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#10 オセロ
前回のあらすじ
ゲームにいた魔王が女性だということに驚いたルキア。
もうそろそろ、人間界か魔界のどちらかに行くか決断しなければ⋯
なんやかんやで俺が魔界に来て3日目…
魔界の生活は悪くないし、楽しかった。
3日目の夜、食卓でシュリが言った。
「もうそろそろ、トバリが咲く時期かね。また、お花見をしようか」
「トバリ?」
「そう、トバリさ。ミントグルーンのような色で花は夜に咲き、花が咲くと花から花火のようなものが出るのさ。」
なにそれ、めっちゃ見たいんだけど。
「明日行こうよ!」
マキナの目はキラキラで今すぐに行きたそうだった。
「明日か、、、良し!明日の夜、みんなで行こうか!」
ガウが言ってくれた。
「よっしゃ!あっw」
思わず声が出てしまった。楽しみだなぁ。
トバリの話をたくさん聞いて満足したので寝室に向かおうとした。その時、
「ルキア、ちょっと遊ばない?」
遊び部屋からママが顔を出した。遊びに誘うの珍しいな、、、と思いながら
「遊ぶー」
と言って部屋に入った。部屋にはオセロがあった。
「さ、座って座って。ルキア、白がいい?黒がいい?」
「黒」
俺は迷わず言った。黒は何にも染まらない己の色だから。
「「せーの、先攻、後攻、ジャンケンポン!」」
「あ、負けた。」
「ラッキー☆じゃ、私先攻で。」
パチッ。きれいな音がなった。ママが白を置くと黒は挟まれ白に変わった。
俺は、敵の色が増えるのは嫌いだ。だから何も考えずにただ一目散に黒に染めようとする。そして、いつも負ける。
2回目のゲームの時、ママは言った。
「ルキアはさ、今後魔界に居るか、それとも人間界に帰るか。どうしたい?」
そっか、両方という選択肢はないんだ。
「俺は、、、」