公開中
ゴミだらけの街で #14
さかな
「森…って、最初来た所がまさに、って感じじゃないの?」
Yは少し悩んだようにし、「戻ればいいってことだよね。」と言った。
でもそしたら、ここに来た意味が… とLが悩んだ。 そうした時。
「Hey!! そこのお嬢さんと…マックロクロスケ!!」
異質…いや、ここでは当たり前のような服装の、ギラギラとしたサングラスとにやけた口、そして二人よりも身長がずっと高い怪しげな男が近寄ってきた。
マックロクロスケ。と言われたYは、少しイラついたように、黄色く光った目でムッと睨みつけた。 LはそんなYを横目で見ながら、まんざらでもない様子だった。
「な、なんです…」
「観光客だよねぇ!ね!? そんな あ・な・た に!!!」
Yの言葉を|遮《さえぎ》ると、男は「ジャッジャーン!」と自慢げに地図を取り出した。
「これを あげちゃおう!!!! このノクターン王国では行方不明が多発しているんだぁ…何故か分かるかい!!!!???
SOU!!!ここの道はとぉってもぉ…複雑だからね!!! これ以上行方不明者を出したくはないんだよう…優しいだろう? ほら、やるよ。」
随分とテンションが高いヤツに絡まれたな…と思いながら「どういたしまして。」と言って地図をもらい、駆け足でその場を離れていった。
そうすると、ノクターン王国には3つの森があることが分かった。
まず、『|月影の森《つきかげのもり》』
夜の光に照らされた幻想的な雰囲気が漂う森で月の光が木々の間から差し込み、神秘的な生き物たちが住んでいると言われいるという。
ここの一部に、YとLは最初迷い込んでいたと考えられる。(神秘的な生き物は発見できなかったが…。)
そして、『|星屑の森《ほしくずのもり》』
夜空に輝く星々が降り注ぐような美しい森で、星のように輝く花々や、光る昆虫たちが生息しており、訪れる人々を魅了する。 虫嫌いな人は発狂するであろうスポットも用意されているらしい。
3つ目は、『|夢幻の森《むげんのもり》』
夢の中に迷い込んだような不思議な森。色とりどりの光が漂い、訪れる人々に幻想的な体験を提供する。ここでは、現実と夢が交錯する瞬間を楽しめるだろう。
二人は、フム…とするようにして、次に行く所を考えた。
Pはどこらへんに居そう?とか、せっかく来たんだから、どこに行きたい?だとか…んで、話し合った結果、最初に行った月影の森へ行くことになった。
実際、月影の森の近くに星屑の森と夢幻の森があるので、先に行った方が他の森へ行く時間も短縮されるし…
二人は、全く朝になる気配のない空を眺め、人混みの中をぶつからないように気をつけ、あの男からもらった地図を半分こにするように持ちながら月影の森を目指し、あるき続けていった。
中には、Lのみすぼらしい外見に呆れた人たちが、Lにゴミなどを投げつけてくることもあった。 が、Lはそんなことが日常茶飯事だったので、そんなことなんて無視して、Yと一緒に月影の森めがけて歩いて行った。