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letter 第九話
「市でスピーチをしたいって??」
相田先生は驚いた。どちらかというと内気なレイニーがそんなことを言うと思わなかった。
「はい。したいです」
「……そうかぁ…」
相田先生は悩んだ。生徒の意見ややりたいことは尊重してあげたい。しかし、たかが子供だ。まともに取り合ってもらえるとは思えないのだった。
数秒考え込むだけの時間が両者に流れた時…
「先生、みんなでお願いしましょうよ」
素耀と春冶、文が立っていた。
「先生、レイニーの故郷を変えたいんです」
「戦争は無くせると思います!」
レイニーは心打たれた。一人じゃない。自分だけの力でできなかったことは、束になればできるかもしれない。相田先生も同じことを思っていた。子供のエネルギーは計り知れない。言葉を選ばないのであれば、自分たちだけでなんでもできると思ってる。けど、それは事実かもしれない……!!