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目次
彼は孤独の超能力者だった。一話
一ノ瀬です。ローファンタジー小説です。
…何故だ。何故、
"見える"ようになってしまったのか?
---
初めまして。俺は英語科を生徒に教えています、|野村《のむら》と言います。
早速ですが、見えてしまったのです。
今、これを読んでいるそこのあなたの感情が。
…俺はいつのまにか、人の"感情"が見えるようになってしまった。
『喜び』や『悲しみ』に『怒り』…など。
とりあえず一つ分かったことがあった。俺は普通ではないということ。
普通がどんなものかはわからないが、とにかく、こんな人間は誰でもおかしいと思うだろう。
感情が見えるのは、どうやら俺の右目がおかしくなったせいだった。
俺は右目に眼帯をつけて、怪我しているように偽った。
---
朝、職員室はガヤガヤしていた。
野村『おはようございます…』
いつも通り挨拶をする。机に荷物を置く。
野村『…どうしたんですか?』
俺は自分の机の隣の先生、理科を生徒に教えている『加藤』さんに聞いてみた。
加藤『え?ああ、あたしもよくわからないんだけどね。なんか、無断欠勤した人がいるのよ。』
野村『無断欠勤?誰が。』
加藤『岩野先生。どうしちゃったんでしょうね。』
無断欠勤…。俺にとっては無縁の言葉だった。岩野先生は、保健体育…保体を生徒に教えている先生だ。あの人は大人しくて、若くて、とにかく無断欠勤をする人ではなかったはず。きっと何かあったんだ。そう思った。
この話で頭がいっぱいだったが、加藤先生が俺に質問をしてきた。
加藤『そういえば、右目に眼帯つけてますけど、どうしたんですか?』
ああ、そういえばそうだった。
昨日の絶望感を改めて思い出す。そして感じる。酷く醜い能力を持ってしまったなぁと思う。
野村『…ああ、け、怪我したんですよw』
加藤『怪我?大丈夫でしたか?』
野村『まあ軽い怪我でしたから…w大丈夫でした。』
加藤『よかったです!早く治るといいですね。』
…そんなこと言われたら余計、謎に罪悪感を感じる。
自分の椅子に座ると、俺は今日の授業はどこのクラスに行くか確認した。
確認していたら、|矢上《やがみ》先生が、俺の方に来た。
矢上『おはようございます。』
矢上『目、怪我したんですか?』
野村『ああ、まあ…軽い怪我ですけど。』
矢上『大変ですね…。それで授業できます?』
野村『左目あるんで、できますよww…多分。不便なことは出てくると思いますけどね。』
俺にしてくる会話はこれしかないのか、とか思った。
---
よろしくお願いします。
彼は孤独の超能力者だった。二話
孤独の意味は、
周囲に親しく付き合える人や頼れる人がおらず、寂しい状態だそうです(コピペ)
つまり、周りに人がいても頼れずに一人ということですね。
はい。どうぞ。
今日は授業の数が2時間しかなかったから楽だった。
生徒にはいじられました。
心配もされました。
明日のスケジュールを見る。うっわ、4時間…今日の倍もある…。
しかも午前だけか…。ん?ってことは、午後はほぼ自由か。
自由だ〜〜
でも改めて思うと、4時間もあることに絶望感を感じた。
矢上『痛みはないですか?』
放課後。
数学科の先生、矢上先生が俺に話しかけてきた。
目に痛みはないけれど…って、俺目怪我していない。
嘘をつくと自分も勘違いするの?と思った。
俺は矢上先生の質問に答えた。
野村『痛み…目ですか?ああ、無いですよw』
矢上『…野村先生って、女子バスケ部の顧問ですよね。その目で大丈夫なんですか?もし、右目にボールが当たったら…。』
野村『大丈夫ですよ。キャッチするか避けますから。』
矢上『でも右目が見えないんじゃ、右から来たボールなんて見えないですよね。本当に大丈夫ですか?』
…確かにと思った。右目が見えないと不便ということに改めて気づく。
矢上先生は、陸上部の顧問をしている。足が速い。
まあ、今日は女子バスケ部、この前試合があったから、今日の部活はお休みなんだよね。…じゃあ楽していられるなぁ…。
山西『野村先生〜、ちょっといいですか〜?』
山西先生だ。
山西先生は、一年学年主任を加藤先生と一緒にしていて、俺も山西先生との関係は長い。
野村『なんですか?山西先生。』
山西『今日、岩野先生が無断欠勤したでしょ。知ってる?』
野村『ああ、はい。それで…どうしましたか?』
山西『でね、今日女子テニス部の顧問どうしよって…。だから、暇そうにしてた野村先生!よろしく!』
暇そうにしてたって…w
俺は仕方なく一日女子テニス部の顧問をすることになった。
---
とは言っても、暇になるなぁ…。
俺はテニスのことを教えられないから、なんか安全確認みたいなことしかできない。
なんで岩野先生休んだんだよ…。
おかげで女子テニス部の部員にも眼帯のことについていじられた。
今回はなんかネタみたいな回でしたね。
彼は孤独の超能力者だった。三話
三話です。
ちなみに二話で言い忘れていたのですが、岩野先生は女子テニス部の顧問です。
それではどうぞ。
『次の日』
朝、職員室にいつも通り来ると、またざわざわとしていた。
今日もまた岩野先生のことか…?と思ったが、岩野先生は自分の椅子に座っている。
俺は岩野先生に挨拶しに行った。昨日のことも聞いてみることにした。
野村『岩野先生、おはようございます。昨日はどうしたんですか?』
岩野『おはようございます。…あんまり大したことじゃないので…。w』
岩野先生は、先生の中でもおとなしい。あまり目立たないような人。
去年、小学校の先生をしていたらしい。スキーをするために週に三回程度スキーをする。
岩野先生は、まあそんな人だ。ちなみに若い。今年で30歳らしい。
若いなぁ…、俺なんて30後半だぞ…!?
え、でも待てよ…。
矢上先生は26歳だったよな…!?(若いぃ…)
岩野『あ、…昨日女子テニス部の顧問ありがとうございました。』
野村『え?ああ、いいえいいえ。大丈夫です。暇でしたから。』
そう返事すると、また気まずくなった。
気まずいのも嫌だったから、俺は職員室の騒がしさのことについて聞いてみた。
野村『岩野先生。なんであんなに職員室は騒がしいんですか?』
岩野『…知らないんですか?』
野村『知らないです。え、なになに気になる。』
岩野『青くて光った石ですよ。』
野村『…青くて光った石?』
俺は先生たちが集まっているところへと近づいた。
よくみると、校長が青くて光った石を持っている。
…目を吸い取られるような気がしてきた。なんだろう、不思議な感覚になる。
岩野先生も近くにいた。
岩野『ほんと、スゴいですね…。』
野村『…でも、なんでこれぐらいでみんな集まってるんですか?』
岩野『…その石を調べてみたら、選ばれた人が持つとその人の右目に石が入り込む謎の石って出てきたそうですよ。』
野村『そうなんですか。…え?入り込む?めちゃくちゃ噂話みたいなやつじゃないですか…』
今石を持っているのは…加藤先生だった。
加藤『あ、おはようございます!野村先生!よければ石持ちますか?』
野村『ああ、ありがとうございます。』
俺が石を持った、その時だった。
石がすぐに柔らかくなって、眩しく光り、俺の右目の中に一瞬で入ってしまったのだ。
まるで魔法のように。
入り込むってどんな表現してるんだ一ノ瀬。
彼は孤独の超能力者だった。登場人物一覧
【|野村《のむら》】
右目で人の感情が見えるようになってしまった超能力者。男性。
現在は眼帯をつけて、人の感情が見えないようにしている。
英語科を教えている。女子バスケ顧問。1-2の担任。30後半。
【|岩野《いわの》】
1話目からまさかの無断欠勤というヤバイイメージを持っている先生。男性。
普段は大人しい。冬はスキーをしにいくために週に三回はスキーをする。
保健体育(保体)を教えている。女子テニス顧問。1-1の担任。今年で30歳らしい。
【|矢上《やがみ》】
このお話の学校の中で一番若いんじゃないか説出てる先生。男性。
ゲーム好き。珍しい頭痛の病気を持っている。(群発頭痛)
数学科を教えている。陸上部顧問。1-3の担任。26歳。(若い)
【|加藤《かとう》】
1年生の生徒によると『我らの第二のお母さん』と言われている先生。女性。可愛い。
時には優しく、時には厳しく…。本気で生徒たちを思っていると表情からでもわかる先生。
理科を教えている。1年学年主任。年齢は教えないとおっしゃっている。
【|山西《やまにし》】
加藤先生とは結構仲良い先生。女性。可愛い。
リーダー的な係の担当の先生を何度も何度も任されてきて、疲れ果てている。
音楽科を教えている。1年学年主任。年齢は上とは言っているがはっきりとは教えない。
【|西垣《にしがき》】
このお話で出てくる中学校の校長。男性。年齢は秘密だそうです。
生徒への授業は全くしないが、理科の先生だ。実験好き。
【|木崎《きざき》】
事務的なお仕事をしているらしい(あまり正確にはおっしゃいたくないそう)男性。
技術科を教えている。枯れているような声をしている。
【|長瀬《ながせ》】
学校の中では結構優しい方の先生。女性。メガネかけてる。
英語科を教えている。3-1の担任。
【|中本《なかもと》】
この人が先生の中で絶対一番優しい先生。女性。可愛い。
美術科を教えている。3-2の担任。
【|林田《はやしだ》】
美人な先生。女性。可愛い。この人の笑顔で世界が救われるような気がする。
社会科を教えている。3-3の担任。若い。
【|森《もり》】
お酒が飲めない先生。男性。
国語科を教えている。3年生学年主任。
順次公開していきます。
8/8(火) 一部公開(6人公開)合計11人(公開中の人数)
彼は孤独の超能力者だった。4話
4話です。
加藤『え?』
加藤先生が驚いた顔で俺を見る。
そりゃそうだ。石が、俺の右目に入ったんだ。入り込んだんだ。眼帯をつけているのにも関わらず、その石は眼帯をすり抜け俺の目の中に入り込んだ。
加藤『え、野村先生が…!?あわわぁ…!』
だが俺は不自然なことに気づいた。
あんなに硬い石が俺の右目に入り込んだというのに、何故痛くないんだろうか。
西垣『大丈夫ですか!?』
木崎『あの石すごいな…。』
この中学の校長先生、|西垣《にしがき》先生と、技術科の木崎先生が、俺の近くへと来た。
どうやら、俺のことを心配しに来た+石のことできたようだ。
野村『え、ああ、大丈夫です。痛くないです…。』
岩野『…目を確認した方がいいんじゃないですか?…あ、目確認してあげますよ。痛くなくても、血とか出てないか心配なので。』
加藤『あ、そっか。え、でも眼帯があるのに入り込んだ…?』
野村『あ、ちょ、一人で確認するので大丈夫です、大丈夫です。一人でやります。』
岩野『そうですか。』
みんなの前でやったら、みんなの感情が見えてしまう。
眼帯を外すために、俺はトイレへ行った。替えの眼帯も持って。
野村『あ、怪我やばいかもしれないので見ないでくださいね。』
西垣『勿論ですよ。』
俺はトイレへ駆け込んだ。
そしてトイレの手洗い場には鏡がある。そこで、眼帯を取る。
あと、しっかりと替えの眼帯があるか確認する。
確認してから、自分の目も確認した。
…え?
野村『右目が青い…?』
右目が青かった。濃い青だった。あの石の色と一緒だったのだ。
いやおかしい。なんでだ?
さっき俺が自分で目を見た時は、黒く、いつもの目だったはずなのに…?
俺の右目はわずかに光っているように見えた。
野村『あ、替えの眼帯つけないと…』
野村『…あれ?』
替えの眼帯がない…!?
さっき持ってきたはず…。確認もした。
なんで…!?
野村『なんで…!?』
眼帯がないと、怪我してないってことがバレる…!?
焦っていると、俺は替えの眼帯がまだあることを思い出し、替えの眼帯を取り出した。
結構ある。
俺は眼帯をつけると、急いで職員室へと戻った。
---
『…まだ替えの眼帯あったかー。頑張って野村先生が持っていた眼帯をこそっと奪い取ったのになぁ。』
『せっかく他の先生方に素晴らしい群青の目を見せようと思ったのに、残念だなぁ。』
『野村先生、次は絶対に逃しませんからね?』
うん、うん、最後喋った人はただの裏切り者って思ってください。
黒幕みたいな人です。
彼は孤独の超能力者だった。5話
5話です。
職員室に戻った野村先生でしたが…?
職員室に戻ると、たくさんの先生たちが待っていた。
中本『大丈夫でしたか…?』
林田『本当に心配しましたからね…!』
平井『怪我も石が入り込んだことも心配…。』
さっき待っていたメンバーから、美術科の|中本《なかもと》先生に、社会科の|林田《はやしだ》先生に、同じく社会科の|平井《ひらい》先生が増えた。
野村『なんかありがとうございました…w』
矢上『それで、目はどうだったんですか?』
野村『…あまり、伝えていいことなのかわからないんですけど…。』
どうしよう。
目の色が青に変わってましたって言っても、「え、見せてください!」とかなると思うし、
さっきみたいに急に眼帯無くなったら俺が嘘ついてたってことがバレることになる。
じゃあ…
野村『目の、』
みんな『目の?』
野村『目の怪我が治ってました。』
加藤『え?』
西垣『治った…?』
職員室がざわざわしてきた。
俺は、石が入り込んだらまさかの治ったという嘘をついた。
いやまあ…、もう流石に怪我してるっていう嘘は無理かなと思ったからこうなった。
岩野『治ってた…よかったじゃないですか!じゃあもう眼帯外してもいいんじゃないですか?』
中本『まあそうですね。』
野村『あ、で、その後があるんですけど、』
いやあ流石にそう言われちゃうよね…
作戦変更!本当のことを言う!
これが作戦なのかはわからなかった。
野村『目が青くなってました。』
山西『青く?』
木崎『え、見せてもらえないですか?』
見せる…、感情見えちゃうじゃん…。
見ると罪悪感を感じるんだよ…!
まあ…でも、もう一瞬で思いつく嘘が無くなったから、仕方なく眼帯を取った。
みんな『!?』
ヤバイヤバイ、みんなの感情が見えてしまった。
てかみんな『驚き』なんだよなぁ…。
てか、マジでみんな驚きしかないじゃん、いや全員見れてるわけzy…、
周りを見渡している瞬間、突然耳鳴りがした。酷い耳鳴りだった。
俺は耳を塞ぎ、その場でしゃがんだ。
なぜか痛い…!
野村『あ"っ…ッ!痛ッ…!』
林田『え、ちょ、野村先生!?』
木崎『大丈夫ですか野村先生!』
加藤『誰か保健室へ!』
そのあと、何が起こったかは覚えていない。
俺はそこで意識を失ったようだ。
---
『危ない、危なかった。てか野村先生のに耳鳴りさせてよかった…。』
『でもやばかったなぁ。僕の感情が見られるところだった。』
『僕の感情は…、もしかしたら「喜び」か、「笑い」だったかも、しれないね…』
マジで人が増えすぎて名前覚えられない。
また登場人物の小説以外に追加していくのでよろしく。
彼は孤独の超能力者だった。6話
6話です。
どうぞ。
…目を覚ましたら、そこは保健室だった。
横を見ると、矢上先生が、俺をじっと見つめていた。
矢上『あ…起きた。野村先生起きました!』
西垣『本当ですか!?』
西垣先生も近くに寄ってきた。
西垣『大丈夫でしたか…!?』
矢上『あ、野村先生倒れたんですよ。どうしましたか…?』
野村『え、あ、あー…』
そういえば、なんか耳鳴りが酷すぎて倒れたんだっけー。
あんまり記憶がない。そりゃ、倒れる前のことなんてはっきりと記憶することはできない。
寝る前のことだって、はっきりとは覚えれない。
野村『まあ、なんか倒れたことは覚えてますよ…?』
岩野『失礼しまーす…。あ、野村先生、起きたんですね。』
岩野先生が保健室に入ってきて、俺が起きていることに気づいた。
岩野先生の姿は見えなかったけれど。声がしたので岩野先生だろう。
岩野『それでは僕はこれで。』
矢上『あ、岩野先生、少しお話が…』
岩野先生と矢上先生は保健室を出る。
西垣『じゃあ、加藤先生呼んできますね。』
西垣先生も、加藤先生を呼びに保健室を出ていった。
しばらくすると、加藤先生が保健室に入ってきた。
加藤『野村先生。大丈夫でしたか?』
野村『ええ、まあ。』
加藤『それはよかった。』
加藤先生は、持ってきた紙コップに入ったお茶を俺に渡す。
俺はベットから起き上がった。
加藤『ああ、無理しなくていいですよ。』
野村『大丈夫です。これぐらいは平気ですし、痛みも治ってます。』
加藤『心配したんですからね。』
加藤先生は俺の目を見ているような顔をしている。視線が明らかに俺の右目を見ているようだったからそう思った。
野村『…なんですか?』
加藤先生は、俺の顔に近づいた。
野村『…え。』
加藤『目、綺麗ですね…』
加藤先生の今の感情は『喜び』だった。
---
『う〜ん…、起きちゃったか。いや、起きてよかったんだけどね!』
『次はどうしよう。ちょっと、野村先生を、』
『暴走させちゃおっかな。』
わお、なんかわお。
彼は孤独の超能力者だった。7話
7話です。
ファンレターいつもありがとうございます。読ませていただいています。
それではどうぞ。
加藤先生が、顔を急に近づけてきたため、驚いた。
野村『え、あ、なんですか…?俺、既婚者ですけど…?』
加藤『…何言ってるの野村先生w』
野村『え?』
加藤『別に目を見ていただけで何も見ていませんけどw』
なんだ、びっくりした。
俺は体を起こし、加藤先生と一緒に職員室に戻った。
---
俺は何かの障害物があると、人の感情を見ることができない。
例え、どんだけ薄い紙みたいなもので、顔を隠していても、決して見えることはない。
先生たちが何人か集まっていたので、様子を見に行った。
林田『あ、野村先生、復帰ですか〜?』
中本『あ、このお面可愛いね。』
長瀬『あれも可愛いですよ〜』
森『ちょっと、ちゃんと作業してくださいね?』
社会科の林田先生と、美術科の中本先生に、俺と同じ英語科の長瀬先生と、国語科の森先生が、ダンボールの周りに集まっていた。この4人の先生は、全員3年生の先生だ。
ダンボールの中身は、お面だった。
野村『お面?』
岩野『このお面いいねー。一つお面くださ〜い。』
中本『岩野先生、わかりました〜。はい、どうぞ。』
岩野『ありがとうございます。』
長瀬『あ、野村先生。このお面、今年の夏祭りに使うんですよ。』
お面を売るのか…。
いろいろなキャラクターのお面がある。
岩野先生は、とある有名なヒーローのキャラクターのお面を取った。そして付けている。
中本『似合いますよ岩野先生〜』
岩野『ありがとうございます。』
似合うようなないような。
お面の話をしていると、加藤先生が俺を呼び出した。
加藤『野村先生〜!ちょっといいですか?』
野村『ああ、なんですか?』
加藤『少しこっちへ…。』
俺は加藤先生について行った。
二人だけの部屋へと連れてかれた。
加藤『野村先生、実は…。』
野村『…?』
加藤『夏祭りの屋台なんですけど、"スーパーボールすくい"にしませんか?』
野村『…あ、夏祭りのこと…?』
---
『感情見られると、少しやばい場合の時があるなぁ。』
『次、暴走を狙うチャンスは…、夏祭りとか?』
『夏祭り、狙っちゃうよ。』
夏祭りって、楽しいですよね。
彼は孤独の超能力者だった。8話
一ノ瀬です。
8話です。
ちなみに8話以外のお話より、今回やたらと長いかもです。(一ノ瀬は成長した!)
それではどうぞ。
夏祭り当日。1年生の先生たちは、スーパーボールの店を担当することとなった。
加藤『山西先生!浴衣可愛い〜!』
山西『ありがとうございます〜。加藤先生の浴衣も可愛いですよ?』
矢上『お仕事というのに、なんで浴衣なんですか…。』
加藤『店のアイドルみたいな感じ!』
これは仕事。なのに、加藤先生と山西先生は、なぜか浴衣を着てきた。
動きにくいだろうなぁと思う。
岩野先生もやってきた。
岩野『こんにちは〜』
山西『お面付けるんですか?』
岩野『いやぁ、暑くなったら外そうかなって。』
加藤『お面で思い出しましたけど、野村先生!』
野村『は、はい?』
いろいろとはちゃめちゃだ。
岩野先生はこの前もらったお面をつけているし、浴衣二人いるし、なんか呼ばれるし、なんなんだこれは。
加藤『岩野先生!お面貸してください!』
岩野『え?あ、は〜い。で、何に使うんですか〜?』
加藤『野村先生の青い目が世間に話題になったら嫌なので隠しましょう!!』
山西『www、面白いです。』
岩野『ww、野村先生、飴食べる?塩サイダーですけど。』
野村『あ、え、はい。(混乱中)』
塩サイダーの飴を食べた。いやちょっとまって、一体何。え。
俺は、右目に眼帯をつけている。
その上にお面をつけた。
…え?ww
矢上『あー……、似合いますよ!』
野村『なんか変な空白ありましたけど矢上先生。(怒)』
矢上『ああ、すみません!正直言うと面白いです!』
岩野『笑笑。』
山西『ふふっw』
野村『わ、笑わないでください!』
みんなが笑うので怒ってしまった。
俺はまあこの顔が話題になったら嫌なので、スーパーボールを補充する係に回った。
岩野先生は会計係。
矢上先生はスーパーボールで使う道具を渡す係。
山西先生はそれを回収する係。
加藤先生はスーパーボールを入れる袋を客に渡す係。(袋の中にボールを入れる作業もやるよ!)
ちなみに助っ人で木崎先生がきたが、別にやることないよってことで、宣伝係となった。
岩野『は〜い、一回100円です。』
矢上『これ道具です。あ、網が破れたら終了だからね!』
山西『回収しま〜す。』
加藤『これスーパーボールね?ありがと〜』
木崎『………(暇な人)』
スーパーボールが順調に減ってきたので、補充をどんどんした。
それにしても暑いなぁ。
スーパーボールにも結構客がいる。並んでる。人気ってことかな。
3年生の先生担当のお面も人気あるし、2年生の先生担当の水風船も人気。
食べ物の方は、綿菓子がダントツで人気だった。
加藤『大変ですね野村先生。』
野村『…ん?ああ、暑いですし、お客さんはたくさんいますからね〜…』
その時だった。
自分の身体中にまるで電気が走るような感じがした。
野村『ッ!あ"っ…!?』
加藤『え?なに?』
岩野『ど、どうしましたか…!?』
野村『いだッ…!痛いッ。』
痛い。苦しい。何これ。
また倒れる、あの時みたいに…?
木崎『大丈夫ですか!?僕が連れて行きますんで…』
矢上『いや、でも、木崎さん助っ人で来てるんでスーパーボールの補充お願いします!え〜と、え〜と、どうしよう〜!』
?『どうしましたか?』
加藤『あ、中本先生!ゴニョゴニョ…(状況の説明をする)』
中本『成程。お面がさっき売り切れたので手空いてますよ。保健室連れて行きますね。野村先生、立てます?』
中本先生が俺の手を掴んだ。
温かい。
中本『じゃあ連れていきます。』
加藤『よろしく!』
岩野『あ、100円です!』
矢上『忙しい…!!』
---
保健室
中本『大丈夫ですか…?』
野村『大丈夫です…』
俺は保健室のベットに寝転がった。
痛みもだいぶ治ったようだ。
中本『…青い目って綺麗ですよね。』
!!
中本『私、美術科の先生ですけど…、青い目を絵で表現しようとすると、何か足りないんですよね。野村先生を見たら描けるかも…?わからないですねw』
中本『輝かしいその青い目には、また何か別の光がある。私はそう思ってます。』
野村『別の光…?』
中本『まずはその面白いお面外しましょうか。』
野村『面白いなんて言わないでくださいよ…w』
お面を外す。青い目のことも話題になったので眼帯も外した。
あまり外したくはないが、俺の目を見て描きたいとは言っていたので外した。
中本『あ、えっと、ありがとうございます。相変わらず綺麗ですね。』
野村『え、ああ…なんでしょうね、これ。』
中本『う〜ん…、もしかして、この青い目のせいで痛みとかが来てるのかなぁ…。』
中本さんはそこら辺にあった紙で青い目を描く。
この2人の空間が、幸せだと感じられた。
---
【一方その頃…?】
矢上site
矢上『やっと終わったぁー』
岩野『終わりましたね…』
加藤『私様子見に行ってきます!』
山西『あ、じゃあ私も!』
木崎『木崎は他のサポートへ!』
矢上『俺呼ばれてるんですよねー。他の先生に。ちょっと行ってきますね。』
岩野『僕お仕事あるので。』
矢上です!
実は誰かの先生から、僕が夏祭り終わった後に、職員用トイレのところへ来てと言われている。
怪しかったが、とりあえず行くことにした。
職員用トイレ
それにしても、一体なんなんだろうか…。
その時、後ろから急に体を引っ張られた。
矢上『…!!え、誰ですか!?』
??『お前が僕の頼りだ。』
??『矢上先生、僕の道具になれ。』
矢上『はっ…?』
??『そして悪堕ちしろ。』
8話まででも黒幕の情報結構得られたんじゃないでしょうか。
一人称は『僕』。
職員用トイレに入れる、つまり学校に入れる人物。
野村先生を制御できる、ということは制御するときに近くにいた人が怪しい(遠隔だったらもうどうしようもないよね)
あと、全然違う話ですけど、人の感じ方ですよね。小説の長い短いって。
読んでくれてありがとう。