の死を遂げ修羅道へと落ちていく男の|面《かお》なのよ」
果たして私は、そんな立派な男の顔をしているのだろうか
あ、おわる
**バタンッ**
「死んだ」
「鉄で殺したし、血は鉄分だし、臭いのもまあ必然か!」
「ばいばい!素敵な人!」
喪服
朔吉のキャラ初期案(未公開)の時の書き直し。
キャラの名前が決まるずっと前から大切な誰かを亡くす事が決定されていたうえに、最終的に弟を亡くすことになるなんて、最低だなと少しの罪悪感。
茹るような真夏の日差しが開けっぱなしにしていた遮光カーテンの隙間からこの部屋の空気をムワッと、電子レンジの中みたいにじっくり閉じこめるようにして温めている。
「あつい」
いつから目が覚めたのかわからない。気づけば、ただ茫然と硬い床の上で天井に反射する日の光りを見つめていた。ああ、よくみれば日焼けして傷んでいる。退去費用は嵩むのだろうか、なんて上の空で考えては、ゆっくりと呼吸をすればもうそんな瑣末なことは頭の中にはなかった。
辺りを手探りで掴まりどころがないか探す。眠りにつくまでは大して寝心地の良くないソファか何年もつかってガタがきている座椅子だったと思うのだが、目が覚めた後には床の上で大の字になっていた。まあ、今日のような朝はまだいい方で酷い時には、知らない寝室やら知らない土地の公園、24時間営業のコンビニのイートインなどなどがあった。それに比べれば今日はまだ、いい朝だ。
「っゔ」
そう思っていた矢先、近くにあったローテーブルに手をついて身体をおこすと、おそらく寝相が悪く勢いよく床に落ちたせいか、途端に背中に激痛が走った。打ちどころが悪かったのか、腰に響く。ああ、もうやってられん!と何くそ根性でその辺にあった煙草を拾い、電子機器に差し込んで、深く吸い込んだ。
「ふぅ〜〜〜………」
長く、じっくりと肺をくぐらせて口から吐き出す。勢いよく大量にとりこめば、むせてしまう。
最近、煙草を吸うようになって未だに美味いかどうかはわからんが、この感覚はきっと忘れられない。だからまた、吸いたくなる。
ゆっくりと一服していると、視界に黒いかたまりのようなものがチラついた。
「あ、喪服……」
連日、葬式やら何やらでここ最近はずっと喪服を着ていた。このスーツも今日が終われば当分、役目はないだろうに昨日は随分飲んだからかソファの背に乱雑に掛けてあった。
「どっこいしょっ」
重い腰を上げ、散らばったジャケットにネクタイやスラックスを咥え煙草に丁寧にかき集める。クリーニングは明日に出そう。そう決めて、一本すいきるとそのまま脱衣所へと急いだ。
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夏場になると風呂が苦痛になる。暑苦しい。
だが、そうも言ってられないので早々に暑苦しい真っ黒なスーツを身に纏い、身支度を済ませ玄関のドアを開けた。開けた瞬間に何処からか蝉の鳴き声が聞こえてくる。ああ、風呂上がりだというのにもう背中はじっとりと汗ばんできていた。
適当にまとめた長い艶のない髪も、直射日光に晒されれば、キラキラと汗とまじって光るようになる。これ以上汗をかくのも忍びないので、ワイシャツにはりつきそうな、ジャケットを脱いで傍に持つ。手持ちの鞄がなくてよかった。これ以上荷物が増えればキツくてしょうがなかった。黒いネクタイを緩めて、腕をまくる。この家から葬儀場までは徒歩で十分もかからない、なんとかそう自分を鼓舞して行くしかなかった。
Dr.
突発的に思いついたネタ!にしてはすごく頑張った!!応援コメント等もらえると嬉しいです!
ああ、ボクはアナタを食べたいんだ
重い事実。
既に奥底に存在していたであろう怪物としての本能的欲求に、ボクをこの世に生み出してくれた唯一無二の親であるドクターにあった感謝も情のようなモノも消えつつあるその事実に、無限に湧き立つ罪悪感がこのガラクタと腐った死体によってつくられたこのカラダにはない筈の心臓が低くどくんと鳴ったように思えた。
「ドクター、ドクター………」
独りでこの広い世界の中で『ボク』をながい時をかけ、ようやく創り上げてくれた親に躾けられた呼び名を声を潜めて呟いた。
ああ、助けてボクはどうしたらいいんです。
ドクター、お願いお願いです。
わからないよ、怖いよ、
ボクは怪物なんです、ドクター
「ボク、ひとりだ」
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深夜、昨日見た月よりもずっと大きく丸い満月がこの何かを測定するような機械や、ガラクタやごみのように思える何かの材料や、数々の薬品がゴチャゴチャと並ぶとても人が出入りするような部屋とは思えないような長年、共にした愛着のある研究室にあの美しい月がキラキラと窓を通して明るく照らされている。
「美しい、」
ふと漏れてしまった独り言に、慌てて口をつぐむがこの時間に呑気に出歩くような者がいるはずがないと後になって気づいた。
側からみれば、小屋や何かにも見えなくもないが、こうしてみれば毎日見ている景色に違いはないが、不思議とそのような感覚になる。
「そうだ、ちょうど良い!アレの夜間でのデータがまだまだ不足していた」
記録をとろうとなんだか身体が軽く揚々とした気分になった事で普段なら冷静にまず、基礎データを完璧にとった上で研究者は数名は要する危険が伴う生命体の開発を私はつい先日、成し遂げた。だが、あれは生命体とそう形容してしまっていいものなんだろうか。ふと、疑問が頭によぎる。
だが、遅すぎた。脳の思考回転速度が増してく中でドアノブへと伸ばしていた手はもう掴んでしまっていた。
音もなくゆっくりと開いていくドアの先、厳重なセキュリティで管理されているこの散らかった部屋に似つかわしくない荘厳な雰囲気を漂わせる科学装置があった。
「いや、何を焦る必要があったんだ」
少々、私は冷静さを欠いていたようだ。今夜はもう寝ようと踵を返そうと、ドアは振り返った瞬間、聞こえた。
「ドクター、…………」
驚きと興奮がじわじわと胸の奥から押し寄せてくるようだった。
「ドクターフランケンシュタイン、、」
なんとあの生命体は開発者である私の名を呼んだのだ。今、この瞬間に!
ああ、この研究室で彼について研究している間は主に昼間だったからか、このようなデータは今まで一度もとれたことはなかった。それに彼には脳の学習機能を発達させようと何度か実験をしたが、いずれも失敗したかに思えたが、今この瞬間成功した事が判明した!
ああ、そうだったか。彼は夜間に活動をする事が適しているのかもしれない!ああ面白い。
私は知的好奇心を抑えきれずに、彼の元へとごく自然に足早に向かっていた。
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「ドクター、ボクは怪物です」
「何を言っている!!お前は私の開発した紛れもない人工生命体だ!!」
「私はお前を生み出した!!」
ああ、ドクター助けてよ
ドクターこわい
来ないでください
頭が痛い。苦しいよ
「素晴らしい!!こんな奇跡を見ているのが私1人なんて!!これこそ悲劇!!」
「やはり、脳の活動には人類と同様酸素が必要なのか?うむ、………」
あああたりが暗くてよく見えない、
「ドクターどこです!?」
匂いがする
「私はここだよ!!」
「かわいい、私の化け物よ!!!」
素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!呼びかけに呼応する事も可能なのか、この生命体は!
素晴らしい早急に記録せねば!
ああ、もうお終いだ。ドクター、ボクはもう怖くない
………美味しそうな匂いがします、ドクター
ねえこれはどこから?
ドクター、ドクター、ねえ
アナタの脳味噌はどんな味?