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彼は孤独の超能力者だった。三話
一ノ瀬 / evening bell
三話です。
ちなみに二話で言い忘れていたのですが、岩野先生は女子テニス部の顧問です。
それではどうぞ。
『次の日』
朝、職員室にいつも通り来ると、またざわざわとしていた。
今日もまた岩野先生のことか…?と思ったが、岩野先生は自分の椅子に座っている。
俺は岩野先生に挨拶しに行った。昨日のことも聞いてみることにした。
野村『岩野先生、おはようございます。昨日はどうしたんですか?』
岩野『おはようございます。…あんまり大したことじゃないので…。w』
岩野先生は、先生の中でもおとなしい。あまり目立たないような人。
去年、小学校の先生をしていたらしい。スキーをするために週に三回程度スキーをする。
岩野先生は、まあそんな人だ。ちなみに若い。今年で30歳らしい。
若いなぁ…、俺なんて30後半だぞ…!?
え、でも待てよ…。
矢上先生は26歳だったよな…!?(若いぃ…)
岩野『あ、…昨日女子テニス部の顧問ありがとうございました。』
野村『え?ああ、いいえいいえ。大丈夫です。暇でしたから。』
そう返事すると、また気まずくなった。
気まずいのも嫌だったから、俺は職員室の騒がしさのことについて聞いてみた。
野村『岩野先生。なんであんなに職員室は騒がしいんですか?』
岩野『…知らないんですか?』
野村『知らないです。え、なになに気になる。』
岩野『青くて光った石ですよ。』
野村『…青くて光った石?』
俺は先生たちが集まっているところへと近づいた。
よくみると、校長が青くて光った石を持っている。
…目を吸い取られるような気がしてきた。なんだろう、不思議な感覚になる。
岩野先生も近くにいた。
岩野『ほんと、スゴいですね…。』
野村『…でも、なんでこれぐらいでみんな集まってるんですか?』
岩野『…その石を調べてみたら、選ばれた人が持つとその人の右目に石が入り込む謎の石って出てきたそうですよ。』
野村『そうなんですか。…え?入り込む?めちゃくちゃ噂話みたいなやつじゃないですか…』
今石を持っているのは…加藤先生だった。
加藤『あ、おはようございます!野村先生!よければ石持ちますか?』
野村『ああ、ありがとうございます。』
俺が石を持った、その時だった。
石がすぐに柔らかくなって、眩しく光り、俺の右目の中に一瞬で入ってしまったのだ。
まるで魔法のように。
入り込むってどんな表現してるんだ一ノ瀬。