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作った答えは強がることと愛想笑いで。
おもち
--- **決断** ---
悩みに悩んだ末、私は一つの大きな決断を下した。
私は、株式会社STPRに所属することを心に決めた。
そこには、私がずっと画面越しに憧れていた偉大な先輩たちがいた。
道を切り開き続けるすとぷり。
圧倒的な個性を放つAMPTAKxCOLORS。
鋭い牙を持つ騎士A。
そして、新進気鋭のめておらや、すにすて。
そんな最強の表現者たちの、一番最年した後輩として、私はプロの世界へ飛び込む覚悟を決めたのだ。
「お兄ちゃん、私、STPRに入る。もっと、大きくなりたい」
リビングでそう宣言した私に、真白は驚くこともなく、ただ優しく微笑んで「うん、応援するよ」と言ってくれた。
そして私は、もう一つの決断を実行に移した。通っていた高校を中退したのだ。
学校という窮屈な箱の中で、これ以上愛想笑いを浮かべ、強がって心をすり減らす必要はもうない。
「りんね」としての活動に、私の全ての時間を注ぎ込むための前向きな選択だった。
だけど、高校の勉強まで諦めたわけじゃない。
「学歴は持っておいて損はないからね」と言う真白の提案で、私は自宅で勉強を続けることにした。
幸い、お兄ちゃんは昔から驚くほど頭が良かった。
私のために進学を諦めてバイトに奔走してくれたけれど、本来なら有名な大学にだって行けたはずの秀才だ。
「ほら恋白、ここの数式の解き方、さっきと違ってるぞ」
「うぅ……真白先生、教えるのスパルタすぎるよ……」
「これくらいできないと、STPRの先輩たちに頭脳戦で負けるよー?」
昼間はリビングのローテーブルに教科書を広げ、お兄ちゃんにマンツーマンで勉強を教えてもらう。
それは、学校の退屈な授業よりもずっと楽しくて、私の心を穏やかに満たしてくれた。
そして夜になれば、私は「りんね」の仮面を被り、STPRの後輩として世界に歌声を響かせる。
教室での歪んだ二重生活は終わった。
これからは、作った答えなんかじゃない。
お兄ちゃんに支えられ、偉大な先輩たちの背中を追いかけながら、私は「七五三掛恋白」の本当の言葉を、歌に変えて世界へと証明していくんだ。