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Those crazy people 頭のおかしいやつら4
筆が止まらん〜〜〜
大人ニア(ニア)います 🎶子ニア(ネイト)はいずれ出す予定
どうして私がミハエルの授業参観なんかに行かなくちゃいけないのかしら?と口の中で唱えているうちに、黄色い壁の学校についてしまった。
まずこの壁が気に入らない。学校を黄色なんて素敵な色で塗るのは絶対に間違っている。これじゃあ生徒は壁の美しさに気を取られてちっとも勉強に集中できないはずだ。と、ぶつくさ文句を言っていたら、知らない親たちに怪訝な顔をされた。
仕返しに彼女たちが靴箱にしまっていった靴のひとつひとつに先が尖った小石を仕込んでから、錆びた階段を音を立てて登った。ミハエルの教室は3-Eだ。
教室にはすでに十人ほどの親がいた。生徒の数は十四人だから、私はどちらかというと遅く来た方になる。私に気づいたミハエルが控えめに手を振ってきたけれど、無視した。
子供の授業なんて聞いても面白くないので、隣に立つ親の顔を何気なく覗いて、呼吸が止まった。
隣にいたのはニアだった。白いパジャマのような服を着て、猫背で立っている。
息が荒くなった。先日メロから受けた傷がずくんずくんと痛み出した。私は小さな声で彼に話しかけた。
「あの、あなた、そうあなた。ニア、さんよね」
「…ええ」
ニアは整った白い顔をいぶかしげにひそめて答えた。茫然とした表情で、あまり理知的には見えない。けれどもメロが言うところには、彼はとても賢いのだそうだ。
「あなた、メロという男を知っている?いえ、知っているわよね当然。出身があの、同じでしょう」
「……」
ニアは黙って私の鼻のあたりを眺めはじめた。もしかしたら彼は、私の頭が少しおかしいと思っているのかもしれない。同じ子を持つ親なのに。失礼だ。彼がこうやって失礼な態度をとるのであれば、私も多少無礼な言葉を吐いても許されるだろう。
「あのね、私は、あなたのせいで、メロに暴力を振るわれているんです。その、メロは私をあなたと見間違えるから。ほら、髪が、髪の色が同じだから、だから彼は……とにかくね、その、メロは私を殴るんです。首をあの、ほら、こうやって絞めたり。痕があるでしょ。だから、何が言いたいかっていうと」
私は彼の目をまっすぐ見つめて喋る。口がおかしいほど回る。私はコメンテーターになれるかもしれない。
嘘だ。私はコメンテーターなんぞなれやしない。お喋りは下手だから。それに好きでもない。
「あの、やめてくれますか?いろいろ。そう、それが言いたかったの。ずっと」
ニアは私の顔を不躾に観察したのち、口を開いた。
「…大丈夫ですか?あなた」
彼の落ち着ききった冷静な声に、頭の奥で、脳味噌の中で結ばれている赤いリボンがぷつりと切れた。
そのあとのことはあまり覚えていない。私は顔を真っ赤にして教室を飛び出した気がする。鏡を見たわけではないから本当に赤かったかは分からないけれど、頬がものすごく熱かったからたぶんそうだ。涙が出そうで出ないような感覚がした。冷えた廊下が心地よかった。我に帰ったら家にいた。