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微睡にゆられて
<昨日、ここで>
あの雲はまるで悪魔か神みたいな顔をしてる。
笑いかけているようで憤っているような何も読みとれない横顔があった。
あの雲と雲の隙間が瞳のよう。
面白い。温まらないけれどゆっくりとほぐれていく。
最近は随分と過ごしやすい気温が続いている。
このまま、ずっとそれが続いてってほしいな。
おかしいな
「ねえ、あの雲……」
キスされるかと思った。隣にいる連れの方を向いてみれば、恋人を見つめる者の顔をしていたから。あーあ、私たちの友情もここで終わるのか。そうも思った。でもそんな事は起きなくてただ、この人は
「薄着でくるんじゃなかったな」
って苦笑いしながら肩をすくませてそう言うだけ。
期待ぐらいさせてくれてもいいのに
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肌の表面、手の甲に腕、首、肩、顔
私が触れられるのはこれだけ。
でもいつしか、肌だけじゃなくなかみまで触れる事ができるようになった。
本当をいうと心を触らせて欲しかった。
絶対に許されないんでしょうね
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「ねえ、私たち知り合ってもう十三年よね?」
「ああ、そうだね」
最近、あなたはずっと上の空。私の知らない所で私たちがしていたように肌を晒しているんでしょう。
夫婦にも恋人にもなれなかった私たちだけど私はあなたが望む形でこうしてそばにいられるんだから本当に泣いちゃいそうになるくらい、嬉しいのよ。
もうそろそろだろうね。
バイバイ初恋
「あなたとの事は忘れないけど、思い出さないわ」