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第二話
この話は私の意見?が主な部分になります。私の意見(藤壺の宮推し桐壺帝大嫌い)を反映したようなものなので。ただ、私は学校のノート2ページを箇条書きで桐壺帝の悪口20数個で埋めるような人間なので、この程度ではないですけど。
さて、書くことを決めたはいいけれど、具体的に何をしたためようか。お父様が|崩御《ほうぎょ》なさってからの五年間、必死に勉学を励んできた。その成果を今こそ発揮するときだ。
責めるべき点は、大きく分けて二つある。
まず一つ目は、お姉さまを一介の更衣の身代わりにしようとしたことだ。これは私の私情ではない。|后腹《きさいばら》の内親王の方が遥かに身分が高いというのに、更衣の身代わりにせよなどとは、いくら帝とはいえおふざけが過ぎるというものだ。
そして二つ目は、桐壺の更衣を|寵愛《ちょうあい》するだけして、己が欲を満たしながらも、彼女を少しも守ろうとしなかったこと。後ろ盾のない更衣をあれほど過剰に寵愛すれば、 |弘徽殿《こきでん》の女御をはじめとする宮中の人々が貼ってい るはずがない。 それなのに具体的な策も講じず、 結局は守り抜けなかったというのに、高貴なお姉さまを預け て守りきれるわけがないではないか。
大きく言ってこの二つかしら。本当はまだまだ書きたいことが山ほどあるけれど、これくらいに留めておこう。 あの執念深い帝も、これを見ればさすがに諦めて自らの非を認めるに違いない。
「命婦、 どうかしら。 文が書けたのだけど」
「まあ。 宮様は相変わらずお見事な筆跡でいらっしゃいますわね」
「そういうことではなくて、 中身を見てちょうだい。読んでみて」
命婦は私の|乳母《めのと》でもある。 自らの子供を早くに亡くしているためか、私たちを他の乳母よりもさらに深く、実の娘のように愛してくれている。
「.........まあ! 宮様、何てことをお書きになって......。帝に対して、このような手厳しい物言いをなさって」
「そう言うと思っていたわ。でも、あの執念深いにはこれくらいガツンと言ってやるのがちょうどいいのよ」
私はふん、と胸を張った。 何枚も衣を重ねているから、外からは分からないでしょうが。
「それは、確かに仰る通りでございますね」
「ね? そうでしょう。お母様とお姉さまを苦しめる人は、一人として許さないのだから」
その後、私は、|内裏《だいり》へと文を送り届けさせた。
読んでくれてありがとう!
ルビがいるかわからないけどつけてます。こんなの読む人は歴史好きばっかだと思うから知ってると思うし…