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春の風
すいかとめろん
かぜがふいている
ギャラリーは少なかった。
俺の親とコーチと、学校の顧問くらい。
相手の後ろには、先輩、後輩、同級生らしき人たち。
親や兄弟。
コーチや先生もたくさんいた。
#くず?#はいつも通りだった。
いつだってマイペースな、問題児だ。
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相手の声は小さかった。
ギャラリーに頼りすぎだ!
アドバイスしてあげたくなっちゃった。
あっさり勝った。
大舞台での初戦。
俺たちは物怖じなんて言葉を知らなかった。
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さぁ、来い
その言葉がやけに響いた。
胸の音が聞こえる。
デュースが続いている。
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ファイナル。
一点を取られた。
二点目も取られた。
三点目も
四点目も
五点目も
六点目も。
誰もが諦めた。
「夏の練習だと思え。」
夏の練習だと思う。
きっとそうだと思った。
#いけめん#が繋ぐ。
どれだけ打ち込まれたって
繋ぐ。
練習だったら…。
相手のロブに飛びついた。
決まるっ!
そう思った。
冷たい風が吹いた。
『アウト』
俺たちの春は終わった。