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第七話 目覚める記憶
おんりーチャンがやっと・・・!!!
**第七話 目覚める記憶**
夜。
王都の宿。
🍌「……」
おんりーは眠れずにいた。
窓の外を見る。
静かな夜だった。
なのに。
胸の奥がざわつく。
昼間に見た映像。
石碑。
謎の記憶。
全部が頭から離れない。
🍌「任せろ……か」
無意識に呟く。
自分の声なのに。
どこか違和感があった。
すると。
突然。
頭に激痛が走る。
🍌「っ!」
視界が揺れる。
知らないはずの景色。
知らないはずの声。
知らないはずの仲間。
なのに。
全部知っている気がした。
**翌朝**
🐰「おはよー!」
⛄️「おはよー!」
🦍「朝だぞー!」
🍆「朝から元気だね!」
🍌「……」
🐷「顔色悪いな」
🍌「少し寝不足だ」
🐰「大丈夫?」
🍌「大丈夫」
嘘だった。
全然大丈夫じゃない。
朝食中も。
依頼を探していても。
頭の奥で、
誰かの声が響いている。
『🍌!』
🍌「……」
『助かった!』
🍌「……」
『次も頼む!』
その声は。
なぜか懐かしかった。
**その日の依頼**
討伐対象は魔物の群れ。
難易度はBランク。
🦍「よし行くぞ!」
🍆「怪我しないようにね!」
⛄️「はーい!」
🐰「頑張ろー!」
🐷「俺は帰りたい」
誰も聞いていなかった。
戦闘開始。
魔物たちが襲い掛かる。
🦍「おおおお!!」
勇者の剣が唸る。
⛄️「えいっ!」
氷の矢が飛ぶ。
🍆「回復は任せて!」
順調だった。
しかし。
一匹の魔物が木の陰から飛び出した。
一直線。
向かったのは。
🐰きなこ。
🍆「きなこ!」
⛄️「危ない!」
だが。
誰よりも早く身体が動いた人物がいた。
🍌「っ!」
瞬間移動。
気づけば。
きなこの前に立っていた。
ザシュッ!!
魔物が真っ二つになる。
静寂。
🐰「おんりー?」
🍌「……」
その瞬間だった。
ドクン。
大きく心臓が鳴る。
景色が変わる。
**前世**
魔王軍との戦闘。
弓を構える自分。
その前で笑う勇者。
🐰『おんりー!』
🍌『なんだ!』
🐰『援護お願い!』
🍌『任せろ!』
放った矢が敵を貫く。
🐰『助かった!』
🍌『気にするな』
何度も。
何度も。
何度も。
共に戦った。
共に笑った。
共に旅をした。
そして。
最後。
魔王城。
消えていく勇者。
🐰『みんななら大丈夫』
🍌『待て』
🐰『ごめんね』
🍌『待て』
🐰『ありがとう』
🍌『待て……!』
消えていく。
消えていく。
勇者が。
きなこが。
**現在**
🍌「……っ!」
膝をつく。
🐰「おんりー!?」
🍆「大丈夫!?」
🦍「どうした!?」
声が聞こえない。
全部思い出した
全部。
全部。
全部。
🍌「……きなこ」
🐰「!」
初めてだった。
どこか違う呼び方。
違う声。
違う響き。
🍌「きなこ」
🐰「……」
🍌「本当に」
震える声。
🍌「きなこなのか」
🐰「……うん」
否定できなかった。
🍌「そうか」
静かな返事。
そして。
🍌「会えた」
その一言だった。
🐰「!」
胸の奥に溜め込んでいたものが揺れる。
🍌「やっと会えた」
🐰「おんりー……」
🍌「探してた」
🐰「……」
🍌「ずっと」
前世の記憶。
失った仲間。
守れなかった勇者。
全部を思い出した。
🍌「なんで教えなかった」
🐰「だって……」
🍌「馬鹿か」
🐰「ごめん」
🍌「謝るな」
そして。
🍌「帰ってきてくれてよかった」
🐰「!」
耐えられなかった。
🐰「……うん」
前世から初めて。
きなこの目から涙が零れた。
🍌「泣くな」
🐰「無理」
🍌「そうか」
少しだけ。
おんりーは笑った。
その様子を見ていた仲間たちは。
意味が分からなかった。
🦍「何があった?」
🍆「知り合いだったの?」
⛄️「え?」
🐰と🍌は顔を見合わせる。
そして。
🍌「まだ言うな」
小さな声。
🐰「うん」
まだみんなは思い出していない。
だから。
今は二人だけの秘密。
少し離れた場所。
🐷「二人目か」
MENは静かに呟いた。
🐷(あと三人)
約束の続きを知る仲間が、
また一人増えた。
そして遥か遠く。
闇の中。
「勇者」
赤い瞳が細くなる。
「見つけたぞ」
魔王の残滓が。
ゆっくりと目を覚まし始めていた。
魔王・・・!!の残「」なんて読むんでしょう。誰かわかりません??
この字だけわからず引っ張ってきたのですが笑
魔王の言う勇者はどっちなのでしょうか