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第十話 模擬戦 あと2日
今回は翡翠視点でいきます
ちなみに翡翠視点のときは呼び方、シルヴィアじゃなくて瑠衣です
予定通り、瑠衣、カシムは城の裏に集まってきた。昨日、部下に見つかったのは全くの予定外だったけれど。
(あれで『爆速で移動する人影』なんて七不思議できたら嫌だなぁ)
ぼんやり考えつつ、カシム達の言葉を頭に流し込む。
「今日は模擬戦をする。なんやかんやあってアカネさんを連れてきた。」
「やっほー、シルヴィア〜!」
「呑気だね、、、。」
嫌そうな顔をする瑠衣は無視をし、カシムは続ける。
「ということで模擬戦をやる。昨日上級、特級の魔導書はシルヴィアに渡した。昨日神級魔法を使ったが、あれは魔力をかなり消費する上、被害も甚大。模擬戦で使っていいものではない」
自分が使った神級魔法の重みに気づいた瑠衣は少し驚いたような顔をする。
(瑠衣はオルタと転生の影響ですごい魔力が多い。単純な魔力のぶつけ合いならそこら辺の冒険者なんて敵わないだろう。騎士団でギリギリのレベル、かな。すごいチート。)
そう考えているうちに模擬戦が始まる。
まずはアカネとらしい。
まずは瑠衣が「ラグナロk」と言いかけるがカシムがため息をつき、アカネが中級魔法で瑠衣の視界を封じる。
「フィールド!」
不思議な空間が生成され、あちこちから槍が瑠衣に向かって飛んでくる。
(中級魔法ばっかりだな。でも肝心の瑠衣は、、、。)
「えい!」
魔法、、、というか単純に魔力を放出して槍とかの攻撃を相殺している様。
「メフェストフィア!」
せっかくだした魔法もアカネに避けられる。
(ん〜。瑠衣、隕石相手なら今でも問題はないんだけど、いざとなった時の対人戦がな。、、、pボクもやりたいな)
「ねーねー、ボクがやっていい?縛りとして上級魔法までにするから」
上級魔法、ボクにとっては呼吸をするぐらい簡単たことだ。
(縛りなのかな、これ。まぁいいや)
「翡翠、、、。まぁいい。ではいくぞ、スタート!」
カシムの声をボクの脳が理解する前に手足が動く。
(瑠衣はラグナロクの下位互換、インフェルノを使うのかな)
瑠衣に近付きながら、飛んできた火炎をサッと避け、空中へ。
あとは瑠衣がこちらを追っている間に分身を作り、ボク自体は瑠衣の背後へ。
そして
「終わり。」
瑠衣の首筋に生成した氷ナイフを突きつけ模擬戦終了。
(まぁ対隕石なら問題ないしいいか。)
その後は昨日のようなこともなく、無事に解散。
ただ、ボクにとって大事なのはここから。
城に戻り、あるものを開く。
その書物の背表紙には「禁忌の魔法」。
終盤になってきました。