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彼は孤独の超能力者だった。6話
一ノ瀬 / evening bell
6話です。
どうぞ。
…目を覚ましたら、そこは保健室だった。
横を見ると、矢上先生が、俺をじっと見つめていた。
矢上『あ…起きた。野村先生起きました!』
西垣『本当ですか!?』
西垣先生も近くに寄ってきた。
西垣『大丈夫でしたか…!?』
矢上『あ、野村先生倒れたんですよ。どうしましたか…?』
野村『え、あ、あー…』
そういえば、なんか耳鳴りが酷すぎて倒れたんだっけー。
あんまり記憶がない。そりゃ、倒れる前のことなんてはっきりと記憶することはできない。
寝る前のことだって、はっきりとは覚えれない。
野村『まあ、なんか倒れたことは覚えてますよ…?』
岩野『失礼しまーす…。あ、野村先生、起きたんですね。』
岩野先生が保健室に入ってきて、俺が起きていることに気づいた。
岩野先生の姿は見えなかったけれど。声がしたので岩野先生だろう。
岩野『それでは僕はこれで。』
矢上『あ、岩野先生、少しお話が…』
岩野先生と矢上先生は保健室を出る。
西垣『じゃあ、加藤先生呼んできますね。』
西垣先生も、加藤先生を呼びに保健室を出ていった。
しばらくすると、加藤先生が保健室に入ってきた。
加藤『野村先生。大丈夫でしたか?』
野村『ええ、まあ。』
加藤『それはよかった。』
加藤先生は、持ってきた紙コップに入ったお茶を俺に渡す。
俺はベットから起き上がった。
加藤『ああ、無理しなくていいですよ。』
野村『大丈夫です。これぐらいは平気ですし、痛みも治ってます。』
加藤『心配したんですからね。』
加藤先生は俺の目を見ているような顔をしている。視線が明らかに俺の右目を見ているようだったからそう思った。
野村『…なんですか?』
加藤先生は、俺の顔に近づいた。
野村『…え。』
加藤『目、綺麗ですね…』
加藤先生の今の感情は『喜び』だった。
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『う〜ん…、起きちゃったか。いや、起きてよかったんだけどね!』
『次はどうしよう。ちょっと、野村先生を、』
『暴走させちゃおっかな。』
わお、なんかわお。