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第七話
やっとフロリア様の部屋の前に着いたー。つーかーれーたー。だって階段が山にある神社みたいにながーくて、しかも廊下も長い!エレベーターが恋しい‥
「失礼します…オレンジです」
「…」
返事がない。ふつう返事するでしょうに。さっきの2人だけじゃないよね。
中にいたのは髪をボサボサにして、服は豪華なんだけど、変えて無さそうだけど顔はそれなりに美しい子だった。
「これからよろしくお願いします。オレンジです」
「…」
返事して!困る!とりあえず風呂に入れたいなー。綺麗になった姿が見たいっていうのもあるけど。
「ではお風呂に行きましょうか。」
そういうと相変わらず無言だが、めっちゃ抵抗し始めた。私の方が強いから無理やり抱き上げて部屋を出て、長い階段を降りて、廊下を歩いて風呂についた。普通に行くだけでも疲れるのに人を持って歩くんだからさらに辛かった。
「じゃあ、フロリア様。お風呂に入りましょうか(圧)」
「…」
相変わらず無言だなー。それは「はい」というか返事と受け取るからね。勝手に。風呂の扉を開けると、そこは普通のスーパー銭湯とは比べ物にならないくらい大きい。はっ、いかん。仕事中なんだ。集中しないと。
「フロリア様。まず洗いますね。」
ちゃんとシャンプーもリンスもあるしね。うん、というか人を洗ったことないな。一人っ子だし、子供もいないし。ここは…勘だ!
うん、なんとかなった。というか、洗ったら他の家族の皆さんに並んで美人じゃないですか。もったいないなー。
「お風呂入られます?」
フロリア様は小さく首を縦に振った。おー。ついに返事したっ!心の中で大拍手!というか私も入りたいなー。入ってもいいのかな?メイドだけど。いいなら今夜はいろーっと。
「あつっ…」
っっっ!声出せるんだ!えっ。かなり可愛い声してるじゃないか。
「もう…出る…タオル…」
可愛い!喋れないのか、声を出すのが恥ずかしいのか。わかんないけど可愛い。
そのあと、お嬢様に服を着せて、髪も整えてみたらすごい可愛くなった。うん、クラリス様に見せに行こうかな。
「フロリア様。いきますよ。」
「どこに…?」
「クラリス様…お嬢様のお母様のところですわ。」
よかった。フロリア様とクラリス様の間に確執はないようね。よかった。
「クラリス様。オレンジです。失礼します」
「あら?こんな時になんのようかしら?って、もしかしてフロリィ!?すごく綺麗になったわ!ありがとう、オレンジ」
美しい人間が2人並ぶと発光しているように感じる。うわぁー。
「オレンジ。ありがとう。この子も綺麗になって自分に自信が持てただろうから、なんとかなりそうだから次の仕事を頼むわね。」
「はい。何なりとお申し付けください。」
「それはね‥」
読んでくれてありがとう!最近やっと筆が乗ってきたよ!出来ればリクエスト箱作ったから入れてくれると嬉しいな♪